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5階 2
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ナーシンは黙ったまま動かない。
なんだ?ナーシンは何を考えているんだ?それとももう戦闘は始まっていてこれは彼の作戦……?
思考をめぐらせて1分、2分……まだ動かない。
5分経過したところで僕は痺れを切らしてナーシンに近づく。
「ああもう!何やってんだよ君は!さっさと僕と戦えよ!」
近づくとナーシンの肩が微かに震えていることに気づく。
「な、なに?今更怖くなっちゃった……?」
動揺しつつも僕はナーシンの俯いたままの顔を覗き込む。
ナーシンは泣いていた。
そして僕が覗き込んだと同時にその場にうずくまり………
「うわあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ん!!」
「えええええええええええええええええええええ!!!!?」
ナーシンは盛大に泣き始めた。大きな体で恥ずかしげもなく大声で泣き始めたナーシンに僕は動揺を隠せない。
なんで!?なんでそこで大泣きするわけ!?ここは僕に恨み言を言って斬り掛かるターンでしょ!?
「ちょちょちょ、なに?何事!?」
「うぅぅっグズっ…………」
「僕なんかした!?」
慌てて天女達に聞く僕。すると天女達は言いずらそうにモゴモゴと喋る。
「何かしたかと言いますと……まあその…したにはしました……ような」
「ええ……いたいけな青年をたぶらかそうと必死になっているお姿拝見してはおりました……そして信頼を得たにもかかわらず簡単に裏切るのは何もしていないという方が難しいかと……」
おわーーーー!天女達に全部見られてたーーーー!!!恥ずかしくて僕がその窓から飛び降りたい気分だわ!!ってそんな事言ってる場合じゃなくて!
「あのー、えっと、ナーシンくんどうしたのかな~?そんなに僕に罵られてショックだったのかな~?先生にお話してみて欲しいな~?」
僕は泣きじゃくるナーシンからとりあえず話を聞き出そうと幼稚園児に話しかけるように話す。
「うぅぅ……だって……だって…………」
「うんうん、だってなんなんだい?」
「だって……一緒に町に来てくれないから……」
「え!?それだけ!?別に僕が町に行かずともみんなと幸せに暮らせばいいじゃないか!?」
「嫌だあああイミリアが来てくれないと嫌なんだああああああ!」
「なんでだよ!僕が行ったらなんになるんだい!?」
「だって、だって俺はイミリアのことが好きなんだああああああ!!」
「えええええええええ!!!?」
「「「えええええええええ!!!?」」」
今までそんな素振りを全く見せなかったナーシンからの唐突な告白に僕も天女達も驚きの声を上げる。
「一緒に町に戻ったら告白しようとしてたのに……うえええええん……!」
「え、いや、だって!僕はドミノだかドナルドとか言う野良犬と同じ立ち位置なんだろう!?」
「そんなの照れ隠しに決まってるだろおおおおおお!」
「ええええええ!!そうなの!?」
「10代の男なんてみんな好きな人にカッコつけて冷静沈着でスマートなキャラを見せつけたいに決まっているだろ!!!」
えええ……そうなんだ……ナーシンでもそんな風に思うんだ……。
「…………ちなみにナーシンはいつ僕のことを好きになったの……?」
ナーシンは未だ床に塞ぎ込んだまま答える。
「ズビっ……1階で初めて会った時から。こんな美しい人この世にいないって思った……」
つまり……つまり僕らって会った時から一目惚れ同士の相思相愛だったってこと!?
「……だから守ってあげたくなったり、つい可愛いとか言いたくなったり…………キ、キスしたくなったり……止められなくなって…………」
それであんな不可解な言動や行動をとっていたのか。
「で、でもほら、僕ってラスボスだし、挑戦者と戦う運命にあるわけで……」
「俺はっ……俺はイミリアが踊り子だろうとラスボスだろうと構わない……一緒に居て欲しい……このまま戦って勝っても負けても離れ離れなんて嫌だあああああああああ!」
「え、えっとじゃあ……一緒にここに住むかい!?僕は大歓迎だよ!!?」
「嫌だ!ちゃんと家族に紹介したい……!」
「じゃ、じゃあ僕はたまに君の故郷にお邪魔するっていうのでいい!?」
「嫌だあああ!一緒に故郷で暮らしたいんだ!」
またナーシンは盛大に泣き出す。もうほぼ駄々っ子である。
「ああもう!分かった!分かったよ!僕は君と故郷の町で暮らすよ!」
この言葉を発した途端、ナーシンはピタリと泣くのをやめた。そして目も鼻も真っ赤にして潤んだ瞳で僕を見あげた。
「グスっ……本当に……本当に来てくれるのか……?」
「ああ、勿論だよ!」
「それは……ズビっ……先程言ってた『おべっか』とかではなく……?」
なんで今そこでそれを疑うんだよ!もうこうなりゃヤケだ!
