クラスごと異世界転移して好きな女の子と一緒に別行動していたら魔王に遭遇したんですけど...

がいとう

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第3章 たまには勇者っぽいことしたいんですけど…

1話 ふにゃんふにゃん作戦

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畳張りの和風の部屋にて、唇に紅をさした一人の少女が上座に座る男に対し三つ指をついて頭を下げつつ口を開いた。

「分かりました父上。かんなぎとしての役目、見事果たしてみせましょう。」
「うむ。我が里の命運はお前の働きにかかっている。くれぐれもしくじるなよ。」
「心得ております。」
「そうか。下がって良いぞ。」
「はっ。失礼いたします。」

 父にして集落の頭首でもある男の部屋を後にした少女は、口紅を手の甲で拭いながら小さく声を漏らす。

「誰か、私を助けて。」

 彼女の願いはまだ誰にも届かない。



 _______________________________________________




「こんばんはフレンダさん。良い子にしてましたか?」


 アセイダルを倒して俺が怪我から復帰してから6日後の夜、ベッドに入った俺は自分の精神世界、最近白い世界と名付けたこの空間にやってきて椅子に鎖で縛られているフレンダさんに挨拶した。
 フレンダさんはそんな俺を呆れた顔で見ながら口を開く。

「貴方は私の事をペットか何かと勘違いしてはいませんか?」
「そんな事ないですよ。ほいっと。」

 俺はフレンダさんに巻かれていた鎖を外しながら彼女の問いかけに答えた。
 俺が不在の間は彼女に好き勝手されない様に鎖で縛っておくことにしたのだが、最初のうちは文句ばっかりで大変だった。
 やれ鎖が痛いだの、やれ縛り方がいやらしいだの、それはもう大変だった。
 俺は楽しんでなんかいないぞ。
 本当に大変だったのだ。

「ふぅ。この体勢だと身体が凝ってしまって仕方ありません。」
「フレンダさんが俺を殺そうとしなければ必要ないんですけどね。こうして毎日鎖を外しに来てるんですから我慢してください。」

 俺は伸びをしても全く胸の膨らみを確認できないフレンダさんを見ながらそう言った。
 最近気付いた事なのだが、この白い世界は寝る前にここに来るぞと思えば自由に出入り出来るようである。
 フレンダさんが言うには彼女が俺の世界に来た時に使った術の影響らしいが、その原因は定かではない。

「それで、今日は私にどの様な格好をさせるのですか?」
「ああ、今日はいいです。正直もう飽きました。」
「このクソ野郎!私を散々もてあそんどいてその言い草は何ですか!あんな際どい格好までさせられた私の身にもなってください!」

 フレンダさんが俺の襟を掴んでガクガク揺さぶりながら抗議の声を上げる。
 初めてこの世界に来た時からずっとそうなのだが、俺はこの世界では高校の制服をデフォルトで着ている。
 なんとなく勘でしかないのだが、この格好が俺にとって一番違和感がない格好だからなのだろう。
 なんせここは俺の精神世界な訳だし。

「だってもう着せたい服が思いつかないですし、最近のフレンダさんはコスプレさせられても満更でもないみたいじゃないですか。」
「そ、そんな事はありません!あの様な破廉恥な服着せられて喜ぶ訳が無いでしょう!」
「本心は?」
「今まで見たことも無いような服を着られて少しだけ嬉しいです。特にお姉様と同じ格好をさせてもらった時は最高でした。」
「ほれみろ。」
「また強制力を使いましたね!私が復活したら真っ先に貴方をぶち殺します!」
「はいはい。俺もこれ以上フレンダさんに恨まれない様に、早くローズの力を取り戻して助けに行ってあげますからもう少し我慢しててくださいね。」

 俺は何となくフレンダさんの格好を俺の学校のセーラー服に変えながら、オセロを取り出して学校の机の上に置いた。
 この世界では割となんでも俺の思い通りになるため、この程度お茶の子さいさいである。

「何ですかその投げやりな態度は!貴方はお姉様の奴隷なのですからもっとそれらしい態度を取りなさい!」

 そう言いながらも椅子を引いて俺の向かいに座るフレンダさん。
 何もないこの空間に一人寂しくいるのは中々退屈なのだろう。
 俺がここに来るとちょっぴり嬉しそうな顔するし。

「分かりましたよ。それで、先攻後攻どっちが良いですか?」
「それでは今回は先攻にします。私の長時間の演算結果では先攻の方が有利だと分かりましたからね。」
「そうですか。今度こそ勝てたら良いですね。」
「ふん!そんな余裕な態度でいられるのも今のうちです。貴方が泣いて再選を要求してくるのが楽しみですね!」
「はいはい。ほら、先手をどうぞ。」

 いつものやり取りを終えた俺達は第57回オセロ勝負を始めた。
 因みに今までの戦績は俺の全勝である。
 回数を重ねる度にフレンダさんが少しずつ強くなっているが、当分は負ける事は無いと思う。

