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第三章 激闘の魔闘士大会編 中等部1年生
第27話 魔闘士大会予選
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魔闘士大会とは、およそ2000年前に地球で言うイタリアに似た半島の街、ヌーマンで行われた、円形闘技場での格闘技大会が起源と言われている。
うん。
ローマのコロッセオだな。
さすがに、地球と文化が重複しすぎて気持ち悪いが、もう、そういうものだと割り切ろう。
さて、今日は魔闘士大会の予選の日となっている。
ゴーレムを壊したからと油断することはせず、トレーニングを積み重ねてきた。
この1ヶ月は、主にオーラの切り替えと、オーラ圧縮のスピードを上げることに費やした。
もちろん、シャイナやアネモネとのスパーリングや格闘技の基礎も怠らなかった。
やはり、まだ成長途中の子どもの体ではリーチが短いことが大きく不利な点である。
身長は143cmだ。
しかし、オーラの総量が文字通り桁違いなので、完全にノーダメージになる。
それはアネモネの全開火オーラで試したから間違いない。
やはり10倍異常の魔力差は覆らないらしい。
アネモネには「反則だ」と何度も言われた。
魔闘士大会はワールドランキングの試合とは違って、素人も出場出来るので、魔力測定が義務付けられていない。
これに助けられた。
測定されてしまえば、すぐに特級だとバレる。
魔力も反則級なので、試合も盛り上がらないだろうし、出場停止にされるかもしれない。
ワールドランキングは試合を盛り上げるために魔力を始め、様々なデータを公表しなければならない。
あくまで、集客目的の興行としての性質が強い。
しかし、魔闘士大会は違う。
予選には素人も多数参加し、次世代のトップランカーを発掘する目的が強い。
その為、参加するためのハードルもかなり低い。
エントリー自体は無色のオーラが使えるかどうかを確認する書類提出のみで可能である。
予選の場所は各地の協会役員が場所を選定する。
つまり、俺が参加する東アレジア大会の役員はツバル教授となる。
もちろん、教授は場所として、国立大学の広大なグラウンドを用意した。
予選の内容は、協会が用意したゴーレムの討伐。
予選会場は、協会役員の数だけ存在し、その数だけゴーレムが存在する。
世界中に割り振られたゴーレムを倒すために各会場に参加者が群がる。
ゴーレム1体に対して、参加者の多い予選会場で1万人は集まる。
国立大学にもおよそ1万人集まっている。
もちろん、お祭り騒ぎに便乗したい、記念参加者もいるが、ケガや事故については自己責任としている。
その中からゴーレムを倒した1人だけが本戦に出場できる。
ゴーレムの取り合いとなる場合も存在し、参加者同士の戦いに発展することが多い。
そのような会場では、怪我をしたくない冷やかし参加者たちが一気に棄権する。
これらの事情を報道されるようになって、参加者は減る傾向にある。
それでも、1万人という数の暴力は強い。
そこで、参加者全員で協力してゴーレムを倒しにいった場合はどうなるのか?
答えは簡単である。
それでも合格者は生まれない。
これが、例年の答えである。
そもそも、ゴーレムが強すぎる。
魔力の設定は、陽が400で隠が800で設定している。
その上、ボディはアダマンタイトでできており、非常に硬い。
この条件でクリアできるのは、トップランカークラスとなるため、自動的に弱者は本戦に参加できない仕組みになっている。
教授との練習の時にゴーレムを見て気づいたが、アダマンタイトの正体はどう見てもステンレスだった。
魔法金属の夢を潰してしまった。
文化が似ているだけで、名詞が変わっていることはよくある。
ステンレスがアダマンタイトに変わることくらいあるだろう。
しかし、もう少し夢が欲しかった。
これじゃあ、ミスリルやオリハルコンも、たいしたことなさそうだな。
「さて、ちゃちゃっとやりますか!」
もう予選は始まっている。一万人近くももいるので、ちょっとやそっとでは順番がまわってこない。
「どうしたもんかな?」
やっぱり、単純なのが1番いいな!