「本心だよ!だって僕は君と同じく君に一目惚れして……いや、君と目が合って0.1秒前で惚れ込んでる自信はあるし、剣の腕が優れていてカッコイイところも優しいところも家族思いなところも今まさに泣きじゃくって自分の本心をさらけ出してるところも全部ひっくるめて大大大好きなんだから!!」
言い終えた後に大告白してしまったことに気づき、途端に顔が熱くなる。
言ってしまった……!こんな大人数のところでこの僕が……!
思わず熱くなった頬を手で覆い隠しているとナーシンはゆっくりと立ち上がった。目に残った涙を手で拭き取り、僕を見つめる。
「イミリア……同じ気持ちでいてくれたなんて……取り乱してしまってすまない………」
僕の頬を抑える手を覆うように包み、まだ泣きそうな目でナーシンは笑ってみせる。
「俺は…………幸せ者だな………」
それを見て僕はなんだかつられて目が潤みそうになる。
なんだか泣いているナーシンがいつも以上に素敵に見えてしまい、僕はしばしナーシンを見つめていた。それに答えるようにナーシンも僕を見つめてくれている。
ああ、僕にも分かる……幸せってこういうことなんだ。
僕は人生で初めての感覚を噛み締めた。
************
顔がほころんでいるのを自覚し始めた頃、僕はやらなくちゃいけないことを思い出す。
「そうだナーシン、ちょっと待っててね。最後の仕事をしなくっちゃ」
僕はナーシンの手から離れ、天女達の元へ行く。
「みんな、聞いてたと思うけど僕はこの塔のラスボスを辞める。今までご苦労だったね。ここで解散だ」
そう告げると天女達はざわつき始める。程なくして1人の天女が近づいてきた。
僕に祝福の言葉でもくれるのかな?
そう思い、身構えていると天女はフッと笑った。
そして僕に強烈なビンタをお見舞する。
「へ?」
僕は予想外のことに体制を崩し、床にへたり込む。すると天女達がゾロゾロとやってきて僕を取り囲む。
そして上等な革靴で僕を踏みなじり始めた。
「ふざけんな!何のためにアンタみたいなクズに毎日付き合ってたと思ってんだよ!!」
「毎度毎度飯にはイチャモンつけてくるし、自分が老けないからって「なんかシミ増えた?」とか普通に言ってくるとかありえないから!」
「ここの金払いがいいからお前に尽くしてやってたってのがわかんないわけ!?それが解散なんてしたら明日からどうやって生きていくんだよこのド腐れクズが!」
「せめて後任探せ!!」
僕はボコボコにされながら恨みつらみを浴びせられる。まさかこんなにされるまで横柄な態度をとっていたなんで自分でもびっくりである。
「うわあああ!ごめん!ごめんってば!ごめんなさいいいいい!」
僕は謝ることしかできない状態だった。
が、一瞬のうちに何故か体が中に浮き、パリンッとガラスが砕ける音がした。
「しっかり捕まっててくれ!」
「ナーシン!?」
僕はナーシンに抱えられていると気づく頃には落下し、浮遊感に襲われていた。
ナーシンが一瞬のうちに僕を助け出し、窓を割って僕と飛び降りたのだ。
わわわわ!?どうしよう!?早く浮遊術を!!
そう思っている間にナーシンは下に生えている大樹の枝を掴み、地面への衝突は免れた。そして下の枝へと掴んでは離し、掴んでは離しを繰り返して何とか地面へ到達する。
「危なかったな、イミリア大丈夫か?」
「うん……何とかね……助けてくれてありがとう……」
「お安い御用だ。それにちゃんと約束は果たさないとな」
「約束?ってなんだっけ?」
僕をゆっくりと地面に下ろし、ナーシンは僕の顔を見下ろす。
「決まっているだろう、貴方を家までお守りすると」
その言葉に僕は最初に出会った時のことを思い出す。
「……そうだったね、それじゃあ……」
僕はナーシンを見つめ返す。
「君の家までお願いしようかな?」
「ああ、了解した」
僕らは歩き、ナーシンの住む町へ向かう。またナーシンの故郷の町の話を聞き、胸を弾ませながら。
それと僕はナーシンの家に着いたら速攻で渡したいものがある。それは僕を見事守り抜き、退屈な日々から引っ張り出してくれたという感謝の称号だ。
きっと君とならいつまでも楽しい、予想外な日が続くんだろうね。
なんだ?ナーシンは何を考えているんだ?それとももう戦闘は始まっていてこれは彼の作戦……?
