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SSS級の美少女達
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俺の学校――紫水高校(しすいこうこう)には三人の絶世で絶対的な美少女達がいる……らしい。ぶっちゃけ恋愛とかラブコメとは無縁の世界に住んでいる俺にとって関係のない話だが、度々その噂というか小話が聞こえてくる。
一人は小中までの学校生活を数多の男性(学生以外からも)を虜にして、その全ての告白と誘いを断ってきた伝説的な美少女。
また一人は圧倒的なカリスマ性で男女問わず全員を恋に落とし、“恋の沼”という地獄に突き落としてきた最高最強の美少女。
そして一人は、無自覚に誰にでも優しく、かつ分け隔てなく人に接してきて、数多くの男たちの初恋を奪った美少女。
最後に一人、一万年に一人の超絶最高な美しさと性格の良さを持つ、神と仏を足して掛けたような美少女。
そんなこの世界での美の四皇が唯一この高校に揃った世代。俺達――男はこれを”楽園の世代”と呼んでいる……らしい。
この高校に入学して約三ヶ月。俺にとってはそんな伝説的な話はどうでもいい事だ。だって、俺の初恋は中学の時にもう既に終わっているし、これ以上恋をしようだなんて思わない。
そう、思わないはずだった。
この朝、あの四人全員と関わる羽目になるまでは。
「おっはよ!! 八杉(やすぎ)くん!」
明るい、太陽のように眩しいオーラが俺の背後をとる。このオーラは絶対にアイツだ。廊下を歩いていた俺はより一層足を早める。逃げなければ、逃げないと。足早に逃げていた時、その太陽が俺の腕にしがみついてきた。
「ちょ! なんで逃げるのさ! 私たちマイベストフレンドでしょー!?」
そう言って、半分おふざけの入った悲しそうな顔をしているのは、四人の絶世の美少女の一人、あらゆる男たちを恋に落とし、その全ての誘いと告白を断ってきた女子――親譲りの金髪と透き通った青い瞳を持った俺の幼馴染の神行晄(かみゆき・ひかり)。
幼馴染という立ち位置のせいで、コイツだけは俺に対する距離感がバグっている。小学生の頃から変わらないスキンシップの激しさに、周囲の視線が痛い。
「なんだよ、離せ! みんなが見てるだろうが!」
「えぇ? 私と八杉くんの仲じゃーん!」
神行は俺の腕にガッと体を当てる。当たってる、柔らかいモノが俺の腕にモロに。てかコイツ、どれだけ俺に懐いてんだよ……懐き方がゴールデンレトリバーそのものだ。
俺は神行から離れようと何度も試みたが、離してもその度に引っ付いてくるので、意味を成さない。周囲からの「あの神行晄が……」「八杉って誰だよ」という囁きが聞こえてくる。勘弁してくれ。
一年の教室がある棟まで来るあいだ、ずっと神行は俺の腕に引っ付いている。ひっつき虫かテメェは。いやひっつき虫よりひっつきが酷い。
「――ッ!? 晄! 貴方また抜け駆けして!」
そう言って、俺と晄の前に現れたのは、成績優秀、綺麗な銀髪と紅い瞳を持ち、校内――いや世間では圧倒的なカリスマ性で男女問わず何人もの人達を”恋の沼”に落としてきた四人の絶世の美少女の一人――銀咲明日香(ぎんさき・あすか)。
誰もが二度――いや四度見するような美貌を持つ彼女。そんな銀咲は俺と神行の所まで足早に歩み寄ってくる。そして、晄の耳を引っ張りながら、神行を無理やり俺から引き剥がした。
「いたた! 痛いよ~明日香!」
「うるさい、晄――あなた少しは時と場所を考えなさい。八杉くんにも迷惑がかかってるでしょう」
まるでゴミを見るような目で晄を地べたに正座させて、見下ろす銀咲明日香。おそらく神行に対してこういうことが出来るのは彼女と同等の美貌と立場を持つものだけだろう。
……って、待てよ。なんで銀咲は俺の名前を知ってるんだ? いや、幼馴染の晄からは聞いてるだろうけど、なんでそんな気遣いまで……。
よし、今のうちに俺はトンズラするか。気配を完全に殺して、俺はそのまま銀咲と神行から逃げるように自分のクラスに向かった。周りの視線を掻い潜って俺は教室の扉を開けた。
「はぁ……ようやく解放された」
俺が一息つくようにため息と同時に一言呟く。朝からこの騒ぎだ。今日一日がどうなるか想像したくもない。
そんな時、俺の目の前に見覚えのある顔をしている美少女が立っていた。銀咲や神行とは違う領域のオーラをもつ、優しくおっとりとした雰囲気――まさしく女神の御前にいるような気分にさせられる。
