6 / 31
一章
答え合わせ
しおりを挟む
「え。おい、オイオイオイ、なんだよ、これ…………!」
兄が起き上がったせいで、さよは頭を地面にぶつけ目を覚ます。しばしの間、眠りについてしまっていた。低い位置から頭上で混乱している兄を見上げる。
「おい、さよ大丈夫か! お前も気絶してたぞ」
眠っていた妹は体を起こし、眼をこする。
「一体なんだよこれは、オイオイ、俺には爆撃能力だけじゃなかったのかよ!」
さよは漏れそうになるあくびを噛み締める。
パンと自分の頬を叩き、スイッチをいれる。
「お兄ちゃん……落ち着いて聞いて。わ、私もよくわかんないんだけどね、えっと……」
兄は固唾を飲んで言葉の続きを待つ。
しまった。
眠ってしまったせいで「設定」を考え忘れてしまったのだ。
急いで頭を動かし、途切れ途切れに話し出す。
「その、敵は強かったの。それに、とてもずる賢くて、む、無数の罠と、じゅっ、重量を操作する罪獣だったの……」
「おお! 言われてみればそうだった気がする!」
「……。な、なかなかの苦戦を強いられたの。そしてさよは思ったの、『もう、ダメなんじゃないか』って。だけどお兄ちゃんは諦めなかった。さ、さよが手も足も出ないなか、お兄ちゃんは一人で敵に立ち向かっていったの」
「ほんっとにさよはビビリだよな~あんなの俺の相手じゃないって」
「…………。そ、そして。お兄ちゃんは、えっと、か、風の魔法で」
「か、風!? 俺はまた新たな能力に目覚めたのかッ!」
「うぅぅぅ……ッ! あ、頭が……」
「どうしたさよ! しっかりしろ! 大丈夫か!」
「痛い、頭が、思い出そうとすると、締め付けられるように、頭がぁ……」
「なんだと! そ、そうか分かったぞ。どうやら俺の新たな力は、見たものの記憶にも干渉してしまうらしい。ちくしょう! なんてこった! そんな力を手にしてしまったなんて。……フゥ。まったく、自分で自分が怖いぜ……」
レクは自分自身に辟易とする。
一方、頭痛がする演技をしていたさよは、本当に痛みが走ってきた気がした。
藤宮レクの能力は。
『不死身だが気絶する前後の記憶が抜け落ちる』。
持つべきものが持てば、一見最強能力とも思える「不死身」。
だが、その力が宿った人物は、あまりにも残念な勘違い少年であった。
「さよ~俺、自分で自分が末恐ろしいわ~今時こんな奴売れないラノベでも出てこないよな~」
「う、うん…………そうだね……」
さよにとって兄の「記憶を喪失する」というものは自身の歪の性癖と覚醒した姿を隠すのにちょうど良かった。
そして「極度な勘違い癖」という性格も。素直すぎるレクはさよの多少矛盾した話でも信じて疑わなかった。
故にレクは、自身のことを「最強の能力者」と勘違いをして、そのイキリを増長させていくのであった。
双方の利害が見事なまでに一致していた。
「よし! 一仕事終えたところだし、そろそろ帰るか」
「うん……」
歩き出し、戦場を背にさよは思う。
我が兄には絶対に。
私のバトルは見せられない。
そもそもなぜ二人は能力に目覚めたのか。
話は一ヶ月前に遡る。
☆ ☆ ☆
四月。
寒さも落ち着き、暖かくなってきた頃。
夜、二二時。
藤宮さよは二階の自室でファッション誌を眺めていた。
ベッドに横になりながらページを捲る。
雑誌の表紙を飾るのは彼女と同年代のファッションモデル。赤やピンクといった文字で見出しが書かれ、キラキラと輝いている。さよは「今春の流行アイテム」のページに目をつけ、次のお小遣いで何を買おうかと、考えていた。
その時、廊下を歩く足音がした。
藤宮家は四人家族。父と母と兄のレク、妹のさよ。
両親の部屋は一階で、明日も早い二人は既に就寝している。
そうなると必然的に、足音の人物は特定される。
「どっか行くの?」
さよは扉を開け、階段を降りかかっているレクの背中に尋ねる。
「んーちょっと散歩」
