16 / 22
4階 ボス戦2
しおりを挟む
目の前の巨乳美女は目を開く。そこには漆黒の艶やかな瞳があった。
オイオイオイイイイ!!一体どういうことなんだよ!?ウンディーネはその人の記憶の中からしか形を形成できないはずなんですけど!?ってことはやっぱりナーシンにはこんな超美顔豊満巨乳艶やか年上系彼女がいたってこと!?この僕に嘘つくなんて流石の僕でも傷つくどころの話じゃねーっつーの!!許すまじ!!
僕が抗議しようとナーシンの方を向く。するとナーシンは青い顔をしていて震えている。明らかに血の気が引いているような何か恐ろしいものを見ている表情だ。
ん?なんだ?そんなにおっかねぇ恋人なのか?
僕が不思議がっていると不意にナーシンの唇が動く。
「ね……………」
「ね?」
「ね、姉さん………」
「ねえさん?え、お姉さんなの!!!?」
僕はナーシンと姿を変えたウンディーネを見比べる。確かに髪も瞳も真っ黒だし何となく顔立ちが似ている。それに何よりナーシンと同じくらい後光が差しそうなほどの美貌……これは間違いない、確実に姉弟だ。
なんだ~、お姉さんか~!いやね、そんなこったろうと思ってましたよナーシンさん!いやー、良かった良かった。じゃないな、何だこのナーシンの震えようは…まさかこんな優しそうで見目麗しいお姉さんからいじめられてたり……?
ウンディーネお姉さん、略してウン姉は怯えて血色の悪いナーシンにゆっくり近づく。
「あらあら、そんなに顔を青くしちゃって……可哀想に……」
「姉さん…やめてくれ……」
「具合悪いの?それとも…………」
「……………」
ナーシンがゴクリと唾を飲む音が聞こえた。するとウン姉はニコッと笑う。
「やっぱり、あなたお腹がすいているのね!」
「…………!!」
その言葉にナーシンは愕然と膝から崩れ落ちる。
「……………………終わった……」
ナーシンのは絶望に打ちひしがれるように地面に手をついた。
え、なんで?ご飯の話でなんでそんなに絶望的なん?
状況が掴めずにいるとウン姉は後ろのプールから何かをゴソゴソと取り出している。
「ほーらナーシン!ごはんよー!」
いきなり何かを取り出したかと思うとドンッと重音を立ててソレをナーシンの目の前に置く。それは鍋に入った美味しそうな肉と野菜の煮込み料理だ。香辛料がよくきいていて、かなり食欲をそそるいい匂いだ。
ただし量が適量であればの話だ。
そう、この料理は置いただけで重音を奏でるほど尋常じゃないくらいデカイ。炊き出しが出来そうなほどデカイのだ。
何だこの量…………力士が3人くらい来るのかってくらいバカでけえ…………
「ほーらナーシン、冷めないうちに食べちゃいなさい♡」
ウン姉は聖女のような笑みでナーシンに迫り、スプーンを手渡す。
いやいや、こんな量食べるわけないじゃん。しかもナーシンだよ?どうせこのウン姉が偽物だと気づいててそんな怪しいもの口にするわけ……
ナーシンは渡されたスプーンを手に取るとガツガツと頬張り始める。
「えええええ!?ちょっとなにやってんのナーシン!?」
ナーシンは無心で食べ続ける。
な、何故……?まさかそこまでお腹がすいていたと言うのか?それともお姉さんの料理ってなんかすごい魅力でも!?
ものすごい勢いで食べているのでこちらもなんだかその料理が美味しそうに思えてくる。
が、よく見るとナーシンは鬼気迫る表情で追い詰められるように食べているのでやっぱり美味しくなさそうかも。
ナーシンはあっという間に鍋を空にしてしまった。その表情は先程とは変わり、ホッとしているようだ。
「ご、ご馳走様でした……」
「あら~!ナーシンったらいっぱい食べてくれて偉いわね~!それじゃあ……」
オイオイオイイイイ!!一体どういうことなんだよ!?ウンディーネはその人の記憶の中からしか形を形成できないはずなんですけど!?ってことはやっぱりナーシンにはこんな超美顔豊満巨乳艶やか年上系彼女がいたってこと!?この僕に嘘つくなんて流石の僕でも傷つくどころの話じゃねーっつーの!!許すまじ!!