足立楪(あだち・ゆずりは)、誰にでも優しく、無自覚に男たちの初恋を奪ってきた絶世の美少女――はいそうです、四皇の一人です。綺麗な明るい茶髪の髪をしている彼女は、俺を見て柔らかく微笑んだ。俺はつい「女神だ」と言葉を漏らしかけた。
「おはよう。八杉くん」
「お、おはよう。足立さん」
おしとやかな雰囲気とおっとりオーラを兼ね備え持つ彼女に、俺は「女神」という単語を口に出さないように必死に抑える。そして、そんな彼女のオーラに押しつぶされないようにと、俺は彼女の横をスルリと避けた。
「あの……もしよければ、後でお話しできたら嬉しいな、って」
背後から聞こえた控えめな声に、俺は思わず振り返りそうになったが、グッと堪えて自分の席へと向かった。話したら、きっと沼にハマる。女神の沼に。
つ、疲れた。まさかこの短時間ですでに四皇のウチの三人と出くわすとは……。傍から見たらツイテいるようだが、俺からすればあまり心の持ちが良くない。
「おはよう。相変わらず、モテモテだな裕一(ゆういち)」
と俺の下の名前を呼んできたのは、この高校に入学して初めてできた友達と言える存在――柊陽平(ひいらぎ・ようへい)。柊は俺の机の前の席で、入学式の時に好きなアニメや趣味が意気投合してすぐに友達になった存在で、唯一本音を吐露できる存在。
「別にこうなりたくてなってる訳じゃねぇよ。特に神行に限ってはな」
「そうかそうか。でもいいよな。あの美少女達に好意を寄せられて、迫られるの」
「バカ何言ってんだ。お前もしかしてドMか? 結構苦労するぜ――マジで」
俺の口から愚痴が漏れ出ると、柊は爽やかに笑う。全くコイツは俺の身になってみた事ないからこう言えるんだ。ため息をついて鞄から教科書を取り出していると、柊が口を開いた。
「それよりさ、お前。昨日のアニメ見たか?」
「見た見た! やっぱりお前のオススメするアニメにハズレないわ。アニメーションとか凄すぎてビビったわ」
俺と柊がアニメの話に花を咲かせていると、その話の間に割って入るように――いやその間に自然に入るようにとある人物が現れる。
「え、なになに? 何の話してるんのさ!」
俺の席に腰を下ろし、いちごミルクを飲みながら話に割って入ってきたのは、オレンジ色に近い金髪のロングヘアのギャルな美少女。最悪だ。今日で四皇全員が揃っちまった。
「ねぇ! なんの話してたの?」
川瀬優里(かわせ・ゆうり)――一万年に一人の美貌と性格の良さを兼ね備えた最高のギャル。オタクにも優しいギャルというやつだ。そう、オタクに優しいギャルというのは実在するようだ。
いちごミルクのストローをくわえながら、話に割り込んできた川瀬は、キラキラとした雰囲気で俺に視線を送る。その距離、近い。近すぎる。甘い香水の匂いが鼻腔をくすぐる。
「別に、何の話でもない」
「えぇー? 本当にー? 八杉っち、ねぇねぇ教えてよー」
ウザ絡みするように俺に話を振る川瀬。俺はそれに面倒くさそうに対応しようとした時、神行と銀咲、足立の三人のSSS級の美少女達が教室に入ってくる。
教室内の空気が一変した。ざわめきが止まり、全員の視線が三人に注がれる。
「あ! いた! 八杉くん!」
と言って俺の元に駆け寄ろうとする神行。
そして、それを制止するように銀咲が口を開く。
「おい、晄。話はまだ終わってないぞ」
「あ、あはは……」
そんな二人の会話を横で苦笑いで聞いて微笑む足立。そんな彼女達を見た川瀬は三人の元に向かっていく。
「おはよ~! みんな今日も可愛いね~」
とうとう揃ってしまった四人の超絶最高な美少女達。四皇が一堂に会するという、この学校始まって以来の光景。教室にいる男子生徒たちは息を呑んで見守っている。
そう俺こと八杉裕一(やすぎ・ゆういち)は、なぜかあの四人の絶世の美少女達にやたらと友達としての――いや、もしかしたらそれ以上の好意を向けられている。
「なぁ、裕一。俺やっぱ……お前が羨ましいよ。だってあの美少女達に囲まれて――」
「は? しばくぞ? いや墓に埋めるぞ? 俺の身にもなれって! 荷が重すぎるわ!」
「そうかなー、でもモテモテでいいじゃん」
「お前帰り覚えとけよ?」
柊との会話を続けながら、俺はチラリと四人の方を見る。何やら楽しそうに話している彼女達。その中で、ふと足立がこちらを見て微笑んだ。ドキリとする心臓。
やべえ、マジでやべえ。
そう俺は中学で初恋を終わらせて、今度は暫くは恋愛とは無縁のちゃんとした青春を送るつもりだった。でもそれはあの四人のやたらと向けられる好意により破綻していく。