 そんな事を考えながらオセロの手番を回していくこと数回、フレンダさんが俺の方を向いて質問を投げかけてきた。

「最近のお姉様の様子はどうですか?」
「毎日元気にやってますよ。今日も舞と一緒に買い物に出かけてましたし。」
「そうですか。それは良かったです。」

 フレンダさんが嬉しそうに微笑みながら石を裏返していく。
 俺はフレンダさんのその穏やかな笑顔を見て驚きのあまり手を止めてしまった。

「どうしたのですか?貴方の番ですよ?」
「ああ、はい。フレンダさんならお姉様と買い物に行くなんて羨ましいとか言いそうだったので。」
「ああ、そう言う事ですか。確かに長らくお姉様と買い物に行っていなかったので、私を差し置いて人間風情が小癪なとは思いますが、お姉様が日々楽しく暮らしているのならこれに勝る喜びはありません。何せ、魔王として君臨していた頃のお姉様は寂しそうでしたからね。」
「その話を聞くたびに思うんですけど、ローズにはアカリやフレンダさんがいたんじゃないんですか?」
「確かにあの忌々しい人間は私とは違ってお姉様と対等な位置に立つ数少ない存在でしたが、お姉様は魔王として誰にも弱みを見せまいと一歩引いた態度をとっておられたのです。まぁ、叔母上様はお姉様を可愛がろうとしていましたが、それは特殊な例ですね。」

 フレンダさんは少し寂しそうな顔をしながらそう語った。
 何百年も君臨する魔王としての凄まじい威厳を保ちつつも周りの人を何よりも大切にするローズと、姉であり魔王であるローズを何百年も慕ってきて出来ればもっと頼って欲しかったフレンダさん。
 さすが姉妹なだけあってその性格は方向こそ違えど、根っこの優しい所は同じなのだろう。

「フレンダさんだってローズの支えになってたと思いますよ。この前だってローズはフレンダさんの話を自慢げにしていましたからね。」
「そうですか!お姉様はなんと?」
「えーっと。確かお転婆だとか抜けてる所があるとか言ってましたよ。」
「えぇっ!?そ、それは褒めているのでしょうか?」
「穏やかな笑顔だったしそうじゃないですか?あ、これで俺の勝ちですね。」
「ってあぁぁ!!私の置ける場所がありません!」

 フレンダさんがガタンと椅子を鳴らしながら立ち上がってそう言った。
 やっぱりまだまだ俺が負ける事は無さそうである。

「もう一度!もう一度お願いします!」
「えぇ。将棋とかポーカーとか違うのやりましょうよ。もうオセロ飽きたんですけど。」
「そんな。後一戦、一戦だけでいいのです!」
「昨日もそう言って最後までオセロだったじゃないですか。」

 その後、結局今回もオセロをやり続けた俺はそこそこの時間で白い世界を後にした。
 この世界に寝ている間中ずっといると、あんまり疲れが取れないんだよな。



 _______________________________________________




「って事があったんだよ。」
「それを聞いて私はどういう反応をすれば良いのかしら?」

 所変わって翌日。
 夕食を終えた俺はリビングにて舞と紅茶を飲みながら昨晩あった事を話していた。

「いや、だからローズが今まで魔王としての威厳を保つあまり、周りの人から距離を置いてしまっていたって話なんだけど。」
「ああ、その話ね。風舞くんが急にフレンダさんと楽しく遊んだって話をするから驚いたわ。」
「ん?最初からローズの話しかしてないぞ?」
「はぁ、前置きが長すぎるのよ。それで、ローズちゃんの話だったわね。」
「ああ。幸いにも俺達と会ってからのローズは弱みを見せてくれてるからな。今まで魔王として頑張ってきた分、俺達が少しでもローズの支えになってやりたいんだ。」

 俺がティーカップを置いてそう言うと、舞がしばしの長考の末口を開いた。

「なるほど。つまりローズちゃんにもっと甘えてもらおうって事ね。」
「なんか違う気もするが、多分それであってると思うぞ。」
「きっと魔王として生きてきたローズちゃんに足りないものは母性よ。間違いないわ!」
「あ、そう。」
「それじゃあ早速行動に移しましょう。もうすぐお風呂に行っていたローズちゃんとシルビアさんが戻ってくるはずよ。二人が帰ってきたその時からローズちゃんを甘やかしつくして、ふにゃんふにゃんにしてやりましょう!」

 あ、これ絶対違うわ。
 多分俺やフレンダさんが言っていたのはこう言う話じゃない気がする。
 まぁ、舞は既にすごいやる気を出してるし、面白い事になりそうだから止める気は無いけど。

