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第3章・血みどろの抗争編
第93話 死んだ筈の男①
俺は次の日、寵妃からスキルを奪う為に、真っ昼間っから、隠密と消音行動で、チムチ王宮に潜入していた。
王子宮にわざわざ愛人を住まわせているというのは、愛人の為に離れを作るわけにもいかなかったからだろうか。
息子と愛人を同じ建物内に住まわせてるとか、環境が悪いにも程があるな。
俺なら絶対お断りだし、思春期の子どもがいるにもかかわらず、堂々と愛人を囲う父親と仲良く出来る気もしない。
この国の男性は9割が同性愛者だから、父親が本当に愛している相手と、一緒にいられたほうがいいと思っているのだろうか?
アスタロト王子の様子を見ている限り、愛人を囲っている父親に反発している様子はないし、むしろ懐いているように見えた。
アスタロト王子も、いずれは世継ぎの為に女性と結婚して、男性の寵妃を持つつもりなのかも知れない。だから気にしないんだろうか。
俺は白けた表情をしていた王妃殿下を思い出していた。王族としての権力こそあるものの、お飾りの、子を産む為だけの妻の立場。
自分を愛さない、同性愛者と分かりきっている夫。まだアプリティオの方が、愛はなくてもお互い自由に恋人を作れるという分、楽かも知れなかった。
だってほとんどが同性愛者のこの国の男性の中で、王妃殿下を愛してくれる人がいるとも思えない。
アスタロト王子は自分の母親のことをどう思っているのだろう?産みの親だから大事に思ってはいるのだろうけど、パーティーの最中も一切会話をする様子がなかった。
アシルさんがチムチを最も妻子を置くのに安全な国だと言っていたのは、治安の問題だけじゃなく、女性に興味のある男性がほとんどいないっていうこともあるのかもしれなかった。
この国の女性たちはどう暮らしているのだろう?この国の男性と結婚するとなると、愛のない結婚しかない。
だけど女性の方が少し割合が少ないとはいえ、結構な人数がいるのに。それとも長年こういう国だから、それを当たり前として、男性に愛を求めないのだろうか?
人口は多いのだから、子どもはたくさん産まれているわけだ。
同性愛者でも、性欲が相手に対してわかないってだけで、男性は身体構造的に異性と子どもを作ることも出来るし、実際そういう風に女性と暮らしている同性愛者の男性も、前世でもたくさんいた。
結婚と恋愛は別として、愛や性生活よりも生活水準を優先する女性も多かった。
この国は今まで見た国と比べるととても裕福で生活水準が高い。それがあるなら別に愛されなくても気にしないのだろうか。
アプリティオとはまた違った意味で、とても不思議な国だと思った。
警備の兵士は定期的に巡回してたけど、寵妃の部屋の前には警備の兵士はいなかった。聞いていたとおりだ。
寵妃が嫌がって人払いしたことで、寵妃の部屋には使用人すらいない。必要な時に呼ぶだけだ。
姿を見られなければ侵入だけなら容易だった。問題はここからどうスキルを奪うかだ。俺は慎重に部屋の中と寵妃の様子を窓の外から伺った。
チムチの寵妃は俺が想像してたのとは大分違っていた。
アダムさんやカールさんみたく、マネキンみたいなキレイな顔と体をしてるんだとばかり思ってた。
確かにかなりハンサムな人だった。
けど、髭面で、ゴツくて、胸毛もあって、筋骨隆々の、男性以外の何かに見えない見た目。
──なのに。
女物のドレスを着せられていた。
男性にまったく興味のない人だとアダムさんたちが言っていたから、これが本人が望んでしている格好だとは思えない。
恐らく国王の趣味なのだろう。
さすがに髭とかまでは本人が拒絶したのかも知れないけど、無理やり女性扱いされ、女装までさせられている。
俺は男性の体で生まれてしまい、性転換手術をしたイトコがいる関係で、自分が認識している性別と違う服装を無理やり着せられる苦痛というものが、なんとなく想像出来てしまう。
無理やり寵妃にした挙げ句、こんな格好を強いるチムチ国王に、俺はめちゃくちゃ腹がたった。
今は王族と表立って事を構える事が出来ないけど、いつか必ず助けます。俺は心の中でそう呼びかけた。
寵妃の部屋の扉がノックされる。寵妃の部屋には侍女も何もいなかったので、寵妃が直接扉を開けた。
外は常に警備の兵士が徘徊しているから、別に危なくないということなのだろう。
「──アスタロト王子。」
訪ねて来たのはアスタロト王子だった。
「……相談があるんだけど、ちょっといいかな?」
何やら珍しく深刻そうな表情をしている。
「構いませんよ、どうぞ。」
寵妃は見た目に似合った低くて艶のある、声をはってるわけでもないのによく通る声をしていた。
一瞬女物の服装を着せられていることを忘れるくらいの、堂々とした男らしい印象だった。
どんな服装をさせられようと、矜持を忘れない。そんな人だと感じた。