思考をめぐらせて1分、2分……まだ動かない。
5分経過したところで僕は痺れを切らしてナーシンに近づく。
「ああもう!何やってんだよ君は!さっさと僕と戦えよ!」
近づくとナーシンの肩が微かに震えていることに気づく。
「な、なに?今更怖くなっちゃった……?」
動揺しつつも僕はナーシンの俯いたままの顔を覗き込む。
ナーシンは泣いていた。
そして僕が覗き込んだと同時にその場にうずくまり………
「うわあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ん!!」
「えええええええええええええええええええええ!!!!?」
ナーシンは盛大に泣き始めた。大きな体で恥ずかしげもなく大声で泣き始めたナーシンに僕は動揺を隠せない。
なんで!?なんでそこで大泣きするわけ!?ここは僕に恨み言を言って斬り掛かるターンでしょ!?
「ちょちょちょ、なに?何事!?」
「うぅぅっグズっ…………」
「僕なんかした!?」
慌てて天女達に聞く僕。すると天女達は言いずらそうにモゴモゴと喋る。
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「ええ……いたいけな青年をたぶらかそうと必死になっているお姿拝見してはおりました……そして信頼を得たにもかかわらず簡単に裏切るのは何もしていないという方が難しいかと……」
おわーーーー!天女達に全部見られてたーーーー!!!恥ずかしくて僕がその窓から飛び降りたい気分だわ!!ってそんな事言ってる場合じゃなくて!
「あのー、えっと、ナーシンくんどうしたのかな~?そんなに僕に罵られてショックだったのかな~?先生にお話してみて欲しいな~?」
僕は泣きじゃくるナーシンからとりあえず話を聞き出そうと幼稚園児に話しかけるように話す。
「うぅぅ……だって……だって…………」
「うんうん、だってなんなんだい?」
「だって……一緒に町に来てくれないから……」
「え!?それだけ!?別に僕が町に行かずともみんなと幸せに暮らせばいいじゃないか!?」
「嫌だあああイミリアが来てくれないと嫌なんだああああああ!」
「なんでだよ!僕が行ったらなんになるんだい!?」
「だって、だって俺はイミリアのことが好きなんだああああああ!!」
「えええええええええ!!!?」
「「「えええええええええ!!!?」」」
今までそんな素振りを全く見せなかったナーシンからの唐突な告白に僕も天女達も驚きの声を上げる。
「一緒に町に戻ったら告白しようとしてたのに……うえええええん……!」
「え、いや、だって!僕はドミノだかドナルドとか言う野良犬と同じ立ち位置なんだろう!?」
「そんなの照れ隠しに決まってるだろおおおおおお!」
「ええええええ!!そうなの!?」
「10代の男なんてみんな好きな人にカッコつけて冷静沈着でスマートなキャラを見せつけたいに決まっているだろ!!!」
えええ……そうなんだ……ナーシンでもそんな風に思うんだ……。
「…………ちなみにナーシンはいつ僕のことを好きになったの……?」
ナーシンは未だ床に塞ぎ込んだまま答える。
「ズビっ……1階で初めて会った時から。こんな美しい人この世にいないって思った……」
つまり……つまり僕らって会った時から一目惚れ同士の相思相愛だったってこと!?
「……だから守ってあげたくなったり、つい可愛いとか言いたくなったり…………キ、キスしたくなったり……止められなくなって…………」
それであんな不可解な言動や行動をとっていたのか。
「で、でもほら、僕ってラスボスだし、挑戦者と戦う運命にあるわけで……」
「俺はっ……俺はイミリアが踊り子だろうとラスボスだろうと構わない……一緒に居て欲しい……このまま戦って勝っても負けても離れ離れなんて嫌だあああああああああ!」
「え、えっとじゃあ……一緒にここに住むかい!?僕は大歓迎だよ!!?」
「嫌だ!ちゃんと家族に紹介したい……!」
「じゃ、じゃあ僕はたまに君の故郷にお邪魔するっていうのでいい!?」
「嫌だあああ!一緒に故郷で暮らしたいんだ!」
またナーシンは盛大に泣き出す。もうほぼ駄々っ子である。
「ああもう!分かった!分かったよ!僕は君と故郷の町で暮らすよ!」
この言葉を発した途端、ナーシンはピタリと泣くのをやめた。そして目も鼻も真っ赤にして潤んだ瞳で僕を見あげた。
「グスっ……本当に……本当に来てくれるのか……?」
「ああ、勿論だよ!」
「それは……ズビっ……先程言ってた『おべっか』とかではなく……?」
なんで今そこでそれを疑うんだよ!もうこうなりゃヤケだ!
