クラスごと異世界転移して好きな女の子と一緒に別行動していたら魔王に遭遇したんですけど...

がいとう

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第2章 やっぱり俺の仲間が優秀なんですけど…

3話 重い女

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「俺のせいでこんな事になって悪かったな。」

 俺は自分の身に何があったのか包み隠さずに話して、自分のせいでこんな事になってしまった事を謝罪した。
 俺の独断で皆を危険に巻き込んでしまったのは許されるような事ではないだろう。
 俺は頭を下げながら深く反省した。

「フーマくんが謝る事ないわ。あなたは正しいことをしてきたのだからもっと誇るべきよ!」
「そうですね。私もフーマさんがやった事は素晴らしい事だと思います!」
「まあ、一人で突っ走りすぎな気もするがの。」
「返す言葉もありません。」
「そうね。フーマくんが一人で戦ってる間、私は何も出来なかった事が凄く悔しいわ。ここからは私達もフーマくんと一緒に戦うわね!」

 舞がそう言って俺に微笑みを向けてくれた。
 この人のこういうところが俺は好きなんだなと思った。
 本当にこの人達と行動を共に出来て幸福に感じる。
 俺は3人に心から感謝した。


 因みに、転移魔法を俺が使える事も今回ミレイユさんに話した。
 ミレイユさんがサピなんたらのメンバーじゃない事はもう分かってるし、彼女とは数日の付き合いだが結構信頼している。
 そんな彼女になら話しても問題無いと思った為だ。

「しかし、ゴブリンキングを倒すとはお主も中々頑張ったの。」
「ああ、ミレンの特訓のお陰だな。正直あれがなかったらファイアーボールが打てなくなった時点で負けてたと思う。」
「ふふん。妾に感謝すると良いぞ。」
「ああ、そうだな。本当に感謝してるぞ。」
「うむ。苦しゅうない。」

 ローズがそう言って胸を張る。
 これでもかというくらいドヤ顔だ。
 このまま一緒に外に出たら「妾の弟子がゴブリンキングを倒したんじゃ!」とでも自慢して回りそうなくらい誇らしげにしている。

「それにしても、フーマさんは希少な転移魔法が使える上に呪術への耐性まであったんですね。」
「そうだな。転移魔法は才能があったからステータスポイントを使って何とか覚えられたんだ。耐性の方はミレンに言われるまで気づかなかったが、体質みたいなもんだな。」
「それにしても凄いです!」
「黙ってて悪かったな。」
「いえ、冒険者なら奥の手の一つや二つ持っていますからね。全然構いませんよ。」
「ありがとな。」

 ミレイユさんのウサミミがピコピコと揺れている。
 どうやら俺が黙っていた事は本当に気にしていないらしい。
 冒険者ギルドでステータスカードを提示するのは初回登録時とランクアップの時のみで、必ずしも新たに魔法やスキルを覚える度に報告する必要はないそうだ。

「ところでマイム。そろそろ離してくれないか?」
「イヤよ。離したらフーマくん何処かに行っちゃうもの。」

 舞はさっきからこの調子で俺の右腕を掴んだまま離さない。
 流石に風呂の時と着替えの時は離してくれたがドアの前にずっと座っていた。

 因みに舞が掴んでいない方の左腕の骨折はミレイユさんが回復魔法で直してくれたが、完璧には治していない。
 何でも、回復魔法で全回復させるよりも自己治癒力で治した方が丈夫な体になるらしい。
 その為俺の体にはまだ傷が残っている。

「はぁ、そういえばシルビアさんの具合はどうなんだ?」

 俺がそう言ったら舞の腕が強くしまった。
 おやおや嫉妬かい?何て思ったのは一瞬で俺はあまりの痛みに悶絶する事になった。

「ちょ、マイムさん!?痛い!左腕がさっきようやく治ったのに今度は右腕まで折れちゃうから!」
「あら、ごめんなさいね。でも、フーマくんが悪いのよ?」

 舞がそう言ってにっこり笑う。
 怖い。怖すぎるよ。舞さん。

「これマイム。その辺りにしてやれ。重い女は嫌われるぞ?それに話も進まん。」
「もう、しょうがないわね。」

 舞はそう言って腕の力を弱めてくれた。
 あ、離してはくれないのね。
 まあ、柔らかい感触が最高だから良いんだけど。

「それであの獣人、シルビアと言ったかの。其奴は今別の部屋で寝ておる。妾が呪術を一部じゃが解いておいたから一先ずは安心のはずじゃ。」
「おお、そうだったのか。それにしてもローズはやっぱり呪術を解けたんだな。」
「うむ。あれは基本的に呪術を使える者にしか解けぬが、妾は魔力操作が得意じゃからの。それを応用すれば造作もないわい。」
「ミレンさんは凄いですよね!私、てっきりミレンさんは沢山のスキル持ってるのかと思っちゃいましたよ!」
「妾の今のレベルは41じゃ。そんな訳なかろうよ。」
「あはは、それもそうですね。」

 ああ、やっぱり嘘なのね。
 シルビアさんの呪術はローズも呪術を使えるから解けたって訳か。
 そういえばダルムも俺達にしか解けないって言ってたし、呪術を解くには呪術を使う必要があるのだろう。

「それにしても、今後はどうしたもんか。シルビアさんとアンさんを連れて引っ越すか?」
「うむ。そうしたい所なのじゃが、相手には有力貴族の者もおるのじゃろう?逃亡生活に病人二人は現実的ではないじゃろうな。それに、ここにはミレイユもおるしの。」

 そう言ってローズが隣に座っていたミレイユさんの元に行き、彼女の膝の上に座った。
 そうだよなぁ、お世話になっているミレイユさんを放っておくわけにもいかないし、ソレイドのダンジョンにあるというローズの魔封結晶も回収出来ていない。