ジャージ姿のレクは振り返ることなく、玄関へ向かう。
さよは「ちょっと待って」と言うと急いで部屋に戻り、「私も行くから」と声をあげる。ギンガムチェックのパジャマから、春の色味のフレアブラウスとコクーンスカートにわざわざ着替え、その姿を鏡で確認すると廊下へ飛び出る。
玄関で扉を開けて出て行く兄の後ろ姿が見えた。さよはクリーム色のストラップサンダルを履き、早足でその後を追う。
「待ってって言ったじゃん」
「お前なんだよそのカッコ。遠出するわけじゃねーんだぞ」
「いーの!」
さよは頬を膨らませ、レクの半歩後ろを歩く。
レクはポケットに手を突っ込み、春の夜風を気持ち良さそうに浴びる。飲食店や呉服店が並ぶ大通りを越えて学校とは反対側に進む。これといった兄妹の会話はなく、レクは三度あくびをし、さよはたまに兄の顔を伺うだけ。広い駐車場があるコンビニに入る兄妹。店内は他に二組ほど客がいるだけだった。レジに立つ髪を染めた大学生風の店員も、暇そうな様子だった。
炭酸のジュースとアイスを買ったレクと、まだ商品を物色しているさよ。
「さよ、お前財布持ってんの?」
彼女は首を横に振る。黒いボブカットがふわふわ揺れた。
レクは一瞬嫌そうな顔を浮かべ「何か欲しいもんあるか?」と尋ねる。
「うーん」と唇に人差し指を添えて辺りを見るさよ。
ちょうどレジの方では仕事帰りのサラリーマンが棚にあるタバコを注文していた。
大量のタバコが並んだ棚の横に、二駅離れた街に先月オープンした遊園地のポスターが貼ってある。
「あれ」
さよはポスターを指差し「さよは思うの。今度の休日あそこに行きたい!」
屈託のない笑みを浮かべ、期待に満ちた眼差しで兄を見上げる。するとレクは「あーあれな。今度トクとヤマちゃんと行くわ」と返した。
トクとヤマちゃんはレクの中学校のクラスメイトで、その名前はさよも聞いたことがあった。どちらとも兄と仲の良い男友達だ。
「じゃあいい」
さよは拗ねて出口まで向かった。自動ドアの反応が鈍く、一瞬、開閉が遅れたことさえ気に障った。
二人はまっすぐ家に帰らず、寄り道をした。
レクが来た道とは反対に歩き出し、それにさよが付いて行っただけなのだが。
レクは買ったばかりの炭酸飲料に口をつけながら、昔よく遊んだ空き地へと向かっていた。
家と家の間に挟まれた場所には草が生い茂り、ゴミが落ちている。レクは中学生の時、ファミレスに行く金も惜しんで、この空き地に集まり友達とゲームをしたり駄弁ったりしていた。
さよも小学生の時に何度か兄と薫子と来たことがあり、知らない場所ではなかった。
空き地の入り口に差し掛かり、レクが先ほど買ったアイスのビニール袋を破こうとした時だった。
兄妹は目に映る光景を疑った。
奥に生えている一際背の高い木。
その下に男女が二人倒れていた。
苦しそうな呻き声を上げて悶えている。レクは足がすくんで動くことができなかった。ほんの数秒の間で彼は様々なことを考えた。
しまった。
いくら馴染んだ場所とはいえこんな時間だ。人目もつかない場所で、誰かが喧嘩に巻き込まれている。
もしかして襲った犯人がまだ近くにいるかもしれない。だとしたらここは危険だ。急いで逃げなければ。
レクが妹の手を引こうとした時だった。
兄が起き上がったせいで、さよは頭を地面にぶつけ目を覚ます。しばしの間、眠りについてしまっていた。低い位置から頭上で混乱している兄を見上げる。
「おい、さよ大丈夫か! お前も気絶してたぞ」
眠っていた妹は体を起こし、眼をこする。
「一体なんだよこれは、オイオイ、俺には爆撃能力だけじゃなかったのかよ!」
さよは漏れそうになるあくびを噛み締める。
パンと自分の頬を叩き、スイッチをいれる。
「お兄ちゃん……落ち着いて聞いて。わ、私もよくわかんないんだけどね、えっと……」
兄は固唾を飲んで言葉の続きを待つ。
しまった。
眠ってしまったせいで「設定」を考え忘れてしまったのだ。
