転生した俺が神様になるまで

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学園編~1年~

19話 正体

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「失礼します。」

小声で俺は言う。

人がたくさんいた。

いつもなら、俺と先生以外はいないのに・・・

みんな早い・・・いや、俺が遅いのか。

入口の前で王族たちと話してたからか。

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

この学校ではチャイムが鳴る。
異世界だから少しは違うような感じだと思ったけど、まさかのまったく同じだった。

このメロディはもはや全世界、全次元共通なのかもしれない。

このメロディ作った人スゲーな!

「では、授業を始めます。」

あれ?まだ全員揃ってないけど?

「失礼しまーす。」

「21秒遅刻です。コアー=フィーネさん。後で教室に来てください。」

これは・・・

「え?先生!21秒で遅刻になるんですか?!」

「遅刻は遅刻です。」

「ぐっ。」

まじめすぎて生徒の約8割に嫌われる先生だ。

「では、授業を始めます。」

「今日は体術です。ペアを組んでください。」

出た。

みんな聞いた?ペアだってよ。

勝負に熱くなりすぎて学校を破壊しかけた俺と組んでくれる人なんて・・・

「グスッ。グスッ。」

いたわ。

「おい、ビッチどうせ組んでくれる人いないんだから・・・その・・・組んで?」

「なーんでそんなに上から目線なのよ!組んでくれるひとは・・・その・・・」

いないんだ。

「まあ、泣いてるし。実際いないだろ。」

「ぐっ。まあ、いいわよ。別に、先生に怒られて組んでくれる人がいないわけじゃないんだからね!」

「それ、ツンデレのつもり?全然ツンデレになってないぞ」

「ぐっ。もういいわよ!最初は背負い投げだって!」

IK○O!?

「柔道的なのをするらしいよ。」

「へー。んじゃ、俺から背負い投げ~」

「うげふ!」

あ、

「えっと、大丈夫?」

「なにしてくれてんのよ!こんなんだから友達がいないのよ!ジャ○アンみたいに!」

「なんだよ!このビッチが!って今なんて」

「だから、友達がいないって言ったのよ!」

「いや、そのあと・・・」

「ジャ○アンって言ったわよ。」

「なんでそのキャラを知ってるんだ?」

「え?あなたも知ってるの?」

「お前もしかして・・・」「きみもしかして・・・」

「「転成者!?」」
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