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夜鷹編

アイン調教日記その19 #24

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 監禁生活からの卒業をかけた試験が始まる。おじさんとセックスして、アインちゃんが快楽に溺れなければ合格となり、晴れて自由の身となる。


 おじさんは早くもすっぽんぽんになっている。息子は先の展開を想像してマックス状態だが、恥じることは何もない。


 アインちゃんをベッドルームに下ろすと、まずはその場に立たせる。セックスの基本は、視姦である。


「あー、アインちゃん可愛い。メイド服が似合ってるなぁ」

「うっ、うぅ……褒めすぎ……っ、でもありがとう……」


 白と黒色の夏用メイド服は、コスプレチックなデザインだ。スカートは膝上と短くなっている。裾にも白いフリルが縫い付けられており、上品な可愛さがある。


 そんなミニスカートと黒のオーバーニーソックスのあいだには、白くむっちりした生足がある。


 絶対領域……これに惹かれる男は多い。もちろん、おじさんもその一人だ。ニーソの締め付けにより、ちょんと肉が乗っているのもエロい。


「まず、スカートをたくし上げてくれる?」

「っっ、これでいい……?」


 頬を染め、顔を背けたアインちゃんは、スカートの両端をちょんと摘んで、軽くたくし上げる。黒のおパンティが顕になり、白のむっちり太ももとの合わせ技により、おじさんの理性は死んだ。


 おじさんはひざまずく。両足に正面から抱きついて、ミニスカートに頭を突っ込み、おパンティに顔を埋める。あとは狂ったように匂いを嗅ぐ。


「ふー、はー、ふー、はぁっ!」

「ちょ、ちょっと嗅ぎすぎ。臭くないの?」

「汗とほんのりおしっこの匂いが混ざり合って、とってもいい匂いだよ。メスのフェロモンにおじさんやられちゃったよ」


 喋っているあいだも顔を埋めることを止めない。離れたくない。


「ふーん? まぁ、あんたって変態だしね。下着を汚さないなら、もうちょっとくらい嗅がせてあげるわ」

「ありがとう! アインちゃん優しい。今だけ好き」

「ふふっ、何よそれ。変なの。何でもいいけど」


 無意識に告白してしまったが、アインちゃんは笑って流してくれた。これがとてもいい。いいオンナは、男をあしらうのが上手なのだ。高得点である。


「すぅぅ、はぁっ、すぅぅぅぅ、はぁぁっ」

「嗅ぎすぎでしょ。鼻息が当たってくすぐったいわ。飽きないの?」

「もうちょっと、もうちょっとだけ嗅がせて!」


 この行為は、飽きるか飽きないかの問題ではない。鼻が匂いに慣れてしまい、感じにくくなることが問題なのだ。だからこそ、長年の経験から編み出したどすけべ呼吸法が必要になってくる。


 吸うときは本能のままに。吐くときは、ふんっと早く鼻息を出す。粘膜に付着しているフェロモンを風で吹き飛ばし、また濃厚なメスの香りを楽しむことができる。これがおじさんには合っていた。


 それでも、匂いは薄れていく。鼻が完璧にアインちゃんのフェロモンに覆い尽くされ、慣れてしまったのだ。


「あら、もう終わり? 気が済んだなら、離れてよね」

「やだやだ。離れたくない!」

「ひゃっ、顔を擦り付けるの、止めてっ」


 ぐりんぐりんと顔を擦りつけて、甘えまくる。股ぐらの匂いと熱気。むちっとした太ももに挟まれているのだ。天国から出たがる人間など居るはずがない。


「あっ、子宮の感覚を戻すの忘れてた」

「えっ、ちょっと、待っ――」


 闇の感覚を使って、子宮の感覚を元に戻す。ぐりぐりと顔を擦りつけていると、アインちゃんの嬌声がスカート越しに聞こえる。


「んんっ、あっ、顔……っ……押し付けちゃ……ダメっ!」


 アインちゃんはたくし上げていたスカートから手を離し、頭を押さえつけてくる。むわっとした熱気をさらに感じてしまい、静止を振り切るように顔を擦り付ける。


「やめっ、んくっ、あぁっ、はぁっ、イ……イクっ!」


 おじさんは股ぐらに顔を擦りつけているだけだ。それで感じるアインちゃんが変態……というより、ぐりぐりしたせいで振動がポルチオに届いて絶頂を迎えてしまったらしい。


 痙攣する太ももとお尻を抱き締める。そこに顔を押し付けての三点支え。安心してアクメして欲しかった。


「ふっ、ふぅぅっ、はっ、はぁぁ……顔を押し付けられただけなのに……イっ、イかされちゃった……っ」

「アインちゃん可愛い。もっとイっていいよ」

「だっ、だめ……っ! 戻れなくっ、なるぅっ!」


 たった一度のポルイキでギブアップ宣言。別の意味でクソザコアインちゃんになってしまったが、おじさんは優しいので涙をのんで股ぐらから顔を離した。


「おパンティ濡れてきたね。脱がせてあげる」

「っっ、お願い……汚したく……ないもん……」


 おパンティを脱がせていくと、あそこを覆うクロッチ部分は、ねっちょりした愛液で濡れていた。このおパンティはアインちゃんのお気に入りなので、丁寧に畳んでから、シャドーデーモンに壁の隅まで運ばせた。


