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ラグーン

まわり過ぎにはご注意を

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「多分、これもスキルになると思うんだよね」

そう呟きながら、同じ動きを何度も繰り返す
そうする事で、スキルゲットに近づくし、討伐も同時進行で出来る
つまり、一石二鳥なのだ

「ふぅ…これで、この辺はOKかな」

明らかに依頼よりも多い数のスライムを討伐
まぁ、多い分に文句は言われないので、問題ないだろう

=獲得物=
スライムの核:50個
体力草:35個
魔石:42個
お金:2200セレス

「さ、次はブラウンボアだな!」

ユウキは疾走もあり、目的地にすぐに到着した

「コイツは、厄介だけど…
 あぁ…ココでは、パーティー組んで狩るんだっけ…
 例によって僕は1人だから、無理なんだけどね…
 というか、パーティー組んだ方が悪目立ちしそうだし…」

数値が異常なユウキは、人と一緒にいればいるほど、異様な事が目立つだろう
別に嫌というわけではないが、自ら突っ込んでいくつもりもない

「よし、やるか!」

気合を入れて、ユウキはブラウンボアの群れに突っ込んでいった
こっちの突っ込みは躊躇も何もない
むしろ、自信満々だった
これで3度目の相手、どう攻撃してくるか分かっているので
対策もバッチリだった

「お前らの特性を考慮して、コレでいこうと思います!」

ブラウンボアの群れの中心に立ち、構えると
先程のように一回転
しかし、休む事なく反対回りに一回転
それを連続して続ける

☆スキル:回転切りを獲得しました☆

スキルの獲得を回る視界で捉えながら周り続ける

「うぅ~…ちょっと回り過ぎたかもしれん…」

十数回回転した頃には、ブラウンボアの群れは影も形も無くなっていた
残ったユウキはと言うと、少しふらついているが、特にダメージは受けていない

「これで、ブラウンボアの討伐もOK…と…
 って事で、今日も図書館に行くか!」

=獲得物=
ボアの核:32個
体力草:44個
魔石:37個
ボアの肉:40個
ボアの毛皮:40個
ボアの皮:40個
お金:3120セレス

「ギルドに報告して…
 いや、街に戻る前に、この辺の物鑑定していくか…」

周りには、色々な物が生えている
それは、草だったり、木だったり…色々である
つまり、色々な材料になりそうな物が落ちているという事だった

「鑑定!」

◇セレインの木◇
建築の際に使われる木材

◇雑草◇
特に利用用途の無い草
家畜の餌に丁度良い

◇石◇
簡単な加工をしやすい
強度はそれほどない

◇眠り草◇
食べると眠くなる草
不眠時に役立つ
睡眠薬を作る事が出来る

◇麻痺茸◇
食べるとマヒを引き起こすキノコ
食用には向かない
麻痺毒を作る事が出来る

◇ラーグの木◇
たき火や簡単な加工に使われる木
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