寵妃の部屋にはテーブルと椅子があるんだけど、それは1人分しかない。アスタロト王子は慣れた様子で寵妃のベッドの上にあぐらをかいて、寵妃がその横に腰掛けた。
「珍しいですね。
そんな顔をして私に相談とは。」
「まあ……、ちょっとな。
イエルにしか答えらんねえことだと思ってさ。」
「私にだけ……ですか?」
寵妃の名前はイエルさんと言うのか。あまり聞いたことがないけど、これもドイツ人の名前なのだろう。
「俺さ……。
好きな奴が出来てさ。」
俺は思わずギクッとして消音行動を使っているにも関わらず、息を潜めた。
「でも、よその国の奴なんだ。
旅行者で、いずれこの国からいなくなっちまう。
その前になんとしてでもモノにして引き止めたいんだけど、ソイツ、男に興味ないらしくってさ……。」
やっぱりまだ諦めてなかったか。俺は変な汗をかいた。
「王子が旅行者に誘惑のスキルを使ったことは聞き及んでいましたが……。
その方が、その……?」
「……一目惚れだったんだ。
こんなこと初めてで、何でか、あいつだけは特別なんだ。
ずっと一緒にいたくてたまらない。
俺は王子だから、寵妃にするなら、外国人相手でも、モノにさえしちまえば、この国の法律があいつを逃さない。
けど、男が好きじゃない可能性を考えてなかったんだ。
イエルも父上の寵妃になる前、男に興味なかったんだろ?今はどうなんだ?
少しくらいは、父上のこと、好きになれたりしてんのか?」
イエルさんは真剣な面持ちでアスタロト王子を見つめた。
「……いいえ王子。
私は国王様を愛してなどいません。
王子や国王様が女性を愛せないように、女性を愛する男が男性を愛せるようになることはありません。
まったくないとは言いませんが、とてもまれなことでしょう。
脳の構造の問題ですから、人として好きになれても、性欲がわかないものはどうしようもありません。
それでも体の関係を持とうとしたら、国王様が私にそうしているように、アスタロト王子も毎晩その方に誘惑のスキルを使用して無理やりその気にさせることになりましょう。
ですが、そうして体を重ねれば重ねる程、その方はアスタロト王子の事を嫌いになるでしょうね。」
「──いやだ!!
それは……困る。
……好きなんだ。」
絞りだすみたいにアスタロト王子が言う。
「あいつと一緒にいるだけで、嬉しくて楽しくてたまらないのに、あいつが笑ってくれなくなるのは嫌だ。」
「……ならば諦めることです。
私は先代の国王様にこの世界に呼ばれました。私を生かす為に今の国王様が寵妃にして下さらなかったら、魔族の国に向かわされた仲間たちと同様に、私も命を落としていたでしょう。
命を救って下さったことには、感謝しています。
ですが、それと愛情は別のものです。」
「どうにもなんねーのか……?」
「ええ。」
「そうか……。」
アスタロト王子は目線を落としてうなだれた。俺も窓に背を向けながら、目線を落としてそれを聞いていた。
だから気付かなかったのだ。アスタロト王子が窓の方に近付いて、突然窓を開けたことに。
突如背中に衝撃を受けて、俺の隠密がとける。目を見開いて俺を見るアスタロト王子。その時イエルさんの部屋の扉が叩かれた。
「──イエルや。私だ。」
「まずい、父上だ。
2人っきりでイエルといると、息子の俺でもヤキモチ焼いて、後で大変なんだ。
……このまま逃げるぞ!」
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息子と愛人を同じ建物内に住まわせてるとか、環境が悪いにも程があるな。
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アスタロト王子も、いずれは世継ぎの為に女性と結婚して、男性の寵妃を持つつもりなのかも知れない。だから気にしないんだろうか。
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自分を愛さない、同性愛者と分かりきっている夫。まだアプリティオの方が、愛はなくてもお互い自由に恋人を作れるという分、楽かも知れなかった。
だってほとんどが同性愛者のこの国の男性の中で、王妃殿下を愛してくれる人がいるとも思えない。
アスタロト王子は自分の母親のことをどう思っているのだろう?産みの親だから大事に思ってはいるのだろうけど、パーティーの最中も一切会話をする様子がなかった。
アシルさんがチムチを最も妻子を置くのに安全な国だと言っていたのは、治安の問題だけじゃなく、女性に興味のある男性がほとんどいないっていうこともあるのかもしれなかった。
この国の女性たちはどう暮らしているのだろう?この国の男性と結婚するとなると、愛のない結婚しかない。
だけど女性の方が少し割合が少ないとはいえ、結構な人数がいるのに。それとも長年こういう国だから、それを当たり前として、男性に愛を求めないのだろうか?