そう決めると、前に立ってる参加者を投げ飛ばした。
50mくらい飛んで行ったけど、オーラがあるから死なないだろう。
「よし、これでいこう!」
投げのるもの大変なので、突き飛ばしていく。
少しすると、異常事態に気づく参加者が現れる。
俺のことを襲ってこようとするが、突き飛ばしていく。
突き飛ばしも時間がかかりそうなので、頭の上を踏みつけて走っていく。
足には火オーラを纏う。
踏みつけるたびに「ぐぇ」とか「ぐはぁ」といった呻き声が聞こえる。
オーラに纏われた脳は加速して思考できる。
体感時間にして1分であるが、ものの数秒で、20人近くを戦闘不能にし、100人以上を跨いでいってた。
いわゆる、思考加速というやつだろうか?
脳を風オーラで纏っている。
一度、無色オーラで纏った時は、時間が止まったかのように感じるほどの思考加速が体感できた。
しかし、無色オーラは変換ロスが多いので、風だけにしている。
そうこうしてる間にもどんどん踏み潰している。
ゴーレムまで200mといったところか?
ゴーレムに攻撃している参加者の様子が見え出した。
ふと後ろを振り返ると、同じ作戦で進んでくる参加者が数名いた。
対応はあとにしよう。
「アニキ!あいつめちゃくちゃ強いからついていきましょうぜ?」
「そうだな。同じ作戦に切り替えるか!ついていけば、適当に蹴散らしてくれるだろ。最後のおいしいとこだけもらっていこう」
「はいっす!ついていきます」
怪しい会話が聞こえたが、無視しよう。
どんどん進んでいき、あと50mくらいになった。
この辺りはゴーレムの攻撃に少しは耐えられる猛者が集まっているらしい。
踏みつけただけでは潰れなかった。
しかし、ゴーレムを倒したもの勝ちなので、無視していく。
ゴーレムに辿り着いた。
周りからは激しい攻撃が行われている。ゴーレムは、強固な防御と、強靭な攻撃を両立できる。
「とうっ!」
「やぁ!」
あちこちから声が聞こえてくるが、全ての攻撃が捌かれるか、効果がない。
逆にカウンターを受けている者が大半で遠くへ吹き飛ばされている。
邪魔者が多いので、俺もゴーレムと共闘する。
「このやろう!」
「ジャマするな!」
なんて聞こえてくるが、無視だ。
どんどん突き飛ばす。
すると、先ほどの兄弟?が現れた。
「おうおうおう!お前ぇー!アニキのゴーレムに手を出すなよー!俺らはこの日のために兄弟で特訓してきたんだ」
「そうだ。ゴーレムは俺たちグラーケン兄弟がいただくぜ!」
「ゴーレムは一体なのに、どうして兄弟で出場するつもりなの?」
単純な質問を投げてみる。
「ん?まぁ、アレだよ!気合いで出るんだよ」
弟が答える。
絶対に考えてなかった顔をしている。
「んじゃ、俺は他の参加者を、片付けるから話し合っといてね」
俺は無視することにする。
そうこうしている間にもどんどん襲われる。もちろん後ろのゴーレムからも襲われる。
開始して5分程度たったが、参加者の半分は棄権していた。
残りの半分くらいは行動不能だった。
残りは2000人くらいだろうか。
ここまで来るとなんとかなりそうな気がしてきた。
グラーケン兄弟は何か叫びながら戦っている。
「人数が減ってきたな。そろそろ、お前を倒す」
グラーケン兄が話しかけてきていた。
周囲を見ると、俺たち3人対、残りの参加者という構図ができており、周囲の参加者が取り囲んでいた。
俺はチャンスと捉える。
「俺たちの強さはわかっただろ?ここで、勝負するからお前たちは待ってろ!」
グラーケン兄も同様に考えたらしく、実質、予選決勝をするようだ。
と言っても、向こうは2人でかかってくるようだ。
どちらが優勝させるか問題は解決したのだろうか?
