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一話完結
連載中のものをお待ちいただいている間に、よろしければご覧ください。🤭
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「女って怖いよな…」
世の令嬢は、この台詞をこの男が呟いたことを知ったら、驚き嘆くだろう。
その名は、ハルフレッド・オルベール公爵。
濡羽色と言える黒髪と、うっかり目が合ったら離せなくなる碧眼、背が高く鍛え抜かれた体躯の持ち主。
一見、眉目秀麗で遊び人にも見えるこの男が、実は極度の女性恐怖症とは誰も想像出来ないだろう。
そんなハルフレッドが唯一気を許す私は、パウエル侯爵家のレオナだ。
幼馴染故の気安さで、顔を合わせる度に愚痴ってくる。
「また何かあったの?」
「昨日のパーティでさぁ、また逢い引き部屋に連れ込まれそうになったよ…マジ、やめて欲しい…」
「あらまぁ…可哀想に…」
実は気弱なハルフレッドは、こういう被害に頻繁に遭う。
特定の恋人を作ろうにも、女性恐怖症が発動して、会話すらままならない。
「一層の事、誰か良さげな令嬢を見つけて結婚しちゃえば?」
「結婚か…初夜、怖い…知らない女とか、やだ、無理!」
ハルフレッドは、閨教育で実地は断ったのに犯されそうになって、蹴飛ばして逃げた過去がある。
相当なトラウマになっているので、政略結婚で見知らぬ人と初夜はハードルが高いばかりでなく、ともすれば、また蹴飛ばすかもしれない。
「レオナ、練習に付き合って?」
「は?閨の!?」
「うん。レオナなら大丈夫かもしれないし。」
「いや、あの、だいじょぶって…私の純潔どうしてくれんの!?」
「最後までしないから…ねえ、だめ?」
公爵で、この見た目で童貞で、しかも甘えん坊とか、正直この先不安しかない。
「女性恐怖症を克服して、無事にハルフレッドが結婚出来たら、私にも良い縁談を探してね?」
「分かった!」
こうして、私とハルフレッドの閨実習が始まった。
ひと月、公爵家の離れに滞在し、昼は私は自由、夜はハルフレッドと過ごすことになった。
親には、公爵家で実務を学ぶということにした。
ぶっちゃけ、何の実務だよと思いながら、ハルフレッドは信頼されているので了承された。
「始めますか。」
「では、よろしくお願いします。」
ハルフレッドは律儀によろしくと言うが、お願いされようにも私は処女だ。
湯浴みはしたとはいえ、嫌な汗が出てきた。
「私、そんなに教えられることないから、二人でいろいろ試してみよ?」
「分かった!」
何が分かったのは分からないが、取り敢えず、唇を合わせてみる。
ちゅっ、ちゅっ。
温かい感触は嫌ではない。
温かさ以外に湿り気もある。
「何がいいかは分からないけど、悪くはないわね。」
「そうか?俺はいいかも。もっとする。」
ハルフレッドは、先程のちゅっよりは、ぶちゅっと口づける。
「んんっ、く、くるしぃ!」
「レオナ、鼻で息をするんだ。」
「そっか、なるほど!」
ちゅ、くちゅっ、くちゅくちゅ。
はぁ、はぁ、はぁ。
深い口づけに、二人の息が荒くなる。
ぬるっと温かい舌が心地良く感じるのはハルフレッドだからだろうか。
「舌、気持ちいいね。」
「うん。気持ちいいし、いやらしいぞ?」
「この先は、服を脱がないとね。」
「お互いに脱がそうぜ。」
ぎこちない手付きで服を脱がしていく初心者な二人。
しかし、脱いだらハルフレッドは筋肉が凄かった。
熱い胸板に割れた腹筋、美しい上腕二頭筋に惚れ惚れする。
「うわぁ、綺麗な体!触っていい?」
指でツツツとなぞると、ハルフレッドが身を捩る。
私は楽しくなって、可愛らしい乳首を指で挟む。
「あぁ…何か変な感じ…」