この後、俺の予想通り――いや、予想を遥かに超える展開が待っているとは、この時の俺はまだ知らなかった。
そうこれは恋愛から距離を置きたい男と四人の美少女達が織り成す、ちょっと面倒で、でもどこか心地よい物語である。
一人は小中までの学校生活を数多の男性(学生以外からも)を虜にして、その全ての告白と誘いを断ってきた伝説的な美少女。
また一人は圧倒的なカリスマ性で男女問わず全員を恋に落とし、“恋の沼”という地獄に突き落としてきた最高最強の美少女。
そして一人は、無自覚に誰にでも優しく、かつ分け隔てなく人に接してきて、数多くの男たちの初恋を奪った美少女。
最後に一人、一万年に一人の超絶最高な美しさと性格の良さを持つ、神と仏を足して掛けたような美少女。
そんなこの世界での美の四皇が唯一この高校に揃った世代。俺達――男はこれを”楽園の世代”と呼んでいる……らしい。
この高校に入学して約三ヶ月。俺にとってはそんな伝説的な話はどうでもいい事だ。だって、俺の初恋は中学の時にもう既に終わっているし、これ以上恋をしようだなんて思わない。
そう、思わないはずだった。
この朝、あの四人全員と関わる羽目になるまでは。
「おっはよ!! 八杉(やすぎ)くん!」
明るい、太陽のように眩しいオーラが俺の背後をとる。このオーラは絶対にアイツだ。廊下を歩いていた俺はより一層足を早める。逃げなければ、逃げないと。足早に逃げていた時、その太陽が俺の腕にしがみついてきた。
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幼馴染という立ち位置のせいで、コイツだけは俺に対する距離感がバグっている。小学生の頃から変わらないスキンシップの激しさに、周囲の視線が痛い。
「なんだよ、離せ! みんなが見てるだろうが!」
「えぇ? 私と八杉くんの仲じゃーん!」
神行は俺の腕にガッと体を当てる。当たってる、柔らかいモノが俺の腕にモロに。てかコイツ、どれだけ俺に懐いてんだよ……懐き方がゴールデンレトリバーそのものだ。
俺は神行から離れようと何度も試みたが、離してもその度に引っ付いてくるので、意味を成さない。周囲からの「あの神行晄が……」「八杉って誰だよ」という囁きが聞こえてくる。勘弁してくれ。
一年の教室がある棟まで来るあいだ、ずっと神行は俺の腕に引っ付いている。ひっつき虫かテメェは。いやひっつき虫よりひっつきが酷い。
「――ッ!? 晄! 貴方また抜け駆けして!」
そう言って、俺と晄の前に現れたのは、成績優秀、綺麗な銀髪と紅い瞳を持ち、校内――いや世間では圧倒的なカリスマ性で男女問わず何人もの人達を”恋の沼”に落としてきた四人の絶世の美少女の一人――銀咲明日香(ぎんさき・あすか)。
誰もが二度――いや四度見するような美貌を持つ彼女。そんな銀咲は俺と神行の所まで足早に歩み寄ってくる。そして、晄の耳を引っ張りながら、神行を無理やり俺から引き剥がした。
「いたた! 痛いよ~明日香!」
「うるさい、晄――あなた少しは時と場所を考えなさい。八杉くんにも迷惑がかかってるでしょう」
まるでゴミを見るような目で晄を地べたに正座させて、見下ろす銀咲明日香。おそらく神行に対してこういうことが出来るのは彼女と同等の美貌と立場を持つものだけだろう。
……って、待てよ。なんで銀咲は俺の名前を知ってるんだ? いや、幼馴染の晄からは聞いてるだろうけど、なんでそんな気遣いまで……。
よし、今のうちに俺はトンズラするか。気配を完全に殺して、俺はそのまま銀咲と神行から逃げるように自分のクラスに向かった。周りの視線を掻い潜って俺は教室の扉を開けた。
「はぁ……ようやく解放された」
俺が一息つくようにため息と同時に一言呟く。朝からこの騒ぎだ。今日一日がどうなるか想像したくもない。
そんな時、俺の目の前に見覚えのある顔をしている美少女が立っていた。銀咲や神行とは違う領域のオーラをもつ、優しくおっとりとした雰囲気――まさしく女神の御前にいるような気分にさせられる。
足立楪(あだち・ゆずりは)、誰にでも優しく、無自覚に男たちの初恋を奪ってきた絶世の美少女――はいそうです、四皇の一人です。綺麗な明るい茶髪の髪をしている彼女は、俺を見て柔らかく微笑んだ。俺はつい「女神だ」と言葉を漏らしかけた。
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「お、おはよう。足立さん」