人口は多いのだから、子どもはたくさん産まれているわけだ。
同性愛者でも、性欲が相手に対してわかないってだけで、男性は身体構造的に異性と子どもを作ることも出来るし、実際そういう風に女性と暮らしている同性愛者の男性も、前世でもたくさんいた。
結婚と恋愛は別として、愛や性生活よりも生活水準を優先する女性も多かった。
この国は今まで見た国と比べるととても裕福で生活水準が高い。それがあるなら別に愛されなくても気にしないのだろうか。
アプリティオとはまた違った意味で、とても不思議な国だと思った。
警備の兵士は定期的に巡回してたけど、寵妃の部屋の前には警備の兵士はいなかった。聞いていたとおりだ。
寵妃が嫌がって人払いしたことで、寵妃の部屋には使用人すらいない。必要な時に呼ぶだけだ。
姿を見られなければ侵入だけなら容易だった。問題はここからどうスキルを奪うかだ。俺は慎重に部屋の中と寵妃の様子を窓の外から伺った。
チムチの寵妃は俺が想像してたのとは大分違っていた。
アダムさんやカールさんみたく、マネキンみたいなキレイな顔と体をしてるんだとばかり思ってた。
確かにかなりハンサムな人だった。
けど、髭面で、ゴツくて、胸毛もあって、筋骨隆々の、男性以外の何かに見えない見た目。
──なのに。
女物のドレスを着せられていた。
男性にまったく興味のない人だとアダムさんたちが言っていたから、これが本人が望んでしている格好だとは思えない。
恐らく国王の趣味なのだろう。
さすがに髭とかまでは本人が拒絶したのかも知れないけど、無理やり女性扱いされ、女装までさせられている。
俺は男性の体で生まれてしまい、性転換手術をしたイトコがいる関係で、自分が認識している性別と違う服装を無理やり着せられる苦痛というものが、なんとなく想像出来てしまう。
無理やり寵妃にした挙げ句、こんな格好を強いるチムチ国王に、俺はめちゃくちゃ腹がたった。
今は王族と表立って事を構える事が出来ないけど、いつか必ず助けます。俺は心の中でそう呼びかけた。
寵妃の部屋の扉がノックされる。寵妃の部屋には侍女も何もいなかったので、寵妃が直接扉を開けた。
外は常に警備の兵士が徘徊しているから、別に危なくないということなのだろう。
「──アスタロト王子。」
訪ねて来たのはアスタロト王子だった。
「……相談があるんだけど、ちょっといいかな?」
何やら珍しく深刻そうな表情をしている。
「構いませんよ、どうぞ。」
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どんな服装をさせられようと、矜持を忘れない。そんな人だと感じた。
寵妃の部屋にはテーブルと椅子があるんだけど、それは1人分しかない。アスタロト王子は慣れた様子で寵妃のベッドの上にあぐらをかいて、寵妃がその横に腰掛けた。
「珍しいですね。
そんな顔をして私に相談とは。」
「まあ……、ちょっとな。
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「私にだけ……ですか?」
寵妃の名前はイエルさんと言うのか。あまり聞いたことがないけど、これもドイツ人の名前なのだろう。
「俺さ……。
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イエルさんは真剣な面持ちでアスタロト王子を見つめた。
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王子や国王様が女性を愛せないように、女性を愛する男が男性を愛せるようになることはありません。
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脳の構造の問題ですから、人として好きになれても、性欲がわかないものはどうしようもありません。
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ですが、そうして体を重ねれば重ねる程、その方はアスタロト王子の事を嫌いになるでしょうね。」
「──いやだ!!
それは……困る。
……好きなんだ。」
絞りだすみたいにアスタロト王子が言う。
「あいつと一緒にいるだけで、嬉しくて楽しくてたまらないのに、あいつが笑ってくれなくなるのは嫌だ。」
「……ならば諦めることです。
私は先代の国王様にこの世界に呼ばれました。私を生かす為に今の国王様が寵妃にして下さらなかったら、魔族の国に向かわされた仲間たちと同様に、私も命を落としていたでしょう。
命を救って下さったことには、感謝しています。
ですが、それと愛情は別のものです。」
「どうにもなんねーのか……?」
「ええ。」
「そうか……。」
アスタロト王子は目線を落としてうなだれた。俺も窓に背を向けながら、目線を落としてそれを聞いていた。
だから気付かなかったのだ。アスタロト王子が窓の方に近付いて、突然窓を開けたことに。
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