僕が抗議しようとナーシンの方を向く。するとナーシンは青い顔をしていて震えている。明らかに血の気が引いているような何か恐ろしいものを見ている表情だ。
ん?なんだ?そんなにおっかねぇ恋人なのか?
僕が不思議がっていると不意にナーシンの唇が動く。
「ね……………」
「ね?」
「ね、姉さん………」
「ねえさん?え、お姉さんなの!!!?」
僕はナーシンと姿を変えたウンディーネを見比べる。確かに髪も瞳も真っ黒だし何となく顔立ちが似ている。それに何よりナーシンと同じくらい後光が差しそうなほどの美貌……これは間違いない、確実に姉弟だ。
なんだ~、お姉さんか~!いやね、そんなこったろうと思ってましたよナーシンさん!いやー、良かった良かった。じゃないな、何だこのナーシンの震えようは…まさかこんな優しそうで見目麗しいお姉さんからいじめられてたり……?
ウンディーネお姉さん、略してウン姉は怯えて血色の悪いナーシンにゆっくり近づく。
「あらあら、そんなに顔を青くしちゃって……可哀想に……」
「姉さん…やめてくれ……」
「具合悪いの?それとも…………」
「……………」
ナーシンがゴクリと唾を飲む音が聞こえた。するとウン姉はニコッと笑う。
「やっぱり、あなたお腹がすいているのね!」
「…………!!」
その言葉にナーシンは愕然と膝から崩れ落ちる。
「……………………終わった……」
ナーシンのは絶望に打ちひしがれるように地面に手をついた。
え、なんで?ご飯の話でなんでそんなに絶望的なん?
状況が掴めずにいるとウン姉は後ろのプールから何かをゴソゴソと取り出している。
「ほーらナーシン!ごはんよー!」
いきなり何かを取り出したかと思うとドンッと重音を立ててソレをナーシンの目の前に置く。それは鍋に入った美味しそうな肉と野菜の煮込み料理だ。香辛料がよくきいていて、かなり食欲をそそるいい匂いだ。
ただし量が適量であればの話だ。
そう、この料理は置いただけで重音を奏でるほど尋常じゃないくらいデカイ。炊き出しが出来そうなほどデカイのだ。
何だこの量…………力士が3人くらい来るのかってくらいバカでけえ…………
「ほーらナーシン、冷めないうちに食べちゃいなさい♡」
ウン姉は聖女のような笑みでナーシンに迫り、スプーンを手渡す。
いやいや、こんな量食べるわけないじゃん。しかもナーシンだよ?どうせこのウン姉が偽物だと気づいててそんな怪しいもの口にするわけ……
ナーシンは渡されたスプーンを手に取るとガツガツと頬張り始める。
「えええええ!?ちょっとなにやってんのナーシン!?」
ナーシンは無心で食べ続ける。
な、何故……?まさかそこまでお腹がすいていたと言うのか?それともお姉さんの料理ってなんかすごい魅力でも!?
ものすごい勢いで食べているのでこちらもなんだかその料理が美味しそうに思えてくる。
が、よく見るとナーシンは鬼気迫る表情で追い詰められるように食べているのでやっぱり美味しくなさそうかも。
ナーシンはあっという間に鍋を空にしてしまった。その表情は先程とは変わり、ホッとしているようだ。
「ご、ご馳走様でした……」
「あら~!ナーシンったらいっぱい食べてくれて偉いわね~!それじゃあ……」
25
あなたにおすすめの小説
魔王さまのヒミツ♡
黒木 鳴
BL
歴代最年少で魔王の地位に就いたレイには隠し通さなければならない秘密がある。それは……「魔王もうやだぁぁぁ~~!!下剋上こわいよぉぉぉーーー!!!」その実態が泣き虫ポンコツ魔王だということ。バレれば即・下剋上を挑まれることは必至!なので先々代の魔王を父に持ち、悪魔公爵ジェラルドが膝を折ったという2枚看板を武器にクールな魔王を演じている。だけどその実力を疑う者たちも出てきて……?!果たしてレイの運命は……?!溺愛腹黒系悪魔×初心な小悪魔系吸血鬼。お茶目なパパんも大活躍!!
