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王座にて①
しおりを挟む「え?っと...あなたたちの世界には我々と同じくらいの知能を持っている生物は人間しかいないと聞いたのですが...貴方の種族は何でしょうか...我々の知識が間違っていたのでしょう。」
横の眼鏡の人がぶつぶつ何か言っている
「そもそもこの国は協定に同意してましたよね?何も言わなかったのはあなたたちですよね。
違反ですよ?まぁ予想通りだったってことか。」
「残念だね~蓮。私も外していい?」
「ああ。ついでに名前も戻してくれよラピス。」
「は~い。セレスト了解です。」
私は眼鏡を外して、髪を止めていたピンを外す。
本当に大変だった。毎朝起きるたびに違和感が凄かった。
まさかこんな解放のされ方をするとは思わなかったが。
黒い瞳は瑠璃色に栗色の髪はクリーム色に長さまで変わり、肩までのはずが腰のあたりまで伸びている。
「うそっ!?」
それよりも特徴的なのは、蓮、セレストの吸血鬼のような歯と、瑠璃、ラピリスのとがった耳。
明らかに人並外れた外見と特徴。
「エルフと吸血鬼!?なぜ!お前らがここに!」
王様が叫んでいる。
「ひどいね~私たち何もしてないよ?化け物扱いか~」
「戯言を!大陸の端までわれらを追い込んだのはお前らだというのに!奴隷の分際で!」
「奴隷…?どういう事なの?」
元クラスメイトがうるさい。かわいそうなので思考能力低下だけは解いてあげよう。
私が指を鳴らすと何かが割れたような音が響き...騒ぎが大きくなった。
「俺らは…どうしてここに?」
記憶能力低下もあったらしい。
「協定違反と...権利もあるね。しかもエルフを奴隷って言ったってことはあの話当たってたってことか。」
「兵!この二人を捕まえろ!女の方は傷をつけるなよ!」
「王様?誰も戦う気はないと思いますよ?戦えないんですけどね?」
セレストが話している間に武器の取り上げと手を魔法で縛りあげておいた。
人間の使う魔術は媒体が無いと何もできないらしいので壊しておいた。
「残念ですよ。何も手を加える気はなかったんですけどね。」
「セト。父から伝言。『3つ中の1つで一番小さいものなんていらない。滅ぼせ。』だそうです。」
「わかった。相変わらずおじさん酷いなぁ。まあ仕方ないよな。で?王様どうしますか?」
酷いと言っているのに薄く笑いを浮かべながら問う
「どういうことだ!」
「あ。セト自己紹介忘れてた~」
挨拶は大切。地球に行って初めて学んだことの一つだ。
「通じるといいんだがな。初めまして。吸血鬼の国シャルネイア国王位継承権第一位、セレスト・ムーンファリナと」
「エルフの国エファージュ王位継承権第三位、ラピリス・ヒューズと申します。以後お見知りおきください。」
これで通じるといいな。と思いながら形式通りに挨拶をする。双方どちらも頭を1㎜も下げていないが
「王様?どうしますか?一番早いのは貴方をここで殺すことなんですが?」
どっちにしろこの国が、この愚王が王でなくなるのは決まっている。
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