まぁ、いいや。
「そうだな!これが決勝ってことでいいな?」
全員相手にするのも時間がかかるからこれでいいや。
周囲では
「おおー!」
とか言ってる。
「いいようだな!決勝を始めるか!」
弟が言う。
「あぁ、わかった。いつでもいいよ」
俺も答える。
無言で弟が殴りかかる。
俺は差を見せるために無色オーラで捌く。
無色オーラは全開で、590mpある。
ちなみに、話している最中もオーラを練っていたので、すでに590mpある。
この先、バトルで興奮状態になれば、蓄積される。
薄く密度の濃いオーラを纏っているため、素人の目にはオーラ無しで戦っているように見えるだろう。
この状態でグラーケン弟を圧倒する。
全ての攻撃を捌き、足をかける。
ある程度、力の差を見せつけて、みぞおちへの貫手で沈める。
そのまま一般人でもギリギリ見える速さで、グラーケン兄の元へ行き、同じくみぞおちへの一撃で行動不能にする。
「さぁ、これだけの力の差で勝ったんだ、今からゴーレムへ1人で挑むからみんなは見ててくれ」
辺りは静まり返っている。
さっきまで、元気に戦ってた2人が一瞬でオーラ無しの子どもに倒されたのだから、驚きもするか。
まぁ、いいや。
一直線にゴーレムの元へ向かい、振りかぶられた腕をかわし、懐へ潜る。
火のオーラ900程度に切り替え、胴体への正拳突き一撃でゴーレムを2つに割る。
ゴーレムの上に足を乗せて叫ぶ。
「俺が世界一だー!」
周囲が沸く。
おおおーー!
という、参加者の雄叫びとともに、俺は予選を突破した。
予選突破の報告をアネモネと教授とシャイナにしに行くと、
「カッコつけすぎ」
とか、
「無色オーラは必要なかった」
とか、
「火オーラはもう少しギリギリに上げないと、特級だと気づかれる」
とか、なんとか文句ばかり言われた。
もう少し祝ってくれてもいいのにな。
まぁ、いいか。
さっそく、教授は役員の仕事として、予選突破者が出たことを電話(この世界では、フォンと言う)で報告した。
すると、もう3人予選突破者がいて、合計24人のトーナメントとなったそうだ。
4人も合格するのは珍しいことらしく、例年になく、レベルの高い大会になるそうだ。
楽しみだ。
うん。
ローマのコロッセオだな。
さすがに、地球と文化が重複しすぎて気持ち悪いが、もう、そういうものだと割り切ろう。
さて、今日は魔闘士大会の予選の日となっている。
ゴーレムを壊したからと油断することはせず、トレーニングを積み重ねてきた。
この1ヶ月は、主にオーラの切り替えと、オーラ圧縮のスピードを上げることに費やした。
もちろん、シャイナやアネモネとのスパーリングや格闘技の基礎も怠らなかった。
やはり、まだ成長途中の子どもの体ではリーチが短いことが大きく不利な点である。
身長は143cmだ。
しかし、オーラの総量が文字通り桁違いなので、完全にノーダメージになる。
それはアネモネの全開火オーラで試したから間違いない。
やはり10倍異常の魔力差は覆らないらしい。
アネモネには「反則だ」と何度も言われた。
魔闘士大会はワールドランキングの試合とは違って、素人も出場出来るので、魔力測定が義務付けられていない。
これに助けられた。
測定されてしまえば、すぐに特級だとバレる。
魔力も反則級なので、試合も盛り上がらないだろうし、出場停止にされるかもしれない。
ワールドランキングは試合を盛り上げるために魔力を始め、様々なデータを公表しなければならない。
あくまで、集客目的の興行としての性質が強い。
しかし、魔闘士大会は違う。
予選には素人も多数参加し、次世代のトップランカーを発掘する目的が強い。
その為、参加するためのハードルもかなり低い。
エントリー自体は無色のオーラが使えるかどうかを確認する書類提出のみで可能である。
予選の場所は各地の協会役員が場所を選定する。
つまり、俺が参加する東アレジア大会の役員はツバル教授となる。
もちろん、教授は場所として、国立大学の広大なグラウンドを用意した。
予選の内容は、協会が用意したゴーレムの討伐。
予選会場は、協会役員の数だけ存在し、その数だけゴーレムが存在する。
世界中に割り振られたゴーレムを倒すために各会場に参加者が群がる。
ゴーレム1体に対して、参加者の多い予選会場で1万人は集まる。
国立大学にもおよそ1万人集まっている。
もちろん、お祭り騒ぎに便乗したい、記念参加者もいるが、ケガや事故については自己責任としている。
その中からゴーレムを倒した1人だけが本戦に出場できる。
ゴーレムの取り合いとなる場合も存在し、参加者同士の戦いに発展することが多い。
そのような会場では、怪我をしたくない冷やかし参加者たちが一気に棄権する。
これらの事情を報道されるようになって、参加者は減る傾向にある。
それでも、1万人という数の暴力は強い。
そこで、参加者全員で協力してゴーレムを倒しにいった場合はどうなるのか?