「ああ!俺たちの手でローズをふにゃんふにゃんにしてやろうぜ!」

 俺は握り拳を作りながら笑顔でそう言った。



 そうして舞とローズふにゃんふにゃん計画を立てること数分。
 舞の舞によるローズのための計画が完成した。

「準備はいいかしら風舞くん。ローズちゃんを甘やかして甘やかして甘やかし尽くすのよ!」
「ああ。ばっちり任せてくれ!」

 俺と舞がリビングで親指を上げながら互いの健闘を祈っていると、風呂上がりのローズとシルビアさんがリビングに入ってきた。

「今あがったぞ。」
「いいお湯でした。」
「ああ、それは何よりだ。ミレンの風呂に付き合わさせて悪かったな。」
「いえ、ミレン様とたくさんお話しが出来て良かったです。」
「そうじゃな。シルビアの背中を流す技量は中々のものじゃったし、妾も満足じゃ。」

 そう笑顔で言ったローズの元へ舞が母性たっぷりの笑顔で歩いて行き、ローズをぎゅっと抱きしめて頭を撫でながら話を始めた。

「それは何よりだわミレンちゃん。ミレンちゃんが嬉しそうで私もとても幸せよ。」
「ま、マイ!?急にどうしたのじゃ!?妾は、ムグっ。」
「あらあら、どうしたのミレンちゃん?私にもっと甘えても良いのよ?」

 ローズが何か言おうとしたが、舞がローズの顔を自分の胸に押し付けて無理やり黙らせて話を続けた。
 俺が笑いを堪えながらその様子を観察していると、ローズを抱きしめている舞が俺にアイコンタクトで作戦に参加する様に促してきたため、俺もローズの方へ寄って行って頭を撫でながら声をかける。

「そうだぞミレン。お前は自分に素直になってもっと嫌な事や苦しい事を俺達に相談してもいいんだ。」

 俺は出来るだけ優しい口調になる様に注意しながらそう言った。
 さっきから俺達の奇行についていけないシルビアさんはポカンと口を開けたままいきさつを見守っている。

「何が嫌って、この状況が一番嫌なんじゃが!」
「あらあら。辛い事があったのね。今は全てを忘れて私の腕の中で休みなさい。」

 舞がローズの言葉を無視して母性たっぷりの表情でローズの頭を撫で続ける。
 舞の抱擁から逃れようとローズはバタバタと暴れているが、どういう訳か今はステータス的に勝っている舞から抜け出せないでいる。
 舞が柔道か何かの技を使っているのかもしれない。

 そんな事を考えながらローズと舞の様子を少し離れて楽しく眺めていると、今までアワアワしていたシルビアさんがはっと何かに気づいた表情をした後、ローズの方へ寄って行って頭を撫で始めた。

「そうですよミレン様。ミレン様はいつも私達の事を思って動いてくださっています。偶には存分にお休みください。」

 真面目なシルビアさんはこの状況を見て、日頃のローズの頑張りを労わっているのだと解釈したらしい。
 流石だなシルビアさん。
 この前も、元副ギルド長のゲードを家の外に放っておいたらしいし、彼女はかなりの天然のようだ。

「シルビア!お主まで妾を子供扱いするのか!」

 そう言うとローズは舞とシルビアさんの一瞬の隙をついて転移魔法を使い、一度ローズを撫でてから離れてその様子を観察していた俺の背後に隠れてきた。
 ローズは俺よりも転移魔法の消費魔力がかなり多いらしいのに、それを使うなんてよっぽど嫌だったんだな。

「あらあら。ミレンちゃんは風舞くんに甘えたいのね。」
「なるほど。確かにフウマ様の包容力は素晴らしいですし、それも当然と言えます。」

 そう優しい笑顔で語る舞とシルビアさん。
 その様子を見たローズが俺の服を掴んで揺さぶりながら質問をしてきた。

「おいフウマ!これは一体どういうことじゃ!なんでお主らは急に妾を可愛がろうとするんじゃ!」
「ああ。昔のお前はその立場もあって周りの人に頼ったり出来なかったらしいから、存分に甘やかしてやろうって事になってな。」
「気持ちは嬉しいが、その結果がこれとはどういう事じゃ!」
「なんだミレン。照れてるのか?」
「ち、違うわい!明日はユグドラシルに向けて出発するし朝も早いから妾はもう寝る!」

 顔を赤くしながらそう言ったローズはぱっと俺の服を離すと、そのままリビングから走って出て行ってしまった。
 少しからかい過ぎたかもしれない。

「ミレンちゃんはどうしたのかしら?」
「さぁ、反抗期じゃないか?」

 首を傾げながらそう言った舞の疑問に適当な返事をしつつ、俺は明日になったらローズに今晩の事を謝罪をする事に決めた。

 でもまぁ、久しぶりに慌てるローズが見られたし、リビングから走り去る時に少しだけ嬉しそうな顔をしていたから今回の作戦は一先ずは良しとしておこう。
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