「気持ちいいの?」
「うん。興奮する…レオナのも触っていい?」
「いいよー。」
ハルフレッドは、そっと乳房に触れてくると、ゾワゾワした。
大きな手で乳房を揉み揉みすると、形が変化して、ハルフレッドは楽しそうだ。
「やわらけぇ!こんなにふわふわなんだね、レオナの胸は。口付けてもいい?」
「うん。お手柔らかにね?」
ハルフレッドは、鎖骨から口付けて、胸に吸い痕を付けていく。
少しピリっとした痛みがあるが、不快ではない。
「乳首、ピンクだけど埋まってる。吸い出すね?」
「ん?吸い出す!?」
「うん。乳首立たせる。」
ちゅーっと吸われて、今までにない感覚に体がビクッとなる。
吸いながら、舌で乳首をれろれろと弄られ、私はハルフレッドの頭を手で押さえ付けるように抱える。
「んんっ、ハルフレッド…何か気持ちいいよぅ…」
私の反応に応えるかのように、ハルフレッドの舌の動きが繊細、且つ激しくなる。
「あぁ、何か来る!ちょ、やめてっ!!」
ハルフレッドの頭を抱えたまま、目の前が白く弾けるような感覚に、私は体を震わせた。
「はぁ、はぁ、はぁ…ハルフレッド、何か凄かった…」
「もしかして、胸だけで達したの?」
「達した…?」
「イったってこと。レオナ、凄いな!いや、俺が凄いのか!?」
「よく分かんないけど、気持ち良かった。」
「そうか。良かった!ていうか、ハルって呼んで?恋人っぽくて盛り上がるよ?」
「分かった。ハルも気持ち良くしたいけど、どうしたらいいかな…」
「いや、まずは俺がしたい。次は下の方を触るね。大事なとこだから優しくする!」
ハルフレッドは、私の両膝を左右に開き、秘所を覗き込む。
「そ、そこは汚いよ?」
「汚くないよ。俺を受け入れてくれる所だから、レオナが痛くないように、しっかり解さないとね。」
ハルフレッドは、顔を近付け秘所をぺろぺろ舐め出す。
「閨教育ではビラビラって言ってたけど、レオナは純潔だから真っ直ぐ閉じてるなぁ。舐めたら蜜が溢れてきたよ。」
すうっと閉じた秘所を指で開くと蜜が溢れ出てくるのを感じる。
ハルフレッドは、秘所に口付け蜜を吸い上げ、舌を進める。
私は堪らない気持ちになって、ハルフレッドの濡羽色の黒髪を指で弄る。
「ハル、また…また何か来る…」
秘所には指がゆっくり出し入れされ、陰核を舌でつんと弾かれた時、また達してしまった。
「ああ、それ、だめっ!イくっ!!」
ぶるぶる震える腰をしっかり掴み、達する瞬間もハルフレッドは陰核を吸うのを止めなかった。
私が脱力した時、ハルフレッドは嬉しそうに微笑んだ。
「また達したね。俺の手と口で。何か嬉しい。レオナになら何でもしてあげたい。」
「ちょっと、休ませて?」
「だめ!まだまだするぞ?」
達したばかりの秘所に、指を出し入れし始める。
ぬるぬるでトロトロのそこは、じきに指を二本受け入れ、私がまた達する頃には三本の入っていた。
「ハル…気持ち良過ぎて、奥が苦しぃ…切ない…」
「奥に欲しいのか?じゃあ挿れるね?」
お腹に付きそうな位に唆り立つハルフレッドの肉棒に、私は恐れと、更なる快感への期待を感じた。
(あれが、奥まで…欲しい…知りたい…)
「ゆっくり息をして。挿れるよ。」
秘所に当てがった肉棒は、想像以上に大きく感じる。
ゆっくり押し当てられると、散々溢れさせられた隘路をみちみちと割って入る。
「ん、んぐっ、いたっ!」
痛みの合間にハルフレッドを見ると、苦しげに眉間にしわを寄せ、額には汗が滲む。
「ハル?痛いの?」
「違うっ!己と戦い中!!大丈夫だから、力を抜いてくれ。ゆっくり呼吸して。」
私を安心させようと、やわらかな微笑みで話し掛けるこの人を好きだなと思った。
「私の全部、ハルにもらって欲しいから、全部挿れて?」