急いで頭を動かし、途切れ途切れに話し出す。
「その、敵は強かったの。それに、とてもずる賢くて、む、無数の罠と、じゅっ、重量を操作する罪獣だったの……」
「おお! 言われてみればそうだった気がする!」
「……。な、なかなかの苦戦を強いられたの。そしてさよは思ったの、『もう、ダメなんじゃないか』って。だけどお兄ちゃんは諦めなかった。さ、さよが手も足も出ないなか、お兄ちゃんは一人で敵に立ち向かっていったの」
「ほんっとにさよはビビリだよな~あんなの俺の相手じゃないって」
「…………。そ、そして。お兄ちゃんは、えっと、か、風の魔法で」
「か、風!? 俺はまた新たな能力に目覚めたのかッ!」
「うぅぅぅ……ッ! あ、頭が……」
「どうしたさよ! しっかりしろ! 大丈夫か!」
「痛い、頭が、思い出そうとすると、締め付けられるように、頭がぁ……」
「なんだと! そ、そうか分かったぞ。どうやら俺の新たな力は、見たものの記憶にも干渉してしまうらしい。ちくしょう! なんてこった! そんな力を手にしてしまったなんて。……フゥ。まったく、自分で自分が怖いぜ……」
レクは自分自身に辟易とする。
一方、頭痛がする演技をしていたさよは、本当に痛みが走ってきた気がした。
藤宮レクの能力は。
『不死身だが気絶する前後の記憶が抜け落ちる』。
持つべきものが持てば、一見最強能力とも思える「不死身」。
だが、その力が宿った人物は、あまりにも残念な勘違い少年であった。
「さよ~俺、自分で自分が末恐ろしいわ~今時こんな奴売れないラノベでも出てこないよな~」
「う、うん…………そうだね……」
さよにとって兄の「記憶を喪失する」というものは自身の歪の性癖と覚醒した姿を隠すのにちょうど良かった。
そして「極度な勘違い癖」という性格も。素直すぎるレクはさよの多少矛盾した話でも信じて疑わなかった。
故にレクは、自身のことを「最強の能力者」と勘違いをして、そのイキリを増長させていくのであった。
双方の利害が見事なまでに一致していた。
「よし! 一仕事終えたところだし、そろそろ帰るか」
「うん……」
歩き出し、戦場を背にさよは思う。
我が兄には絶対に。
私のバトルは見せられない。
そもそもなぜ二人は能力に目覚めたのか。
話は一ヶ月前に遡る。
☆ ☆ ☆
四月。
寒さも落ち着き、暖かくなってきた頃。
夜、二二時。
藤宮さよは二階の自室でファッション誌を眺めていた。
ベッドに横になりながらページを捲る。
雑誌の表紙を飾るのは彼女と同年代のファッションモデル。赤やピンクといった文字で見出しが書かれ、キラキラと輝いている。さよは「今春の流行アイテム」のページに目をつけ、次のお小遣いで何を買おうかと、考えていた。
その時、廊下を歩く足音がした。
藤宮家は四人家族。父と母と兄のレク、妹のさよ。
両親の部屋は一階で、明日も早い二人は既に就寝している。
そうなると必然的に、足音の人物は特定される。
「どっか行くの?」
さよは扉を開け、階段を降りかかっているレクの背中に尋ねる。
「んーちょっと散歩」
ジャージ姿のレクは振り返ることなく、玄関へ向かう。
さよは「ちょっと待って」と言うと急いで部屋に戻り、「私も行くから」と声をあげる。ギンガムチェックのパジャマから、春の色味のフレアブラウスとコクーンスカートにわざわざ着替え、その姿を鏡で確認すると廊下へ飛び出る。
玄関で扉を開けて出て行く兄の後ろ姿が見えた。さよはクリーム色のストラップサンダルを履き、早足でその後を追う。
「待ってって言ったじゃん」
「お前なんだよそのカッコ。遠出するわけじゃねーんだぞ」
「いーの!」
さよは頬を膨らませ、レクの半歩後ろを歩く。