おしとやかな雰囲気とおっとりオーラを兼ね備え持つ彼女に、俺は「女神」という単語を口に出さないように必死に抑える。そして、そんな彼女のオーラに押しつぶされないようにと、俺は彼女の横をスルリと避けた。
「あの……もしよければ、後でお話しできたら嬉しいな、って」
背後から聞こえた控えめな声に、俺は思わず振り返りそうになったが、グッと堪えて自分の席へと向かった。話したら、きっと沼にハマる。女神の沼に。
つ、疲れた。まさかこの短時間ですでに四皇のウチの三人と出くわすとは……。傍から見たらツイテいるようだが、俺からすればあまり心の持ちが良くない。
「おはよう。相変わらず、モテモテだな裕一(ゆういち)」
と俺の下の名前を呼んできたのは、この高校に入学して初めてできた友達と言える存在――柊陽平(ひいらぎ・ようへい)。柊は俺の机の前の席で、入学式の時に好きなアニメや趣味が意気投合してすぐに友達になった存在で、唯一本音を吐露できる存在。
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「そうかそうか。でもいいよな。あの美少女達に好意を寄せられて、迫られるの」
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「それよりさ、お前。昨日のアニメ見たか?」
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俺と柊がアニメの話に花を咲かせていると、その話の間に割って入るように――いやその間に自然に入るようにとある人物が現れる。
「え、なになに? 何の話してるんのさ!」
俺の席に腰を下ろし、いちごミルクを飲みながら話に割って入ってきたのは、オレンジ色に近い金髪のロングヘアのギャルな美少女。最悪だ。今日で四皇全員が揃っちまった。
「ねぇ! なんの話してたの?」
川瀬優里(かわせ・ゆうり)――一万年に一人の美貌と性格の良さを兼ね備えた最高のギャル。オタクにも優しいギャルというやつだ。そう、オタクに優しいギャルというのは実在するようだ。
いちごミルクのストローをくわえながら、話に割り込んできた川瀬は、キラキラとした雰囲気で俺に視線を送る。その距離、近い。近すぎる。甘い香水の匂いが鼻腔をくすぐる。
「別に、何の話でもない」
「えぇー? 本当にー? 八杉っち、ねぇねぇ教えてよー」
ウザ絡みするように俺に話を振る川瀬。俺はそれに面倒くさそうに対応しようとした時、神行と銀咲、足立の三人のSSS級の美少女達が教室に入ってくる。
教室内の空気が一変した。ざわめきが止まり、全員の視線が三人に注がれる。
「あ! いた! 八杉くん!」
と言って俺の元に駆け寄ろうとする神行。
そして、それを制止するように銀咲が口を開く。
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「あ、あはは……」
そんな二人の会話を横で苦笑いで聞いて微笑む足立。そんな彼女達を見た川瀬は三人の元に向かっていく。
「おはよ~! みんな今日も可愛いね~」
とうとう揃ってしまった四人の超絶最高な美少女達。四皇が一堂に会するという、この学校始まって以来の光景。教室にいる男子生徒たちは息を呑んで見守っている。
そう俺こと八杉裕一(やすぎ・ゆういち)は、なぜかあの四人の絶世の美少女達にやたらと友達としての――いや、もしかしたらそれ以上の好意を向けられている。
「なぁ、裕一。俺やっぱ……お前が羨ましいよ。だってあの美少女達に囲まれて――」
「は? しばくぞ? いや墓に埋めるぞ? 俺の身にもなれって! 荷が重すぎるわ!」
「そうかなー、でもモテモテでいいじゃん」
「お前帰り覚えとけよ?」
柊との会話を続けながら、俺はチラリと四人の方を見る。何やら楽しそうに話している彼女達。その中で、ふと足立がこちらを見て微笑んだ。ドキリとする心臓。
やべえ、マジでやべえ。
そう俺は中学で初恋を終わらせて、今度は暫くは恋愛とは無縁のちゃんとした青春を送るつもりだった。でもそれはあの四人のやたらと向けられる好意により破綻していく。
この後、俺の予想通り――いや、予想を遥かに超える展開が待っているとは、この時の俺はまだ知らなかった。
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