目が合った瞬間、ハルフレッドの腰が大きく動き、私の最奥に触れたのを感じる。
「ああー、レオナ、ダメだっ!そんな可愛いこと言われたらっ!!」
中でビクビクと肉棒が動き、お腹に温かさを感じる。
ハルフレッドは、私に抱き付き、腰を震わせている。
「ハル?」
「レオナ…すまない…出た…」
「そ、そうなの?これが…」
「気持ち良過ぎて、我慢出来なかった…上手くやりたかったのに…」
「大丈夫よ!ハルは上手よ?」
私の中の肉棒が、急に跳ね上がり、ハルフレッドは腰を揺さぶる。
今度は膣内を探るように、ゆっくりと抽送する。
「レオナの善いとこ、見つけるね?」
「もう復活したの!?」
「うん!今度はレオナとイきたいから、気持ちいいとこ、教えて?」
私は目を閉じて、感覚を拾い集める。
初めてだから、なかなかそれが分からなくて、それでもハルフレッドが気持ちいいならと思っていた。
「ここも弄るといいのかな?」
ハルフレッドは陰核を摘み出し、急な刺激に私は堪らない気持ちになる。
「んあっ!そこ、一緒、やだぁ…」
私の腰も動いてしまい、その瞬間、中の善いところに肉棒を擦り付ける。
ハルフレッドと自分の動きで、私はどんどん昂る。
「あ…ここだね、善いところ…凄く締まるよ?」
水を得た魚のように、ハルフレッドは善いところを攻めてくる。
円を描くように腰を揺すり、いきなり最奥をトントンしたり、もう私は快楽の渦に夢中になる。
「ハル…も、だめ…イきそぅ…」
「いいよ…俺も…」
はぁ、はぁ、はぁ。
抽送が早くなり、私の足はハルフレッドの腰に巻き付き、快感を逃がさない。
最奥をグリグリした瞬間、二人で果てた。
「あああー、イくっ、イっちゃう!」
「レオナっ、気持ちいいっ!出るっ、出るぞっっ!!」
びゅるるるるっと熱い白濁が子宮口に当たると、先程よりも温かく感じる。
ハルフレッドは、最後の一滴まで擦り付けるように最奥に肉棒を突き立てた。
その後、繋がったまま、私とハルフレッドは余韻に浸り、軽く口付けたり、お互いの体を触ったりしていた。
「……ハル…ちょっと聞くけど……あなた、女性恐怖症じゃないわよね?」
「変な女は嫌だよ?レオナだから大丈夫なんだ。」
その表情に若干の違和感を感じる。
妙に楽しそうなのだ。
まるでいたずらっ子のように。
幼馴染の勘というか、確信というか、私の中で感じるものがある。
「もしかして、ハルって私のこと好きだったりする?」
「ああ、ずっと好きだったよ?だから抱いたんじゃん。閨の実地を断って襲われかけたけど、レオナだから抱きたかった。レオナは鈍感だから、こうでもしないと逃げられそうだしな。」
「え……」
「大体、『無事にハルフレッドが結婚出来たら私にも良い縁談を』って何だよ?俺みたいな超優良物件が目の前に居るのに!全く…鈍いにも程がある。」
「……………」
「パウエル侯爵様には伝えてあるから。レオナを嫁にもらうと。だから、あとはレオナに承諾してもらうだけさ。」
「いつの間に…」
「レオナは俺じゃ嫌?」
「ちょっ、私をハメたわね?」
「さっきもハメたし。いろいろハメたかもな。でも、レオナを手に入れたい一心だった。だから、大人しく俺の妻になりなさい。幸せにするから。」
普段見せたことのない強引なハルフレッドに、私は頷くしかなかった。
「いい子だ。レオナ、愛してる。ずっと大切にするから、俺と結婚してください。」
「はい。ハルとなら幸せになれそうです。よろしくお願いします。」
ここからひと月、心も体も相性抜群な私達は愛を深め、婚約し、一年後には無事に結婚に至った。
ハルフレッドの溺愛は留まることを知らず、レオナと四人の子ども達と幸せに暮らしたのだった。
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