答えは簡単である。
それでも合格者は生まれない。
これが、例年の答えである。
そもそも、ゴーレムが強すぎる。
魔力の設定は、陽が400で隠が800で設定している。
その上、ボディはアダマンタイトでできており、非常に硬い。
この条件でクリアできるのは、トップランカークラスとなるため、自動的に弱者は本戦に参加できない仕組みになっている。
教授との練習の時にゴーレムを見て気づいたが、アダマンタイトの正体はどう見てもステンレスだった。
魔法金属の夢を潰してしまった。
文化が似ているだけで、名詞が変わっていることはよくある。
ステンレスがアダマンタイトに変わることくらいあるだろう。
しかし、もう少し夢が欲しかった。
これじゃあ、ミスリルやオリハルコンも、たいしたことなさそうだな。
「さて、ちゃちゃっとやりますか!」
もう予選は始まっている。一万人近くももいるので、ちょっとやそっとでは順番がまわってこない。
「どうしたもんかな?」
やっぱり、単純なのが1番いいな!
そう決めると、前に立ってる参加者を投げ飛ばした。
50mくらい飛んで行ったけど、オーラがあるから死なないだろう。
「よし、これでいこう!」
投げのるもの大変なので、突き飛ばしていく。
少しすると、異常事態に気づく参加者が現れる。
俺のことを襲ってこようとするが、突き飛ばしていく。
突き飛ばしも時間がかかりそうなので、頭の上を踏みつけて走っていく。
足には火オーラを纏う。
踏みつけるたびに「ぐぇ」とか「ぐはぁ」といった呻き声が聞こえる。
オーラに纏われた脳は加速して思考できる。
体感時間にして1分であるが、ものの数秒で、20人近くを戦闘不能にし、100人以上を跨いでいってた。
いわゆる、思考加速というやつだろうか?
脳を風オーラで纏っている。
一度、無色オーラで纏った時は、時間が止まったかのように感じるほどの思考加速が体感できた。
しかし、無色オーラは変換ロスが多いので、風だけにしている。
そうこうしてる間にもどんどん踏み潰している。
ゴーレムまで200mといったところか?