「本心だよ!だって僕は君と同じく君に一目惚れして……いや、君と目が合って0.1秒前で惚れ込んでる自信はあるし、剣の腕が優れていてカッコイイところも優しいところも家族思いなところも今まさに泣きじゃくって自分の本心をさらけ出してるところも全部ひっくるめて大大大好きなんだから!!」
言い終えた後に大告白してしまったことに気づき、途端に顔が熱くなる。
言ってしまった……!こんな大人数のところでこの僕が……!
思わず熱くなった頬を手で覆い隠しているとナーシンはゆっくりと立ち上がった。目に残った涙を手で拭き取り、僕を見つめる。
「イミリア……同じ気持ちでいてくれたなんて……取り乱してしまってすまない………」
僕の頬を抑える手を覆うように包み、まだ泣きそうな目でナーシンは笑ってみせる。
「俺は…………幸せ者だな………」
それを見て僕はなんだかつられて目が潤みそうになる。
なんだか泣いているナーシンがいつも以上に素敵に見えてしまい、僕はしばしナーシンを見つめていた。それに答えるようにナーシンも僕を見つめてくれている。
ああ、僕にも分かる……幸せってこういうことなんだ。
僕は人生で初めての感覚を噛み締めた。
************
顔がほころんでいるのを自覚し始めた頃、僕はやらなくちゃいけないことを思い出す。
「そうだナーシン、ちょっと待っててね。最後の仕事をしなくっちゃ」
僕はナーシンの手から離れ、天女達の元へ行く。
「みんな、聞いてたと思うけど僕はこの塔のラスボスを辞める。今までご苦労だったね。ここで解散だ」
そう告げると天女達はざわつき始める。程なくして1人の天女が近づいてきた。
僕に祝福の言葉でもくれるのかな?
そう思い、身構えていると天女はフッと笑った。
そして僕に強烈なビンタをお見舞する。
「へ?」
僕は予想外のことに体制を崩し、床にへたり込む。すると天女達がゾロゾロとやってきて僕を取り囲む。
そして上等な革靴で僕を踏みなじり始めた。
「ふざけんな!何のためにアンタみたいなクズに毎日付き合ってたと思ってんだよ!!」
「毎度毎度飯にはイチャモンつけてくるし、自分が老けないからって「なんかシミ増えた?」とか普通に言ってくるとかありえないから!」
「ここの金払いがいいからお前に尽くしてやってたってのがわかんないわけ!?それが解散なんてしたら明日からどうやって生きていくんだよこのド腐れクズが!」
「せめて後任探せ!!」
僕はボコボコにされながら恨みつらみを浴びせられる。まさかこんなにされるまで横柄な態度をとっていたなんで自分でもびっくりである。
「うわあああ!ごめん!ごめんってば!ごめんなさいいいいい!」
僕は謝ることしかできない状態だった。
が、一瞬のうちに何故か体が中に浮き、パリンッとガラスが砕ける音がした。
「しっかり捕まっててくれ!」
「ナーシン!?」
僕はナーシンに抱えられていると気づく頃には落下し、浮遊感に襲われていた。
ナーシンが一瞬のうちに僕を助け出し、窓を割って僕と飛び降りたのだ。
わわわわ!?どうしよう!?早く浮遊術を!!
そう思っている間にナーシンは下に生えている大樹の枝を掴み、地面への衝突は免れた。そして下の枝へと掴んでは離し、掴んでは離しを繰り返して何とか地面へ到達する。
「危なかったな、イミリア大丈夫か?」
「うん……何とかね……助けてくれてありがとう……」
「お安い御用だ。それにちゃんと約束は果たさないとな」
「約束?ってなんだっけ?」
僕をゆっくりと地面に下ろし、ナーシンは僕の顔を見下ろす。
「決まっているだろう、貴方を家までお守りすると」
その言葉に僕は最初に出会った時のことを思い出す。
「……そうだったね、それじゃあ……」
僕はナーシンを見つめ返す。
「君の家までお願いしようかな?」
「ああ、了解した」
僕らは歩き、ナーシンの住む町へ向かう。またナーシンの故郷の町の話を聞き、胸を弾ませながら。
それと僕はナーシンの家に着いたら速攻で渡したいものがある。それは僕を見事守り抜き、退屈な日々から引っ張り出してくれたという感謝の称号だ。
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