後悔と小舟

即席ラーメン

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リターンⅱ

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いくら経っても、部屋を作らなかったので、適当な部屋を探した。
Aランク部屋があったので入ってみると、mioさんがいた。
あまり見ないaランクキャラで完了する。確か、彼女は、何度かaクリア経験済みと言っていた。

新しいキャラクターで、どんなキャラでもクリア出来ることを証明しようとしている、目新しさを求め、多種なキャラクターを使う彼女は、とても熱心なプレイヤーだと感じさせる。

同じキャラクターばかり使うことを恥じながらも、出発をまった。
その間に、他者のキャラクター技を確認すると、補助系を必ずいれていた。エターナル常連らしい考えられた構成となっている。

そして、とうとう出発の時がやってきた。
今回はどうなるだろうか?
Aランクを最初にやった時の初々しさを心に秘めながら戦闘を待った───

mioさんのキャラクターは、とてもエターナル向けの構成をしながらも、Aランクなので、体力的には、とても弱かった。一戦目で倒され、そのまま一体ずつ消えていき、aランク縛りは終わったのだった──

何度も負けながらも、本当の協力プレイがしたいのか、Aランク縛りに集う。時間がとてもかかり、勝てるかどうか分からない戦い。
彼らはそれがとても好きなのだ。

時間よりも、人と人との繋がりによってうまれる協力、達成感、周りを考えるプレイ、それらを、とても有益な時間と感じている。

何かものを得られるよりも、目に見えない何かを欲しているのだ。
僕は、彼らの気持ちがとても分かる気がしていた───

エターナルを終えると、手紙が届いていた。さっきのことと、手紙の返答だ。過半数の人は申請してくれたこと、はやくも抜けることを続けて話す

手紙を返すと、チームを抜けた。
そして、新しいチームへ向かう。

だが、前からずっと悩んでいたことを思い出した。入れるチームがどこにもない。

今いるチーム以外の強豪チームや、エターナル常連チームは入れてくれないだろう。かと言って、もう戻るは無理だ。

僕はそのままどうするか迷っていた──


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