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日常編

陸斗の日常2

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ちなみにこのメップル、メープルシロップの甘さを少し控えたものに似てて食べやすい。歯ごたえもちょうどいいし。
他にもいくつか試食したがどれも真新しい味のものだった。
「どれも真新しいものですね。これをどのくらいの値段で売るんですか?」
「はい、こちらのメップルの方だと1つ80テリーほどで販売していますが・・」
「もう少し安くできるのでは?」
横から創一がすかさず介入する。
「いや、ここではごまかしは効かないと思ってますのでただ、まとめて買えば1つ50テリーほどになりますが・・」

聞いてみた結果、配送中の管理に金を使うらしく纏めて買えばその分負担が減るとの言うことだ。
「分かりました、これを一週間に1000個ほど売ってみましょう。もし売れ筋が良ければもっと持ってきますが・・」
「ん?フルツ商会が販売するんじゃないのか?」
「え?こちらのクランが買い取って販売するのでは?」
「いや、俺達はそう言うことはしないですよ。なんならこちらに本店を構えてほしいくらいなのですが・・ちょうど1つ空いてる場所がありますし少し整備すれば店として使えますよ。」

商会の人はポカンとしていたが
「どうでしょうか?」
「は、はい!!是非お願いします!!」
こうして俺達幸運の星ラッキースターとフルツ商会の商談が成立した。
ちなみに場所代などは最低限のものにしており、フルーツの値段がさらに安くなるらしい。一応、俺達専用の契約も結んだが。

「では!ありがとうございました!!」
そう言って上機嫌で帰っていった。
「あの人随分と上機嫌だったね。」
「それはそうですよ、我がクランは巨大クラン。そのクランとの商談が成立したのですから肩の荷が下りたようなものです。」
「さて、他の商談はどうかな?」
その後、2つの商会と会談したがイマイチであり、保留という形にはしておいたがおそらく無いだろう。
異国の珍しい発明品などを見せてきた商会があったが俺達でも簡単に作れそうなものであり、俺達が持ってるものもあった。
もう一つは珍しい素材などを扱っていたが俺達がダンジョンから調達するものに比べたら大したものがなく、それも無し。

「う~!!体を動かしたくなったな」
「じゃあ時空の歪みにでも出かけますか?」
「それがいいな!!あのスキルの持続時間を伸ばすにはお互いのステータスを上げる以外方法はないしな。」
そして俺達は時空の歪みに潜っていき、大暴れしてきた。
ちなみにそこで調達した素材を鑑定してもらおうとした結果、カンストしたのは別の話。


少しの間日常編という形でワンクッション挟みました。次回から新章です!!敵はなんと・・
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