さぁもん100

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夏休みに入ったということで、僕は友達とご飯を食べに行くことになった。気分が高まったということもあり、友達がこんなことをいいはじめた。
「夏といったら怖い話だよな!」
俺は心霊系とか特に信じたことは無いからその話に乗った。
「俺の家の近くの道路あるじゃん?そこでは昔交通事故で亡くなった女性の霊が出るんだってさ。片脚がもげていたらしいからだいぶ悲惨だったんだろうな。今でも自分の足を探してるらしい…。」
「んなまさか、どうやって1本足で探し回ってんだよ。」
「そりゃあお前、杖とか使って?やるんじゃねぇの?」
「どこから杖出てきたんだよ笑」
俺は最初は冗談だと笑っていた。
 友人とのご飯も終わり、辺りが暗くなってきたところで俺は帰ることにした。その帰り道、いつもは通らないその霊が出る道路を通ってみた。バイクで走ってるから事故りたくないな~とか思ってた。しばらく走っていたが特に異変は起きることは無かった。アイツ何かと勘違いしたのかな、と思った時だった。道路の横側からいきなり女が出てきた。しかも這いずりながら。あまりにもいきなりだったから、倒れそうになった。走るのやめ、その女の様子を見て見たんだ。何か呟いてた。
「…ぁ、…し」
よく聞き取れなかったが、急に鳥肌が立った。バイクのエンジンを入れ直し、走り出そうとした時
「私の脚いぃぃ!!!!」
と急に奇声を上げ、物凄い速さで襲いかかってきた。
「殺される!」
それから俺は死ぬ気でバイクを走らせた。それでもアイツは着いてきた。スピードを上げても、追いついてくる。しかし、その姿はどんどん遠ざかっていく。あの女は諦めたのか、もう姿は見えなかった。俺は友達が言っていたことを素直に守ればよかった、と後悔した。だが、俺は曲がり道に気づかず、曲がるのを遅れてしまった。バイクは倒れ、俺は地面に打ち付けられた。痛いと言うより、身体がとても重かった。目の前には、あの女が居た。気持ち悪く微笑んでいた。恐怖のあまり、俺は気絶してしまった。
次に目を覚ましたのは病院のベッドだった。バイクの下敷きになって倒れているところを、近所の方が通報して下さったらしい。それが唯一の幸いだった。俺はこの感謝を伝えに行かなければいけないと思い、ベッドから降りた。歩こうとした瞬間、俺は倒れた。
俺の右脚は、無かった。アイツに持っていかれたのか、事故で無くなったのか、分からなかった。俺は絶望と後悔でいっぱいになった。
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