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煌めく太陽 満ちる月
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パーティーが終わり、漸く2人だけの時間だ。
朔也は意を決して、それでも不自然にならぬよう陽に伝える。
『陽は今日、お兄さんになったから』
風呂とトイレは1人で頑張ろう。
脳内リハーサルは数えきれないほどに繰り返していたが、少々声が裏返る。
やっと切り出すことができた。そして、1つ大人になったのだからと言う大義名分がある。これであれば、陽も首を縦に振ってくれるはずだ。少し寂しくとも、今の段階で朔也に襲われるよりはいいはずだ。
それなのに
『さくや おしっこ』
陽は、まるで何も聞いていなかったかのように、いつもと同じように朔也を誘う。色んな意味で誘う。
朔也の手を取り、トイレに向かおうとする陽に
『1人で行っておいで』
もう一度伝えてみるが、陽からの答えも同じだ。
『さくや おしっこ』
朔也だけでなく、周囲との意志疎通を図ることはできるようになっていた陽が、今の一連のやり取りを理解していないとは考えにくい。
これまでも、朔也が言ったことを理解できないことは、ほとんどなかったのだから。
それなのに、なぜ。朔也の言っていることをなかったことにでもするつもりなのだろうか。
考えて動けない朔也の腕を尚も引っ張る陽の細腕に負けて、結局トイレのドアの前まで来てしまった。
『あー 陽。俺はここで待ってるから』
個室の中には入らず、ドアの前で待つことを伝える。それなのに、まただ。
『さくや おしっこ』
朔也の腕を引っ張り、個室にまで連れ込まれる。
これまで表の仕事でも裏の仕事でも状況判断が遅れたことなどなかった。遅れれば命取りになることすらあるのだから。でも今は、どう動けばいいのか判断がつかない。無自覚な陽のペースに乗せられ、結局、目の前で陽が下衣を下ろしている。
程なく始まった、いつもと同じ放尿ショーに今もまた興奮させられるのは朔也だ。
生え掛けの薄い下生えと薄桃色の亀頭が、艶かしい。そこからショロショロと音を立てて落ちる琥珀色の液体。見てはいけない、見るべきではないと思いつつ目を奪われる。
精通を迎えてからこっち、少しずつ子供っぽさが抜けてきている陽。
まさか朔也を翻弄するために、態とトイレや風呂に誘っているのではとすら感じる。
実際には、そんなことはあり得ないのだが、実は陽の掌で転がされているのは自分なのではないだろうかと、本気で考えてしまうことのある朔也だった。
陽のことはとても大切だ。何ものにも替え難いほどに大切だ。
しかし、最近になって汚してしまいたい儚げな色気を放つようになった。
やはり朔也の忍耐よりも、陽が朔也を受け入れられるようになることを考えるべき時に来ているのだと、ご都合主義の朔也の脳内は考えはじめる。
もちろん身体だけではない。陽の心が朔也の想いを受け入れてくれるように。
洗脳
そんな言葉が朔也の脳裏を掠める。でも、それでは寂しいと思っているのも本当だ。
朔也は意を決して、それでも不自然にならぬよう陽に伝える。
『陽は今日、お兄さんになったから』
風呂とトイレは1人で頑張ろう。
脳内リハーサルは数えきれないほどに繰り返していたが、少々声が裏返る。
やっと切り出すことができた。そして、1つ大人になったのだからと言う大義名分がある。これであれば、陽も首を縦に振ってくれるはずだ。少し寂しくとも、今の段階で朔也に襲われるよりはいいはずだ。
それなのに
『さくや おしっこ』
陽は、まるで何も聞いていなかったかのように、いつもと同じように朔也を誘う。色んな意味で誘う。
朔也の手を取り、トイレに向かおうとする陽に
『1人で行っておいで』
もう一度伝えてみるが、陽からの答えも同じだ。
『さくや おしっこ』
朔也だけでなく、周囲との意志疎通を図ることはできるようになっていた陽が、今の一連のやり取りを理解していないとは考えにくい。
これまでも、朔也が言ったことを理解できないことは、ほとんどなかったのだから。
それなのに、なぜ。朔也の言っていることをなかったことにでもするつもりなのだろうか。
考えて動けない朔也の腕を尚も引っ張る陽の細腕に負けて、結局トイレのドアの前まで来てしまった。
『あー 陽。俺はここで待ってるから』
個室の中には入らず、ドアの前で待つことを伝える。それなのに、まただ。
『さくや おしっこ』
朔也の腕を引っ張り、個室にまで連れ込まれる。
これまで表の仕事でも裏の仕事でも状況判断が遅れたことなどなかった。遅れれば命取りになることすらあるのだから。でも今は、どう動けばいいのか判断がつかない。無自覚な陽のペースに乗せられ、結局、目の前で陽が下衣を下ろしている。
程なく始まった、いつもと同じ放尿ショーに今もまた興奮させられるのは朔也だ。
生え掛けの薄い下生えと薄桃色の亀頭が、艶かしい。そこからショロショロと音を立てて落ちる琥珀色の液体。見てはいけない、見るべきではないと思いつつ目を奪われる。
精通を迎えてからこっち、少しずつ子供っぽさが抜けてきている陽。
まさか朔也を翻弄するために、態とトイレや風呂に誘っているのではとすら感じる。
実際には、そんなことはあり得ないのだが、実は陽の掌で転がされているのは自分なのではないだろうかと、本気で考えてしまうことのある朔也だった。
陽のことはとても大切だ。何ものにも替え難いほどに大切だ。
しかし、最近になって汚してしまいたい儚げな色気を放つようになった。
やはり朔也の忍耐よりも、陽が朔也を受け入れられるようになることを考えるべき時に来ているのだと、ご都合主義の朔也の脳内は考えはじめる。
もちろん身体だけではない。陽の心が朔也の想いを受け入れてくれるように。
洗脳
そんな言葉が朔也の脳裏を掠める。でも、それでは寂しいと思っているのも本当だ。
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