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学園編~1年~
26話 ホルス
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次は召喚授業だって。
召喚と言ったら、『俺の友達出てこい~』
って言うのがどこぞの普通の人が言ってたな。
何だっけ名前・・・?
ちょっと思い出せないので、考えるのをやめる。
召喚っつたら悪魔とか、天使とか召喚するのか?
よくわからないので考えるのをやめる。
さてと、さっきの化け物について考えることにする。
オッケー『神解析』?
《・・・》
え、だめ?じゃあ、ヘイ『神解析』?
《・・・》
あ、ふざけました、すいません。あのー、ホムラって何なんですか?
《ホムラ・ツルギタニについてですか?》
うんそうそう。
《何ですかと聞かれても・・・。まあ、現時点でわかるのは日本から召喚されたと思われます。また、とんでもない才覚を持っていることから、神の祝福を受けていると思われます。そして、確定している情報が・・・化け物ということです。》
へえー、そんなことまでわかってたの?
《フッ、舐めてもらっちゃあ困りますね。》
よっ!さすが、『神解析』さん!
《(照)褒めても何も出ませんよ。》
と言うことで休み時間は終わり、召喚の授業に期待で胸を膨らませた。
★★★★★★
「皆さんどうもこんにちは。私が召喚の授業を担当する、スメルト=クラットスというものです。以後、お見知り置きを。」
チャイムがなった瞬間にドアから入ってきたいかにもな白衣を来た男不気味に笑いながら、はそういった。
背は中肉中背、白衣がとても似合う科学者みたいな人だった。
礼儀正しいと思ったら、なんかこの人よーく見ると頭のおかしいサイコパスにも見え、何だかよく分からない気持ちになる。
んで、今日の召喚の授業で何をするかと言うと、簡単な魔獣を召喚、契約することらしい。
召喚して少しだけの間契約するだけなら、順番を間違えなければ誰でも出来るらしい。
というわけでまず最初に先生がお手本を見せるとのことで、先生が今、魔法陣を書いている。
「準備が出来ました。それでは見ててくださいね。ウヒッ。【召喚 下級魔獣】」
うわっ。さっきのサイコパスは変態に訂正します。
それは置いといて、魔法陣の中から獣のような姿をした人型の悪魔と思われる生き物?が出てきた。
魔獣ってこんな感じなのか。
俺はもっとモン〇ンに出てくるようなのとか、もっとマスコットキャラクター的なのが出てくると思ったら人型って・・・
まあ、そんなことはどうでも良くて、契約するためには対価を召喚された魔獣から要求されるんだと。
それで召喚主が割にあった対価を払うと契約完了、ということになる。契約する時間も対価によって決まる。
対価には魔力や依り代などが一般的だが、極々たまに変なものを要求してくる悪魔や天使、精霊もいる。
さっきの先生の説明では、召喚できるのは魔獣だけでなく、悪魔、天使、精霊などが召喚できるらしい。
悪魔、天使、精霊の何が違うのかと聞かれても俺にはイマイチ分からない。
でも、悪魔は絶対に契約通りに動いたり、天使は対価が安くても比較的長く活動できるけど、あまり言うことを聞かなかったり、精霊は言っていないことも察して、何でもしてくれたりと、少しは違うらしい。
「では、皆さんも良い奴を召喚してくださいねっ!ウヒッ!」
ウヒッって・・・
まあいいや、さっさと召喚して終わらせよう。
「【召喚 魔獣】」
そう俺が唱えると、目の前に魔法陣が展開され、美しい赤い羽を持った鳥が出てきた。
その鳥は羽やトサカが燃えていた。
体が全部出ると頭に響くようなテレパシー?的なことをして頭に響くようにそう話してきた。
《小さきもの我を呼び出すということはそれ相応の仕事と報酬があるのだろうな?》
うん?
《えっと、まず上から目線にする前にまずは名乗ったらどうなんですか?》
俺もテレパシー?念話っていうのかな?その念話を解析して俺もスキルを獲得した。
『念話』っつうのを。
《我を知らないだと・・・?!いいだろう。教えてやる。我が名はフェニックス!幻獣の7匹が一匹だ!》
「「「「「フェニックス!?」」」」」
おっと、みんなが驚いている。
ていうかみんな念話聞こえてたんだ。
俺も正直驚いた。
だって、魔獣を召還したのに、幻獣っていうのが出てきたし、フェニックスってあの不死鳥の奴だよな?
