異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~

結城 朱煉

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ラグーン

家作り

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「よし、早速準備だ!」

ユウキは本を元の場所に返し、図書館を出る
このラグーンはラーグ通りという大きな通りが街の南北を繋ぎ
セリア通りとリーシェ通りという通りがそれに並ぶようにあり
その3つの通りを結ぶように東西に細い通りがいくつも駆け抜けている
ラーグ通りは、基本的に大きな建物があり
セリア通りとリーシェ通りは、中央に商店街や宿屋などがあり
端に行くと、住宅などが多くある

「まずは、道具屋で住宅の魔石を手に入れないとね」

地図を拡大して、住宅の密集具合を確認
まだ、通りに面して空きのあるリーシェ通りに家を作る事に決め
その道すがら、魔法道具店を見つけ中に入る
住宅の魔石自体は、よくある物で、値段も手ごろだと書いてあった
ちなみに魔法道具とは魔石の事を少し丁寧に表現しただけである

(えーっと、住宅の魔石…)

魔石を扱う店には、宿屋で使った水を出す青い石や、火をつける赤い石など
需要の高い物が店先に並んでいる
店は木製で、商品棚も木製で統一されている

「おや、何かお探しかい?」
「うん、住宅の魔石を探してるんだけど、ある?」
「あぁ、それなら、ほら、そっちだ」

出てきた店の店主と思われる男性が指さす方を見ると
そこには、グレーの石が置いてあった
値段は3000セレスだった
つまり、スライムの討伐を完了すれば買える金額
スライムとは、一番弱い魔獣なので、頑張れば買える…という事である

「これ1つ下さい!」
「はいよ、3000セレスだ」

ユウキは3000セレス支払い、ウキウキ気分で魔法道具屋を出る
後は、家を作る予定地に向かうだけ
ちなみに、ココには土地という概念は無く、
家を建てたからと言って誰も文句は言わない
空いてる場所は自由に使う…がモットーである
それでも、人気の場所…ラーグ通りなどでは、場所代という物が存在している
まぁ、そこだけが異例なのだが…

(えーっと、この辺りでいいかな~…)

リーシェ通りの一番端を横切る細い通り
その奥にある空間に家を作る事にしたユウキ
しかし、材料になる木材などは無い

「ま、普通は木材とか準備してやるんだろうけど…
 ある物は使うしかないだろ!メイキング!」

ユウキは、メイキング画面を出し、イメージする
木製の煙突がついている三角屋根の家を…

「グッ…大きい物だからか…魔力結構持ってかれた」

今までない消費に、驚きと共に、疲労を感じて片膝をついてしまう
しかし目の前に出来た家に、すぐに立ち上がり、中に入る
そこは簡単な四角い空間だった
本当に何もない
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