【「麗しの眠り姫」シリーズ】溺愛系義兄は愛しい姫に愛を囁く
黒木 鳴
BL
「麗しの眠り姫は義兄の腕で惰眠を貪る」でセレナードを溺愛する義兄・ギルバートサイドのお話。大切で可愛い弟だと……そう思っていたはずだった。それが兄弟愛ではなく、もっと特別な愛だと気づくまでの葛藤や嫉妬を幼き日のセレナたんエピソードを添えて!惰眠とおかしを貪りたいセレナードと、そんなセレナードが可愛くて仕方がない義兄のギルバートのほのぼのBL第二弾!!
君に捧げる、魔法のレシピ〜さえない動画配信者の僕が、クラスの王子様的男子に恋をした結果〜
ryon*
BL
地味でおとなしい性格の高校生 佐藤 理人は、趣味でこっそりお菓子のレシピ動画を公開している人気配信者でありスイーツ研究家。
ある日理人は、幼なじみの太陽に味見用としてクッキーを手渡すところを、大路に見られてしまう。
しかも清雅は大の甘党で、理人が配信している動画の大ファンだったことが判明。
しかし清雅は、理人=推し配信者の『りとる』だとはまったく気付いていなくて……!?
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
脳筋剣士と鈍感薬師 ~騎士様、こいつです~
季エス
BL
「ルカーシュは、駄目よ」
その時胸に到来した思いは安堵であり、寂しさでもあった。
ルカーシュは薬師だ。幼馴染と共に、魔王を倒すために村を出た。彼は剣士だった。薬師のルカーシュは足手纏いだった。途中で仲間が増えたが、それでも足手纏いである事に変わりはなかった。そうしてついに、追い出される日が来たのだ。
ルカーシュはそっと、瞼を伏せた。
明日、明日になったら、笑おう。そして、礼と別れを言うのだ。
だから、今だけは、泣いてもいいかな。
死に戻り騎士は愛のために願う 〜10回だけの奇跡〜
湯川岳
BL
「一生苦しむがいい。その呪いは俺からのプレゼントだ」
幼い頃に出会った友から呪いを貰ってしまったユーリ。
時は流れ、シューベルト家次男のアルトを追って騎士団に入隊をし、副団長まで上り詰めたユーリ。
毎日アルトの世話をしていく内に心惹かれていく。
「キスしてみろよ。それでオレが嫌じゃなければ……考えてやってもいい」
ユーリはアルトに口付けをする。そして呪いがこの時を待っていたかのように発動してしまった。
意識が乗っ取られ、目を覚ませばそこにあったはずの幸せは鮮やかな赤で染まっていた。
その日を境に始まったのは、暗くて長い道のりだった。
※アルト編、ユーリ編。どちらから先に読まれても大丈夫です。
エンディング異なります。それもお楽しみ頂けたら幸いです。
※最後はハッピーエンド確定。4話までだいぶ暗めの話なので苦手な方はお気をつけ下さい。
※タイトル変えてみました。
旧:死に戻り騎士の願い
表紙素材:ぱくたそ
追放された『呪物鑑定』持ちの公爵令息、魔王の呪いを解いたら執着溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
「お前のそのスキルは不吉だ」
身に覚えのない罪を着せられ、聖女リリアンナによって国を追放された公爵令息カイル。
死を覚悟して彷徨い込んだ魔の森で、彼は呪いに蝕まれ孤独に生きる魔王レイルと出会う。
カイルの持つ『呪物鑑定』スキル――それは、魔王を救う唯一の鍵だった。
「カイル、お前は我の光だ。もう二度と離さない」
献身的に尽くすカイルに、冷徹だった魔王の心は溶かされ、やがて執着にも似た溺愛へと変わっていく。
これは、全てを奪われた青年が魔王を救い、世界一幸せになる逆転と愛の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる