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一般常識を学ぼう

ポーション<ランク1>

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「コレも、すり潰して~♪」

体力草をすり潰していくと、下にあった活性草が混ざり合う
活性草の青と体力草のオレンジが混ざり合うと…

(濃い紫って…回復薬って言うより、毒薬っぽいんだけど…)

出来上がった色に、思わず引くユウキ
この色だけを見ると、到底回復をもたらす薬だとは思えない
一瞬、自分は何を作っていたのか疑問に思えるほどに…
しかし、ユウキは手を止めない
そのまま全てをすり潰し、セレインの湖の水を加える

「ポーション作成」

そうして魔力を込めると…

(相変わらず、見た目さして変わらないのか…
 仕方ない、鑑定)

◇ポーション<ランク1>の液体◇

HPを200回復する薬
特に味はなく、飲みやすい
入れ物に詰める事で、ポーション<ランク1>として、販売出来る

「お、出来てる出来てる♪
 さすが、ランク1は効果抜群だな!ランク無しの4倍の回復力とか!」

とりあえず出来上がった事を喜ぶユウキ
喜ぶのもそこそこに、入れ物に詰めていく

「さぁ~て、結果はどうだ!」

◇ポーション<ランク>【傑作】◇

HPを200回復する薬
特に味はなく、飲みやすい

「おぉ!!!やった!傑作出来た~♪」

予想外に簡単に傑作が出来上がり、大喜びのユウキ

(いや、ちょっと待てよ…ココの人…浮かべて混ぜる以外に思い浮かばないのか!!?)

自分の至った結論に、思わず動きが止まる
ユウキは顎に手を当て思考し始める

(いやでも…そもそも上級作るのだって、かなり経験積まないとダメだしなぁ…
 上級作れる頃には、まぁまぁいい年だよね…
 こっちの人で言うと、まだまだ若いんだろうけど…
 普通の人がどれくらいで成長していくか分からんけど…
 10年20年はいるだろうなぁ…)

それだけ長い事していると、発想が固まってくる…という事はあり得るかもしれない
そんな結論に至り、きっとそうに違いないと、そこでこのことはお終いとした

「さ、薬の次は木工だね♪」

新しい事をする時は、いつもワクワクする
新鮮だからだ…
ユウキも、ワクワクしながらインベントリから、木工セットを取り出す
中から出てきたのは、ナイフや接着剤…そして固定するための工具

(さ~て…まずは、木工のレシピ…
 って、木工のレシピ入れてねぇ!!
 はぁ~~…とりあえず、鉛筆とか作りたいんだよねぇ~…)

自分の凡ミスに床に手をつき、落ち込むユウキ

(今から図書館に行って調べるか…?
 いや、僕の場合、他の物もついでに調べようとして、時間超過しそうなんだよね…)

鉛筆を作りたいが、レシピが無い…という事に頭を悩ませるユウキ
レシピを調べれば良いのだが、ココで知識を仕入れるには
図書館で本を読むか、本屋さんで本を買う…どれかである
本が置いてあるどちらも、ユウキにとっては結構なトラップである
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