羽とかトサカが燃えてるし、自分を幻獣って名乗るやつは多分いないから、本物なんだろう。
「あっあっあなたが本物のフェニックスですかっ!?」
先生が若干興奮気味にフェニックスに詰め寄る。
《む?なんだ貴様は?》
「ああ、すいません。申し遅れました。わたくし、スメルト=クラットスと申します。そっそっそれで、あなたは本物なんですかっ?」
《ああ、そうだが───》
「うわぁ!すごい!本物のフェニックスさんですか!へぇー、マジかぁー、フェニックスさんはテル君が召還したんですか?」
若干食い気味に先生が話す。
「あっ、そうですけど───」
「うわぁ!すごい!いや、ここはうらやましいか・・・?おっと、長話しすぎましたね。早く契約したらどうですか?」
ああ、そうだった。
《えっと、対価は何がいいですか?》
念話でまた質問する。
どうやらこの鳥は喋れないようだ。
《いや、我に対価は必要ない。ただしそれは我の主にふさわしいかを見定めてからだ。》
へぇー。そういう系か。
《何で僕を見定めるのですか?》
《主には魔力量だな。》
《魔力量?》
魔力量なら俺も少し自信がある。
《では、手を出し、我の頭に触れるがよい。》
《あ、はい。》
俺は右手をだし、フェニックスの頭に触れる。
《そして、魔力を放出せよ。》
《はーい。》
俺は右手から魔力を放出する。
それは30秒くらい続いた。
30秒くらいするとフェニックスがだんだん苦しんでいるように見えた。
《ぐっ、フグゥ、はぁ、はぁ、はぁ》
《あのー・・・大丈夫ですか?》
《よし分かった。おぬしを認めよう。》
《あっそれはどうも。》
どうやら俺を認めてくれたようだ。
《では、契約の期間は無制限です。あとそういえばあなたの名前をまだ聞いていませんでした。なんというのですか?》
《契約の期間無制限!?いやそんなこと聞いてないんだけど・・・まぁいっか!で、名前だっけ?名前はテル。テル=ハングルだ。》
《テル殿というのですか。では、私にお名前をください。》
名前?ああ、こういう契約獣に名前をあげるのはテンプレだな。
《名前かー。適当に『ホルス』とか?》
《ホルス!なんとまあ、かっこいい名前でしょう!》
そうホルスが言うと、いきなり縮んだ。
縮んだ後の姿は、マスコットみたいな見た目をしていた。S.Dモード的な?
こんな形でホルス(S.D)との契約を終えた。
召喚と言ったら、『俺の友達出てこい~』
って言うのがどこぞの普通の人が言ってたな。
何だっけ名前・・・?
ちょっと思い出せないので、考えるのをやめる。
召喚っつたら悪魔とか、天使とか召喚するのか?
よくわからないので考えるのをやめる。
さてと、さっきの化け物について考えることにする。
オッケー『神解析』?
《・・・》
え、だめ?じゃあ、ヘイ『神解析』?
《・・・》
あ、ふざけました、すいません。あのー、ホムラって何なんですか?
《ホムラ・ツルギタニについてですか?》
うんそうそう。
《何ですかと聞かれても・・・。まあ、現時点でわかるのは日本から召喚されたと思われます。また、とんでもない才覚を持っていることから、神の祝福を受けていると思われます。そして、確定している情報が・・・化け物ということです。》
へえー、そんなことまでわかってたの?
《フッ、舐めてもらっちゃあ困りますね。》
よっ!さすが、『神解析』さん!
