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3.不穏な気配
十六歳になり、そろそろリュシフェル様に女性として見てもらいたいと思うようになった。
二人で会う機会をわざと設けてみたりしたが、上手くいかない。
いつもと同じように、困らせた子どもの頭を撫でる兄と妹の空気になってしまう。
恥ずかしい年頃なのかしら?などと思っていたが、たぶん違う。
どうも怪しい。
それに、リュシフェル様とお姉様が行動を共にする日が増えている気がする。
「たまたまよ?」とお姉様は笑うが、リュシフェル様の表情は、私といる時とは明らかに違う。
上手く言葉に出来ないけど『男の顔』を見せている気がするのだ。
勘の悪い私でも、そろそろ認めなければならない日が来たのかもしれない。
そうリュシフェル様とお姉様は、きっとお互いのことが好きだ。
想いを伝え合ってこその『男の顔』なんだろうか。
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