異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~

結城 朱煉

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一般常識を学ぼう

炭作りにチャレンジ

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「とりあえず、知ってる事、全部喋ったので…帰っても良いですか?
(早く、炭も作りたいし…)」
「えーっと、捕縛の経緯も確認できたので、こちらとしては大丈夫ですが…」

男性はチラッとゼノンを見る

「そうだな…今回の件はこれにて終了とする
あ、ユウキ君…報酬は無いが、ダークサイドの人間を捕まえた事は
功績として残っておるぞ」
「え?残るの!?」
「お前、何も残らないと思ってたのか!!?
ダークサイドの人間を捕縛したという事は、この街に貢献したって事だぞ!?」
「…いや、まぁ、そうだけど…
(絶対功績とか増えてきたら目立つじゃん…)」

普通、冒険者は目立つために頑張って討伐やら採集やらに取り組んでいる
だから、何か偉業を達成したら情報屋に伝えて広めてもらう…
のだが、ユウキは目立ちたくないので、普通の人なら喜ぶものでも
素直に喜べない所がある
憲兵の男性からすれば、かなりの不思議な子…である

「では、ギルドカードを借りるぞ」
「あ…はい(拒否権ナシだ…)」

ゼノンに言われ、ユウキは渋々ギルドカードを出す
ゼノンは受け取ったギルドカードを自分の机の所に持っていき
作業をしてから、すぐに戻って来た

「これで、功績はこのギルドカードに記録されたぞ」
「は~~い」
「お前…ホントに変な奴だな…」

飛び跳ねて喜ぶ所を、普通にスルーしている
かなり異常な光景だった

「それじゃ、失礼しました!」

全てが終わった瞬間に、大急ぎで出て行くユウキ
これ以上、この空間にいたくない…というのも勿論あるが
一番は早く帰って炭を作りたいという所だ

~自宅~

「ふぅ…やーっと作業出来る…
とりあえず、炭を作って、芯まで作ってしまおう!」

気持ちを切り替え、インベントリからセレインの枝200本を取り出す
そして、10本手に持ち、その10本に火属性の魔力を注ぎ込んでいく
もちろん、注ぎながら炭をイメージする事は忘れない
慎重に魔力を注ぎ込んでいくと…

「出来た!」

先程まで茶色で生き生きとしていた枝は、黒い塊へと変貌していた

(でも、やっぱ中級って言うだけあって…大変やな…
魔力から物を作り出す時はイメージが全てやけど…
物をイメージに寄せていくのって意外と疲れる…)

ちなみに、MPの消費は10本一気に変化させたのにも関わらず
1しか消費されていなかった

(意外と魔力使わないんだね~…
てかさ…魔力から炭作れば簡単じゃん!)

そう思い立ち…ユウキは早速魔力から炭を作ってみた
その結果…

(作れるには作れるけど…)

出来上がったのは、間違い無く炭だった
セレインの枝から作り出した炭…と一緒の物…
しかし、同じ10本を作ったのにも関わらず
消費したMPは10で、先程の10倍かかったのだ
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