ゴーレムに攻撃している参加者の様子が見え出した。
ふと後ろを振り返ると、同じ作戦で進んでくる参加者が数名いた。
対応はあとにしよう。
「アニキ!あいつめちゃくちゃ強いからついていきましょうぜ?」
「そうだな。同じ作戦に切り替えるか!ついていけば、適当に蹴散らしてくれるだろ。最後のおいしいとこだけもらっていこう」
「はいっす!ついていきます」
怪しい会話が聞こえたが、無視しよう。
どんどん進んでいき、あと50mくらいになった。
この辺りはゴーレムの攻撃に少しは耐えられる猛者が集まっているらしい。
踏みつけただけでは潰れなかった。
しかし、ゴーレムを倒したもの勝ちなので、無視していく。
ゴーレムに辿り着いた。
周りからは激しい攻撃が行われている。ゴーレムは、強固な防御と、強靭な攻撃を両立できる。
「とうっ!」
「やぁ!」
あちこちから声が聞こえてくるが、全ての攻撃が捌かれるか、効果がない。
逆にカウンターを受けている者が大半で遠くへ吹き飛ばされている。
邪魔者が多いので、俺もゴーレムと共闘する。
「このやろう!」
「ジャマするな!」
なんて聞こえてくるが、無視だ。
どんどん突き飛ばす。
すると、先ほどの兄弟?が現れた。
「おうおうおう!お前ぇー!アニキのゴーレムに手を出すなよー!俺らはこの日のために兄弟で特訓してきたんだ」
「そうだ。ゴーレムは俺たちグラーケン兄弟がいただくぜ!」
「ゴーレムは一体なのに、どうして兄弟で出場するつもりなの?」
単純な質問を投げてみる。
「ん?まぁ、アレだよ!気合いで出るんだよ」
弟が答える。
絶対に考えてなかった顔をしている。
「んじゃ、俺は他の参加者を、片付けるから話し合っといてね」
俺は無視することにする。
そうこうしている間にもどんどん襲われる。もちろん後ろのゴーレムからも襲われる。
開始して5分程度たったが、参加者の半分は棄権していた。
残りの半分くらいは行動不能だった。
残りは2000人くらいだろうか。
ここまで来るとなんとかなりそうな気がしてきた。
グラーケン兄弟は何か叫びながら戦っている。
「人数が減ってきたな。そろそろ、お前を倒す」
グラーケン兄が話しかけてきていた。
周囲を見ると、俺たち3人対、残りの参加者という構図ができており、周囲の参加者が取り囲んでいた。
俺はチャンスと捉える。
「俺たちの強さはわかっただろ?ここで、勝負するからお前たちは待ってろ!」
グラーケン兄も同様に考えたらしく、実質、予選決勝をするようだ。
と言っても、向こうは2人でかかってくるようだ。
どちらが優勝させるか問題は解決したのだろうか?
まぁ、いいや。
「そうだな!これが決勝ってことでいいな?」
全員相手にするのも時間がかかるからこれでいいや。
周囲では
「おおー!」
とか言ってる。
「いいようだな!決勝を始めるか!」
弟が言う。
「あぁ、わかった。いつでもいいよ」
俺も答える。
無言で弟が殴りかかる。
俺は差を見せるために無色オーラで捌く。
無色オーラは全開で、590mpある。
ちなみに、話している最中もオーラを練っていたので、すでに590mpある。
この先、バトルで興奮状態になれば、蓄積される。
薄く密度の濃いオーラを纏っているため、素人の目にはオーラ無しで戦っているように見えるだろう。
この状態でグラーケン弟を圧倒する。
全ての攻撃を捌き、足をかける。
ある程度、力の差を見せつけて、みぞおちへの貫手で沈める。
そのまま一般人でもギリギリ見える速さで、グラーケン兄の元へ行き、同じくみぞおちへの一撃で行動不能にする。
「さぁ、これだけの力の差で勝ったんだ、今からゴーレムへ1人で挑むからみんなは見ててくれ」
辺りは静まり返っている。
さっきまで、元気に戦ってた2人が一瞬でオーラ無しの子どもに倒されたのだから、驚きもするか。
まぁ、いいや。
一直線にゴーレムの元へ向かい、振りかぶられた腕をかわし、懐へ潜る。
火のオーラ900程度に切り替え、胴体への正拳突き一撃でゴーレムを2つに割る。
ゴーレムの上に足を乗せて叫ぶ。
「俺が世界一だー!」
周囲が沸く。
おおおーー!
という、参加者の雄叫びとともに、俺は予選を突破した。
予選突破の報告をアネモネと教授とシャイナにしに行くと、
「カッコつけすぎ」
とか、
「無色オーラは必要なかった」
とか、
「火オーラはもう少しギリギリに上げないと、特級だと気づかれる」
とか、なんとか文句ばかり言われた。
もう少し祝ってくれてもいいのにな。
まぁ、いいか。
さっそく、教授は役員の仕事として、予選突破者が出たことを電話(この世界では、フォンと言う)で報告した。
すると、もう3人予選突破者がいて、合計24人のトーナメントとなったそうだ。
4人も合格するのは珍しいことらしく、例年になく、レベルの高い大会になるそうだ。
楽しみだ。
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