転生した俺が神様になるまで

HR

文字の大きさ
上 下
10 / 59
1章 ~幼少期~

9話 襲撃

しおりを挟む
俺達はドラゴンのいたラムダ洞窟から逃げ切った。

「はぁ、はぁ、はぁ。何とか逃げ切りました~」

「死ぬかと思った~」

「あなたにはまだ死んでしまっては困ります」

「ん?何か言った?」

「いえ、なにも。」

「というか、本当にラムダ洞窟に勇者を追い詰めたドラゴンがいたんだね。
てっきり、本だけのおとぎ話だと思ってたよ。」

俺もてっきりおとぎ話だと思ってた。しかもあんなに強い奴が身近にいるなんてな。

「トット、今度からは鍛錬する場所には気を付けてよ?」

メグ姉はそういうと、流れるような動きでトットは

「申し訳ございません!申し訳ございません!申し訳ございません!申し訳ございません!この度はぁー誠にぃー申し訳ぇーございまぁーせんでしぃーたぁぁぁぁぁーー!」

土下座した。

★★★★★★

6歳になった。

4歳から、5歳まで弱い魔物を狩ったり、鍛錬をたくさんしたおかげでレベルが上がった。
それにある程度魔法は使えるようになったし、体術も強くなった。チート能力はどこえやら。

今日は、6歳になったということでアルファ王国イコール学園に入学するための試験で王都に行くのだ
これでチート能力に目覚めて、俺のウハウハ学園生活が始まるんだ!

「テル様ー、そろそろ馬車を出発させますよー」

「今行くよー」

馬車が出発した。

★★★★★★

馬車に乗っているのはトット、ディム、メグ姉、俺の4人と父さんの部下たち(約10人)で、馬車を操縦しているのはディムだ

ガタン。

「うわぁ!」

「大丈夫ですか?」

「大丈夫だ。あとどのくらいで着きそう?」

「あと10分くらいでs」「おらぁ!」

なんだ?!

「ちょっと止まってくれよう。姉ちゃん。いいモン持ってんじゃねえか。」

「なんですか、あなたたちは。」

「俺たちか?そいつはちょっと名乗れねえな。」

あれは・・・盗賊だな。

「兄貴!こいつらは上玉でっせ!変態貴族たちが喜びそうなやつらですぜ。」

「僕はハングル家の20代目当主予定のテル=ハングルですよ。いきなり馬車を襲っておいてなんですか、その態度は。」

「お前たち・・・まさか『王の懐刀』と言われている、ハングル家か・・・?!そっちの嬢ちゃんは?」

「マーガレット=ハングルだ。」

「・・・野郎ども!女を拘束しろ!男は殺してもいい!」

は?こいつおかしいこと言ってるぞ

そう考えていると、盗賊が襲ってきた。

「ヒャッハー!」

「スラッシュ!」

「ガハッ!まだまだぁ!おらぁ!」

「くッ、ファイア!ウォーター!サンダー!」

★★★★★★

やっと一人倒せた。
こいつら、結構手強いな。手下たちが次々にやられていく。なんで盗賊なんかやってるんだ?

「おい!お前らの目的はなんだ?!」

「俺たちの目的?そんなこと聞いてる場合か?」

「きゃあ!」

「姉ちゃん?!」

「縛れ!」

「やめろ!」

俺の体は気づいたときには姉ちゃんのほうに動いていた。

そして、俺の全本能が感じた。こいつ(盗賊のボス)は強い。圧倒的に格上!

死ぬ。再び感じる死の恐怖。

そう思っていたら、俺の胸は小刀が貫通していた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

僕が死んだあと、あなたは悲しんでくれる?

BL / 完結 24h.ポイント:85pt お気に入り:886

悪役令嬢は、友の多幸を望むのか

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:36

邪神ですか?いいえ、神です!

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:49pt お気に入り:171

転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?

N
ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:71pt お気に入り:284

神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:213pt お気に入り:1,138

浮気を利用する彼女《no.50狼少年現代録》

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:3

その転生幼女、取り扱い注意〜稀代の魔術師は魔王の娘になりました〜

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:633pt お気に入り:622

神たちは自重する気はないそうです

UKA
ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:422

処理中です...