「アインちゃんのお股……きれいだなぁ」

「何度もっ、見たでしょ……顔を近づけないで……息が当たって……っっっ!」


 濡れている秘所を、ぺろんと舐め上げる。アインちゃんは突然の快楽に驚いて腰を浮かせるが、おじさんががっちりホールドしている……。


「あぁっ、舐め……っ、ダメぇ!」

「クンニは嫌いかい……れろんっ」

「うっく……好き……好きだからっ、ダメなのっ、あぁん!」

「否定するだけが理性じゃないんだよ。クンニが好きな自分を素直に受け入れて、最終的に溺れないくらいじゃないと合格にできないよ」

「うぅぅ……クンニ……好きっ! 舐められるのっ、気持ちいいもんっ! クリトリスがびりびりして……またすぐっ、はぁぁ! イック!」


 長い痙攣が続く。先ほどより強力な快感がアインちゃんの全身を駆け巡っているだろうが、そこを乗り越えて欲しい。だからおじさんは、絶頂の真っ最中の陰核をねちっこく舐め続ける……。


「はっ、はぁぁ……イったっ。イッたから……もう止め……っ」


 腰を引いて、両手でおじさんの頭を押してくるが、まだ離れるつもりはない。尻の肉を掴み上げ、左右に揺らして反撃だ。


「んぅぅっ! お尻っ、揺らしちゃ……あっ、ぁぁぁっ!」


 ポルチオとクリの同時責めで、すぐに達してしまうアインちゃん。情けない声をあげながら、本日最初の失禁アクメをしてしまう。


 おじさんは素早い動作で股ぐらから発生したスコールを避ける。足が少し濡れてしまったものの、プレイに支障はない。またすぐにクンニを再開する。


「失禁アクメ、可愛かったよ。お礼にもっと舐めてあげるよ」

「はっ、はぁぁ……んぅっ、ら……め……ぇ」


 執拗に舐め続けたのは、アインちゃんを堕とすためではない。おじさんだってご褒美が欲しい。クンニを続けた先の光景を見たかったのだ。


 股から止めどなく流れる愛液は、ほとんどが床に落ちてしまう。だが、粘度の高い愛液の一部は、股を伝って黒ニーソへと吸い込まれる。愛液をたっぷり吸って、ぐっしょり濡れた黒ニーソ。拝ませていただきました!


「……あぁ、アインちゃん。きれいだよ」


 今のおじさんの視界には、濡れ光る股ぐらと、絶対領域と、ぐっしょり黒ニーソしか映っていない。むせ返りそうなほど濃厚なメスの香りと熱に当てられ、最高に興奮していた。


「……アインちゃん、大丈夫? 意識トんでない?」

「はぁぁ、はぁぁ……はっ、ひゅぅ……ふぅぅ」


 意識が飛びかけているアインちゃんを支えながら、落ち着かせる。確実に合格させるための、ちょっとした休息だ。


「……止めてって言ったのにっ。溺れるかと思ったわよ……っ!」

「ごめんよ。でも戻って来れたじゃないか。偉いよアインちゃん」

「と、当然でしょ。これくらい……なんとも……ないわっ!」


 少し怪しいが、アインちゃんは自分の足で立てるようになった。たった30分程度のクンニでとろけきった表情してしまっているわけだが、本当に大丈夫なのだろうか……。


「これから手マン・乳首責め・キスとかするつもりなんだけど、溺れずに済みそう?」

「む、ムリムリムリ! 絶対逆戻りしちゃう……っ」

「諦めちゃダメだよ。もうちょっと頑張れない?」

「絶対、ムリ! あんたのクンニ気持ちよすぎるの……っ。久々だから余計に感じちゃって……今もじんじんしてて……少しでもどこか触られたら、一分持たないぃっ!」


 これからまたいつものようにねちっこい前戯をするつもりだったのに、速攻でギブアップ宣言されてしまった。予定を変更だ……。


「こうなったら、アインちゃんが主導でやるしかないね。自由になりたいよね?」


 背けていた顔をぐっと掴んで、正面を向かせる。瞳を覗き込むように語りかけると、アインちゃんは弱々しく頷いた……。
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