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24.首都へ
久々の首都。
特に変わりなく、懐かしいとも思えない。
煌びやかで賑やかな街並みは、何となく落ち着かない。
すっかり素朴な北部に馴染んでるんだなぁと思ったりする。
今回は、ヴィル様とずっと一緒に行動するので、買い物などで、あちこち行くこともないだろう。
ヴィル様は、物凄い心配性なのだ。
こういう時、貧乏性な自分で良かったと思う。
「ちょっとでも離れて、サラが攫われたらどうするんだ?」
「いゃいゃ、攫ったのは、あ・な・たですからー!」
もう、笑い過ぎてお腹痛い。
折れた肋骨は、まだ完治していない。
腹筋と連動して、ズキンと痛む。
「そうは言ってもな、サラ。君は美しいから心配なんだ。だから、片時も離れずに一緒にいるからな。」
「本当に過保護なんだから。だったら、絶対離れませんからね。また、うっかり肋骨を折られたら堪りませんわ!」
「それについては、本当にすまない!何でもするから許してくれ!!」
「あまり強く抱き締めないで?あと、大笑いしても痛いから!」
「承知した!優しく抱き締める!!」
「あなたって人は…」
こんな会話の後、皇帝陛下の前に、手を繋いで参上することになることまでは、完全に想定外だった。
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