【完結・外伝更新】 「貴様との婚約は破棄する」から始まった私達

紬あおい

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48.奪い尽くして *


意識が戻った時、私はクリストファーの胸の中にすっぽりと収まっていた。

「リーチェ、気が付いたか。大丈夫?」

淡い部屋の光なのに、クリストファーは煌々と輝くような笑顔を見せた。

「うん、大丈夫。これって昇天したの?ふっと意識が遠くなって…」

「ククっ、そうだな、昇天したんだな、俺達。」

「クリストファー様も気持ち良かった?」

「ああ、気持ち良過ぎて、まだまだ収まらないけど。」

恥ずかしそうに赤らむ顔が愛おしくて、私はそっと口付ける。

「リーチェから口付けてくれるようになったな。俺のこと、怖くない?あまり気遣えなかったから…」

「クリストファー様は、優しくしてくれましたよ?全然怖くないです。寧ろ、私の方がはしたなかったかも?」

「愛する妻が俺に反応してくれることのどこがはしたないんだ?嬉しいとしか思えないよ。」

「それなら良かったです。私もクリストファー様が夢中で感じてくれたのが嬉しかった!」

クリストファーの胸に顔を埋めて、ぐりぐり頬擦りする。

「幸せ過ぎて、夢みたい。」

「この夢は、目覚めたら消えてしまう夢じゃないよ。やっと叶った夢で願いだ。」

クリストファーは、涙を堪えているような顔をしている。

「どうしたの?」

「リーチェと出会って、疎遠にしていた家族と親交が深まって、義理とは思えない位に良くしてくれる親が出来て、妻はこんなにも愛おしくて。俺は、リーチェにこれから何をしてあげたらいいだろう…」

「出会った時に言ってくれたじゃないですか。私が何をしても、俺が傍で笑い飛ばすって。」

「ああ、言った。紛れもなく本心だ。」

「それで充分です。
お父様やお母様がそうであるように、いつも笑って暮らせたら、それこそが幸せでしょう?
人の人生って割合が決まっているような気がするの。
幸せも不幸せも、笑顔でさえも。
不幸せだった分、幸せも訪れるし、笑顔がなかった分も、この先取り戻せる。
そう考えたら、私はあの日、クリストファー様を笑顔にする為に手を掴んだのかもしれませんよ。」

「ククっ、やっぱりリーチェは俺の女神だな。」

「阿呆な女神ですけどね?でも、お父様の血筋をばっちり受け継いでいますから、伴侶となった人は全力で守ります!」

「それは頼もしいな。では、この血筋を後世に残す為に、子孫を作らねばな!」

クリストファーは起き上がり、私をひょいと持ち上げ、向き合って座る。

「リーチェ、自分で挿れてみて?俺の純潔、奪い尽くしてくれ。」

私はクリストファーのものに、手を添えて、ゆっくりと腰を落とした。
こじ開けられたばかりのなかは、放出された子種と新たな蜜で、ぬるぬるとクリストファーのものを締め付ける。

「あぁぁあ、リーチェ、堪らない、視覚的にも感覚的にも…ねぇ、リーチェの善いところを探して動いてみて?」

ゆっくり前後に動かすと、痛みではなく微かな快感が下腹に広がる。

「あ…ここ…」

見つけた瞬間、クリストファーはそこばかり下から突き上げる。

「あっ、んふっ、そこ!」

「ここだな?覚えた!凄く締まるよ!!」

激しい水音が響く中、クリストファーもだんだん余裕がなくなる。

「んっ、ぅう、これはクセになるっ、ああ、リーチェ、君の中が善過ぎて保たない!」

「クリストファーさまぁ、私、だめ、もう、そこばっかり!奥も善いのっ、もう、イ、イきそっ!!」

「リーチェ、また、一緒に!!」

「んあああーーー、イ、イくぅぅぅ!」

「くっ、俺も、出るっっっ!」

二度目の昇天は、目の前に星が散らばったような気がした。
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