 俺と舞は既にラングレシア王国にも追われている訳だし、これ以上敵を増やすのも得策じゃないか。
 うーむ、どうしたものか。
 そう思っていた所でミレイユさんから声がかかった。

「あの、その貴族の問題ですが、もしかすると何とかなるかもしれませんよ?」
「マジで?」



  ミレイユさんの提案した案は物凄く単純なものだった。
 その敵方の有力貴族が厄介なら、もっと偉い人に抑えてもらえば良いというものである。

「そうは言うが俺達にそんなに偉い人の知り合い何ていないぞ?」
「私達の知り合いに偉い人はいなくても、偉い人と仲良しのお友達ならいますよ?」
「え、誰?」
「ふふ、ボタンさんですよ。」
「ああー、ありそう。」

 確かにあの女狐もとい、美人女店主なら各国の有力者の弱みとか握ってそうだ。
 もう何百年も生きているのだからそのネットワークはかなりの範囲に広がってそうな気がする。

 というわけで、俺達は早速ボタンさんに協力を要請しに行く事になった。
 ローズが言うには既に家の周りに見張りがいるそうなので、今回は拘束薬の効果が既に切れた俺の転移魔法での移動となる。
 もちろんまだ起きないシルビアさんも連れて行くつもりだ。


 俺は出かける準備をしている間に大事な事を忘れている事に気がついて、ローズの部屋を尋ねた。

「なぁ、アンさんを先に確保しに行った方が良いんじゃないか?」
「いや、その必要はない。お主が風呂に入っておる間に、妾がミレイユに聞いた場所まで隠密系のスキルを駆使して様子を見て来たが無事じゃった。おそらくシルビアをおびき出すエサにするつもりなんじゃろうよ。」
「ん?シルビアさんの家をミレイユさんは知ってたのか?」
「うむ。行きつけのパン屋の店員だったからシルビアに見覚えがあったようじゃな。もう一人のアンとかいう店員の様子が気になると言ったのもミレイユじゃしの。」
「なるほどな。それで俺が事情を話す前に確認して来てくれたのか。それじゃあ下手に連れ出して警戒されない方がいいかもな。」
「うむ。まずは他の問題を片付けてからじゃな。」

 俺が話す前に懸念事項をローズが気を利かせて潰しておいてくれた様だ。
 流石魔王。物凄く頼りになる。

「そうだな。ところでローズ。」
「なんじゃ?」
「部屋汚くね?」
「いや、いつもは舞が片付けてくれるのじゃが、今日はその、色々と慌ただしくての。」

 この魔王は舞にいつも片付けをさせていたのか。
 俺の中でローズの信頼度が少し下がった。

「はぁ。手伝ってやるから、さっと片付けるぞ。」
「うむ。助かるのじゃ。」

 こうして俺とローズで軽く片付けをした後、全員で寝ているシルビアさんの元に集まって雲龍の店内に転移した。
 あそこいつも客いないし多分大丈夫なはず。



 _______________________________________________




 思ってた通りやっぱり客はいなかった。
 カウンターでお湯を沸かしていたボタンさんが急に俺達が現れた事に少し驚いた顔をしている。

「あらあらあら、皆はんお揃いで。今日はご飯を食べに来てくれたって訳やなさそうやねぇ。どうしたん?」
「はい。飯も食って行きたいんですが、頼みごとがあって来ました。宜しくお願いします。」

 俺は背負っていたシルビアさんを座敷に横にさせながらそう言って、舞に掴まれていない方の左手を差し出した。

「ええの?」

 ボタンさんが俺にのみ見えるように口パクでそう問いかけてくる。
 俺が無言で会釈するとボタンさんは俺の手を掴んだ。
 記憶を読み取れるボタンさんならこれで通じるだろう。
 この人はミレイユさんの友達らしいから記憶を読まれても悪い様にはならないはずだ。

「あらあらあら。何やら大変な事になってるみたいやなぁ。」
「はい。それでその貴族を抑えて欲しいんすけど。」
「ソレイドで幅を利かせ始めた貴族言うたら、レイズニウム公国のポートル家の者やろうなぁ。うちもその貴族がそこらをうろちょろしていて邪魔だったんよ。」
「それじゃあ、」
「ええよ。」
「え、マジで?」

 ボタンさんが即答してくれた。
 この人がこういう態度を取るというのは裏がありそうで怖い。
 ていうか、そろそろ俺の手を離してくれないかな。
 少しずつ俺の右腕が舞に絞められていってんだけど。

「但し、一つ条件を出してもええかなぁ?」
「条件?」
「フーマはんにはうちのお願いを一つ聞いて欲しいんよ。」
「ちょっと、フーマくんは怪我人なのよ!危ない事じゃないでしょうね!?」

 舞が俺を心配してかボタンさんにそう言った。
 心配してくれんのは嬉しいんだけど、俺の右手がミシミシいってるのに気づいて欲しい。

「別に危ない事やあらへん。うちをレイズニウム公国まで送って欲しいんよ。転移魔法使えるんやろ?」
「そんな事ですか。別にいいですよ。」
「そうね。それくらいなら構わないわ。」

 舞はどうやら納得してくれたようだ。
 ふぅ、これで貴族の問題はどうにかなったな。
 そう思っていたらボタンさんが俺の耳元に口を寄せて囁いて来た。

「うちのこと女狐思うてたなんて、心外やなぁフウマはん。うち、フウマはんとの旅行楽しみやわぁ。」

 そこまで言い切るとボタンさんは俺の耳にふーっと息を吹きかけて俺からぱっと離れた。
 俺はこそばゆさと恐怖で背筋が震えるのを感じた。
 なんであんな事言ったんだよ俺。
 後悔先に立たずとはよく言ったものだ。
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