平凡雑音日記。

赤屋カル

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コスモス

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 ただひたすら愛されたいと言う言葉。
その言葉が出る時,私は誰かに助けを求めているのかもしれない。
薔薇のように1本でも凛として存在感を感じさせている女。
コスモスのように花弁をばっと広げている。でもあれでは雨水は全て隙間から流れてしまうだろう。
コスモスのような女は,どんな女なんだろう。
コスモスってなんか綺麗,可愛いってイメージがある。
なんでかな。
薔薇とコスモスの二つが並べられていたら,薔薇の存在感の方が目立つ。
多分コスモスは脇役になる。
私はそのコスモスを選んでレトロな紙に包んでもらう。
誰かに渡すわけでもない。
部屋に飾るわけでもない。
ただ,このコスモスを今,この胸に抱えたい。
コスモスを目に焼き付けたい。

コスモスのようなばっと体全身を広げて,
青い空の下で生きてやりたい。
たとえ隙間がたくさんあって,
雨水を全て流してしまっても。
たとえその雨水が僕や私の大切なものだったとしても。


私は今,コスモスのように全身で生きてやりたい。


薔薇のような赤さと情熱ではなく
コスモスのようなひらひらとした
さらっとした感じ。



ほんと,この文,つくづく意味がわからない。
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