《(照)褒めても何も出ませんよ。》
と言うことで休み時間は終わり、召喚の授業に期待で胸を膨らませた。
★★★★★★
「皆さんどうもこんにちは。私が召喚の授業を担当する、スメルト=クラットスというものです。以後、お見知り置きを。」
チャイムがなった瞬間にドアから入ってきたいかにもな白衣を来た男不気味に笑いながら、はそういった。
背は中肉中背、白衣がとても似合う科学者みたいな人だった。
礼儀正しいと思ったら、なんかこの人よーく見ると頭のおかしいサイコパスにも見え、何だかよく分からない気持ちになる。
んで、今日の召喚の授業で何をするかと言うと、簡単な魔獣を召喚、契約することらしい。
召喚して少しだけの間契約するだけなら、順番を間違えなければ誰でも出来るらしい。
というわけでまず最初に先生がお手本を見せるとのことで、先生が今、魔法陣を書いている。
「準備が出来ました。それでは見ててくださいね。ウヒッ。【召喚 下級魔獣】」
うわっ。さっきのサイコパスは変態に訂正します。
それは置いといて、魔法陣の中から獣のような姿をした人型の悪魔と思われる生き物?が出てきた。
魔獣ってこんな感じなのか。
俺はもっとモン〇ンに出てくるようなのとか、もっとマスコットキャラクター的なのが出てくると思ったら人型って・・・
まあ、そんなことはどうでも良くて、契約するためには対価を召喚された魔獣から要求されるんだと。
それで召喚主が割にあった対価を払うと契約完了、ということになる。契約する時間も対価によって決まる。
対価には魔力や依り代などが一般的だが、極々たまに変なものを要求してくる悪魔や天使、精霊もいる。
さっきの先生の説明では、召喚できるのは魔獣だけでなく、悪魔、天使、精霊などが召喚できるらしい。
悪魔、天使、精霊の何が違うのかと聞かれても俺にはイマイチ分からない。
でも、悪魔は絶対に契約通りに動いたり、天使は対価が安くても比較的長く活動できるけど、あまり言うことを聞かなかったり、精霊は言っていないことも察して、何でもしてくれたりと、少しは違うらしい。
「では、皆さんも良い奴を召喚してくださいねっ!ウヒッ!」
ウヒッって・・・
まあいいや、さっさと召喚して終わらせよう。
「【召喚 魔獣】」
そう俺が唱えると、目の前に魔法陣が展開され、美しい赤い羽を持った鳥が出てきた。
その鳥は羽やトサカが燃えていた。
体が全部出ると頭に響くようなテレパシー?的なことをして頭に響くようにそう話してきた。
《小さきもの我を呼び出すということはそれ相応の仕事と報酬があるのだろうな?》
うん?
《えっと、まず上から目線にする前にまずは名乗ったらどうなんですか?》
俺もテレパシー?念話っていうのかな?その念話を解析して俺もスキルを獲得した。
『念話』っつうのを。
《我を知らないだと・・・?!いいだろう。教えてやる。我が名はフェニックス!幻獣の7匹が一匹だ!》
「「「「「フェニックス!?」」」」」
おっと、みんなが驚いている。
ていうかみんな念話聞こえてたんだ。
俺も正直驚いた。
だって、魔獣を召還したのに、幻獣っていうのが出てきたし、フェニックスってあの不死鳥の奴だよな?
羽とかトサカが燃えてるし、自分を幻獣って名乗るやつは多分いないから、本物なんだろう。
「あっあっあなたが本物のフェニックスですかっ!?」
先生が若干興奮気味にフェニックスに詰め寄る。
《む?なんだ貴様は?》
「ああ、すいません。申し遅れました。わたくし、スメルト=クラットスと申します。そっそっそれで、あなたは本物なんですかっ?」
《ああ、そうだが───》
「うわぁ!すごい!本物のフェニックスさんですか!へぇー、マジかぁー、フェニックスさんはテル君が召還したんですか?」
若干食い気味に先生が話す。
「あっ、そうですけど───」
「うわぁ!すごい!いや、ここはうらやましいか・・・?おっと、長話しすぎましたね。早く契約したらどうですか?」
ああ、そうだった。
《えっと、対価は何がいいですか?》
念話でまた質問する。
どうやらこの鳥は喋れないようだ。
《いや、我に対価は必要ない。ただしそれは我の主にふさわしいかを見定めてからだ。》
へぇー。そういう系か。
《何で僕を見定めるのですか?》
《主には魔力量だな。》
《魔力量?》
魔力量なら俺も少し自信がある。
《では、手を出し、我の頭に触れるがよい。》
《あ、はい。》
俺は右手をだし、フェニックスの頭に触れる。
《そして、魔力を放出せよ。》
《はーい。》
俺は右手から魔力を放出する。
それは30秒くらい続いた。
30秒くらいするとフェニックスがだんだん苦しんでいるように見えた。
《ぐっ、フグゥ、はぁ、はぁ、はぁ》
《あのー・・・大丈夫ですか?》
《よし分かった。おぬしを認めよう。》
《あっそれはどうも。》
どうやら俺を認めてくれたようだ。
《では、契約の期間は無制限です。あとそういえばあなたの名前をまだ聞いていませんでした。なんというのですか?》
《契約の期間無制限!?いやそんなこと聞いてないんだけど・・・まぁいっか!で、名前だっけ?名前はテル。テル=ハングルだ。》
《テル殿というのですか。では、私にお名前をください。》
名前?ああ、こういう契約獣に名前をあげるのはテンプレだな。
《名前かー。適当に『ホルス』とか?》
《ホルス!なんとまあ、かっこいい名前でしょう!》
そうホルスが言うと、いきなり縮んだ。
縮んだ後の姿は、マスコットみたいな見た目をしていた。S.Dモード的な?
こんな形でホルス(S.D)との契約を終えた。
応援ありがとうございます!
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