異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~

結城 朱煉

文字の大きさ
352 / 357
一般常識を学ぼう

予想外の展開

しおりを挟む
「今日の朝ごはん何かな~?」

まぁ、そんな期待しても、今ある材料からは
そこまで大したものは出てこないが…
それでも、楽しみは楽しみだ
ルンルン気分で、通りを歩いていく
あと、あの角を曲がればもうすぐ自宅だ
この後、非常に驚くことになるとも知らずに…

「たっだいまー!(やっぱ自宅が一番だよね!)」

非日常的な野宿も良いが…やはり、自宅に勝るものはない
まぁ、この非日常的な生活になってから
そこまで長い月日は経っていないのだが…

「あ、ユウキちゃん!」

早朝でも起きていたミナミ…きっと朝食の準備をしていたのだろう
嬉しそうにユウキを出迎える

「僕がいない間大丈夫だった?」
「大丈夫だよ!ねぇねぇ、それより聞いて!
なんとなんと、キョウヤ君がね!」

余程ユウキに言いたいのだろう…滅茶苦茶ユウキに詰め寄る
あまりの勢いに、ユウキは後ろへ後ずさるしかなかった

「な、なに…ど、どうしたの??」

キョウヤが一体何をしたと言うのだろう…
ミナミは割とテンションが上がりやすいが
ココまで上げるような何か…は、そう簡単に思い浮かばなかった

「キョウヤ君が…ついに!」
(ん~…女子なら…恋愛関係…とか…?
告白された?もしくは、告白してOKもらえた的な…?)

一生懸命予測をした結果は…女子だし恋バナ…だろう…
という、超安易なものだった

「砂糖…トーサと塩を見つけて採集してきてくれたんだよ!?」
「…ぇ………マジで!!!?」

ユウキの予想とは全く違う答え
それは、探していたものが見つかった…という報告だった
これにはユウキも驚いた

(いや…僕よりも食にはこだわりあるもんな…
でも、てっきりレベル上げしてると思ってたんだけど…)

ユウキがいない…あの時がキョウヤ的にはチャンスだったと思うが…
結局ユウキもバトルしていたので、変わらないのだが…

「うん、ちょうど討伐依頼してる時に迷い込んだ場所で
トーサを見つけて…それから、そのすぐ近くに塩もあったんだって!」
「マジか…さっさと砂糖探しに行けば良かった…
いや、まぁ、今更言っても仕方ないんだけど…」
「コレが、トーサの茎でこっちが塩の実だよ」

そう言ってミナミは採集された状態のトーサの茎と塩の実を取り出す

「へぇ~…トーサの実ってマジでサトウキビみたいだよな…
てか、コレ…砂糖にするためには…どうしたら…」

前の世界のように加工をしなければいけないのか…
と、いう考えが頭をよぎる

(確か…サトウキビの加工ってめっちゃ大変やったような…)

◇トーサと茎◇

中にトーサの粉が入っている
現在使い道はない

◇終 ◇

「ぇ…コレって取り出すの簡単…かもしれん…?」

鑑定を使って調べてみると
どうやら、メンドクサイ工程がなくても大丈夫らしい
しかし、殻ではなく茎…なので
今までのように簡単には取り出せない
だが、工程を考えると、やはりとても簡単である

「ん~…とりあえず…節のところで切るか…」

そう言って、ユウキが取り出したのは剣だ
きっと剣もこのような事に使われるとは思いもしなかっただろう
とりあえず、ユウキの身の丈程ある茎の先を少し切り落とす
そして、切り口から中をのぞいてみると…

「おぉ!砂糖が入ってる!」

筒の中にギッシリ…ではないが、半分くらい砂糖が入っていた
それを、作った入れ物に入れて
そして、その節のすぐ下を切る
すると、その節の中にも半分くらい砂糖が入っていた

「コレで、お店の準備が本格的に始められるね!」
「だな!ミナミの店から調味料の発信も出来るし
調味料を採集出来るから、僕の魔力使わなくても良い!」

そう言いながらユウキは一本目のトーサの茎を切り終えた
そして次は塩の実…である
しおりを挟む
感想 88

あなたにおすすめの小説

若返ったオバさんは異世界でもうどん職人になりました

mabu
ファンタジー
聖女召喚に巻き込まれた普通のオバさんが無能なスキルと判断され追放されるが国から貰ったお金と隠されたスキルでお店を開き気ままにのんびりお気楽生活をしていくお話。 なるべく1日1話進めていたのですが仕事で不規則な時間になったり投稿も不規則になり週1や月1になるかもしれません。 不定期投稿になりますが宜しくお願いします🙇 感想、ご指摘もありがとうございます。 なるべく修正など対応していきたいと思っていますが皆様の広い心でスルーして頂きたくお願い致します。 読み進めて不快になる場合は履歴削除をして頂けると有り難いです。 お返事は何方様に対しても控えさせて頂きますのでご了承下さいます様、お願い致します。

異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります

モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎ 飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。 保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。 そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。 召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。 強制的に放り込まれた異世界。 知らない土地、知らない人、知らない世界。 不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。 そんなほのぼのとした物語。

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~

よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】 多くの応援、本当にありがとうございます! 職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。 持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。 偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。 「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。 草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。 頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男―― 年齢なんて関係ない。 五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)

犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。 意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。 彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。 そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。 これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。 ○○○ 旧版を基に再編集しています。 第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。 旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。 この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。

本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜

あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい! ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット” ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで? 異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。 チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。 「────さてと、今日は何を読もうかな」 これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。 ◆小説家になろう様でも、公開中◆ ◆恋愛要素は、ありません◆

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...