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一般常識を学ぼう
ススとインパクト
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「えっとね~、外壁とかの近くによくいる淡い光の塊みたいなの
魔力の残骸が集まって出来た弱い魔獣でね、それが初級者向けの魔獣だよ!」
「…ちなみに、スライムは?」
「スライムも初級者向けだけど、レベル3か4くらいになってからの獲物かな~」
「…デスヨネ」
「まぁでも、ススを討伐するなんて、滅多にないけどね!
基本的に、学校の戦闘訓練で普通に訓練すれば
卒業するまでにレベル6くらいはいけるからさ
学校にいる時に、戦闘訓練とらなくて、戦闘職するってなったら
スス討伐から始めないといけないけど…」
「スス討伐ねぇ…そんな依頼あったかなぁ」
話に何度も上がってくるスス討伐
しかし、ユウキは今まで掲示板でそんな依頼を見た覚えがない
難しい名前の魔獣だったらまだしも…
こんな2文字で覚えやすい名前…一度見たら覚えていそうだが…
「あ、スス討伐は依頼でなんか出てこないよ!
だって、誰でも倒せるし!てか、倒す必要もないんだけどね!」
「と…言うと?」
「魔獣は増えすぎたら、進化してランクが上がる奴がいるから
定期的に討伐依頼が出るんだけど
ススは残骸だからかな…進化出来ないし…
なにより、他の魔獣が食べたりしてるから
そんなに増えないし…実害がないからね」
「そ…そうなんだ…(魔獣の食べ物なんだね…)」
2人がそんな会話をしている間に
ゲアルとレアルはギルドの職員達によって運ばれた
ゼノンも用事が終わると、ギルドの中へと消えて行った
そして、柵も片付けられると、集まっていた人達は
先程の事を話ながら、それぞれ散っていく
(僕って、結構何か…色々な人達の登場によって
存在感薄くなってるよね~)
色々騒ぎに巻き込まれたり、巻き込まれに行ったりしているが
ユウキの認知度はこの街ではあまり大きくない
まぁ、ココに来て、そんなに経っていないし
何より、情報誌で顔を載せていないのだから当然なのだが
それに加えて、何か騒ぎに巻き込まれた時には
何かしらインパクトの強い人が出て来るのだ
妄想少女と出会った時も、少女のインパクトの強さに負け
金塊を売った時は、金塊の存在感に負け
今回はゼノンの登場によって、皆の頭の中にはユウキの事など
ほとんど残っていないだろう
「(ま、それで大騒ぎされなくて助かってるから、良いんだけどね~)
あ…そういえば、スキルはそのままのレベルだったけど
大丈夫なのか?」
思考が一段落した時に、ふと先程のゲアルのステータス画面を思い出した
確かにステータスは初期化されていたが
スキルのレベルはそのままだったと記憶している
「確か、スキルによっては、補正がついたりするんだよな?」
「うん、ついたりするけど、戦闘系のスキルは
自分のレベルに合ったレベルの力しか発揮できないから
どんなにレベルが高くても、今使えるのはレベル1の能力のみだから
何の心配もいらないよ」
「あ、そっか…」
「つー事は、とりあえず、これからは、アイツらが人の迷惑にならねぇって事だな!」
会話は聞いていたのだろう
最後だけ綺麗にまとめたキョウヤだった
魔力の残骸が集まって出来た弱い魔獣でね、それが初級者向けの魔獣だよ!」
「…ちなみに、スライムは?」
「スライムも初級者向けだけど、レベル3か4くらいになってからの獲物かな~」
「…デスヨネ」
「まぁでも、ススを討伐するなんて、滅多にないけどね!
基本的に、学校の戦闘訓練で普通に訓練すれば
卒業するまでにレベル6くらいはいけるからさ
学校にいる時に、戦闘訓練とらなくて、戦闘職するってなったら
スス討伐から始めないといけないけど…」
「スス討伐ねぇ…そんな依頼あったかなぁ」
話に何度も上がってくるスス討伐
しかし、ユウキは今まで掲示板でそんな依頼を見た覚えがない
難しい名前の魔獣だったらまだしも…
こんな2文字で覚えやすい名前…一度見たら覚えていそうだが…
「あ、スス討伐は依頼でなんか出てこないよ!
だって、誰でも倒せるし!てか、倒す必要もないんだけどね!」
「と…言うと?」
「魔獣は増えすぎたら、進化してランクが上がる奴がいるから
定期的に討伐依頼が出るんだけど
ススは残骸だからかな…進化出来ないし…
なにより、他の魔獣が食べたりしてるから
そんなに増えないし…実害がないからね」
「そ…そうなんだ…(魔獣の食べ物なんだね…)」
2人がそんな会話をしている間に
ゲアルとレアルはギルドの職員達によって運ばれた
ゼノンも用事が終わると、ギルドの中へと消えて行った
そして、柵も片付けられると、集まっていた人達は
先程の事を話ながら、それぞれ散っていく
(僕って、結構何か…色々な人達の登場によって
存在感薄くなってるよね~)
色々騒ぎに巻き込まれたり、巻き込まれに行ったりしているが
ユウキの認知度はこの街ではあまり大きくない
まぁ、ココに来て、そんなに経っていないし
何より、情報誌で顔を載せていないのだから当然なのだが
それに加えて、何か騒ぎに巻き込まれた時には
何かしらインパクトの強い人が出て来るのだ
妄想少女と出会った時も、少女のインパクトの強さに負け
金塊を売った時は、金塊の存在感に負け
今回はゼノンの登場によって、皆の頭の中にはユウキの事など
ほとんど残っていないだろう
「(ま、それで大騒ぎされなくて助かってるから、良いんだけどね~)
あ…そういえば、スキルはそのままのレベルだったけど
大丈夫なのか?」
思考が一段落した時に、ふと先程のゲアルのステータス画面を思い出した
確かにステータスは初期化されていたが
スキルのレベルはそのままだったと記憶している
「確か、スキルによっては、補正がついたりするんだよな?」
「うん、ついたりするけど、戦闘系のスキルは
自分のレベルに合ったレベルの力しか発揮できないから
どんなにレベルが高くても、今使えるのはレベル1の能力のみだから
何の心配もいらないよ」
「あ、そっか…」
「つー事は、とりあえず、これからは、アイツらが人の迷惑にならねぇって事だな!」
会話は聞いていたのだろう
最後だけ綺麗にまとめたキョウヤだった
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