レクはポケットに手を突っ込み、春の夜風を気持ち良さそうに浴びる。飲食店や呉服店が並ぶ大通りを越えて学校とは反対側に進む。これといった兄妹の会話はなく、レクは三度あくびをし、さよはたまに兄の顔を伺うだけ。広い駐車場があるコンビニに入る兄妹。店内は他に二組ほど客がいるだけだった。レジに立つ髪を染めた大学生風の店員も、暇そうな様子だった。
炭酸のジュースとアイスを買ったレクと、まだ商品を物色しているさよ。
「さよ、お前財布持ってんの?」
彼女は首を横に振る。黒いボブカットがふわふわ揺れた。
レクは一瞬嫌そうな顔を浮かべ「何か欲しいもんあるか?」と尋ねる。
「うーん」と唇に人差し指を添えて辺りを見るさよ。
ちょうどレジの方では仕事帰りのサラリーマンが棚にあるタバコを注文していた。
大量のタバコが並んだ棚の横に、二駅離れた街に先月オープンした遊園地のポスターが貼ってある。
「あれ」
さよはポスターを指差し「さよは思うの。今度の休日あそこに行きたい!」
屈託のない笑みを浮かべ、期待に満ちた眼差しで兄を見上げる。するとレクは「あーあれな。今度トクとヤマちゃんと行くわ」と返した。
トクとヤマちゃんはレクの中学校のクラスメイトで、その名前はさよも聞いたことがあった。どちらとも兄と仲の良い男友達だ。
「じゃあいい」
さよは拗ねて出口まで向かった。自動ドアの反応が鈍く、一瞬、開閉が遅れたことさえ気に障った。
二人はまっすぐ家に帰らず、寄り道をした。
レクが来た道とは反対に歩き出し、それにさよが付いて行っただけなのだが。
レクは買ったばかりの炭酸飲料に口をつけながら、昔よく遊んだ空き地へと向かっていた。
家と家の間に挟まれた場所には草が生い茂り、ゴミが落ちている。レクは中学生の時、ファミレスに行く金も惜しんで、この空き地に集まり友達とゲームをしたり駄弁ったりしていた。
さよも小学生の時に何度か兄と薫子と来たことがあり、知らない場所ではなかった。
空き地の入り口に差し掛かり、レクが先ほど買ったアイスのビニール袋を破こうとした時だった。
兄妹は目に映る光景を疑った。
奥に生えている一際背の高い木。
その下に男女が二人倒れていた。
苦しそうな呻き声を上げて悶えている。レクは足がすくんで動くことができなかった。ほんの数秒の間で彼は様々なことを考えた。
しまった。
いくら馴染んだ場所とはいえこんな時間だ。人目もつかない場所で、誰かが喧嘩に巻き込まれている。
もしかして襲った犯人がまだ近くにいるかもしれない。だとしたらここは危険だ。急いで逃げなければ。
レクが妹の手を引こうとした時だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」
masuta
キャラ文芸
恋と友情、そして命を懸けた決断。青春は止まらない。
世界を股にかける財閥の御曹司・嘉位は、U-15日本代表として世界一を経験した天才投手。
しかし、ある理由で野球を捨て、超エリート進学校・和井田学園へ進学する。
入学式の日、偶然ぶつかった少女・香織。
彼女は、嘉位にとって“絶対的替えの効かない、唯一無二の存在”だった。
香織は、八重の親友。
そして八重は、時に未来を暗示する不思議な夢を見る少女。
その夢が、やがて物語を大きく動かしていく。
ゴールデンウィーク、八重の見た夢は、未曾有の大災害を告げていた。
偶然か、必然か……命を守るために立ち上がる。
「誰も欠けさせない」という信念を胸に走り続ける。
やがて災害を未然に防ぎ、再びグラウンドへと導く。
その中で、恋もまた静かに進んでいく。
「ずっと、君が好きだった」告白の言葉が、災害と勝負を越えた心を震わせる。
それぞれの想いが交錯し、群像劇は加速する。
一人ひとりが主人公。人生に脇役はいない。
現代ファンタジーとリアルが交錯する青春群像劇。
本作は小説家になろう、オリジナル作品のフルリメイク版です。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる