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魔法学校に転入します
移動手段と学校
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「空が青紫だ…」
外に出たユウの第一声がコレだ
しかし、それも仕方のないことだ
元いた世界は空と言えば青色だ
天気や時間によって多少の変化はあるが、これほど紫が強い事は無いだろう
何処でも空は同じ色だと思っていたが、違うらしい
(まぁ…異世界らしいから、しょーがないよね…)
玄関のドアを開けた瞬間、飛び込んできた景色に、ココは異世界と認識せざる終えなくなった
どんな田舎に行っても、木と一体化した家はそう滅多にお目にかかれないだろう
だが、ココは木と一体化しているのが当たり前とでも言うように、
周りの家すべてが木と一体化している
それに加え、空気中をシャボン玉がフラフラ浮かんでいる
触っても割れず消える気配も無く、ただ空へと昇って行く
そして、そのシャボン玉は何処から出てくるかと思えば、地面から出てきている
などなど、ファンタジーなところを見てしまったのだ…異世界と認めるしかない
「ユウ~準備できた~?」
「……」
母親の声に思考を一旦やめ、振り返るが何も言えず固まる
送って行ってくれる…そう言うので、車で移動するものだと思っていた
しかし、母親の手にはホウキが一つ
送る…と言うより、今から掃除でも始めそうな感じだ
「…どこ掃除すんの?」
「あら、違うわよ~
これに乗って移動するのよ~」
「…マジ?」
ユウは100%疑いの眼差しで母親を見るが、当の母親はニコニコと笑うばかり
どうにも信じられないユウを気にせず、母親はホウキにまたがる
ユウはキョロキョロ辺りを見回し、誰もいないことを確認してから、
しぶしぶ母親の後ろにまたがる
(こんな姿、絶対見られたくないよ…)
ユウがそんな事を思っていると足が地から離れ、どんどん空に上がっていく
「ぇ…うそ!?」
ユウは慌てて、しっかり母親に掴まる
安定しないホウキの上…落とされたらたまったものではない
「ちょ、落とさないでよ!!」
「ちゃんと掴まってなさいよ~」
「あ、あ、あ、歩いて行く~~~~!!!!」
「あら、歩いて行くと時間がとってもかかるのよ~~」
そう笑って言いながら、母親はホウキを操り学校に向かう
「ひぃッ!!」
ユウは母親にしっかりしがみつき、目をつむる
慣れない感覚、慣れない視界で目を開けてその光景を見るなんてとても出来ない
視界を絶つと耳にビュウビュウと風をきる音が、妙に大きく感じられる
「ほら、ついたわよ」
「え?」
数時間にも感じられた飛行時間…実際は10分程度
足が地面についた感覚と母親の声で、ユウはゆっくりと目を開ける
そこには、古いレンガで造られた建物があった
見える所だけ言うと、この建物は長方形の形をしていて長方形の両端に円錐の屋根がついている。その円錐の頂点には三角の旗がヒラヒラ風になびいている
長方形のちょうど真ん中あたりには、三角の屋根がついている
そして、円錐と三角の屋根の間は長方形の直線が繋いでいる
高さは4・5階建くらいで、三角屋根の下…
ちょうど長方形の真ん中くらいに、大きく重そうな扉が一つある
扉の高さは、建物の2階部分に到達するくらい…そして幅は5・6mくらいだろうか…
(ドア大きすぎなんじゃ…)
ホウキから降りたユウの目は、扉に釘づけになった
普通にやっても開きそうではないが…試しに開けようと引っ張ってみる…が開かない
押してみる…が開かない…なので、横に引いてみる…それでも開かず…
「…母さん…コレどうやって開けるの?」
一通り試し、人の力では開かないことを確認したユウが母親に尋ねる
ユウの行動を見ていた母親はクスクス笑いながら人差し指を出す
「開いてちょうだい」
すると指先が光、その光が扉に向かって飛んでいく
扉に光が当たると、ギギギギと重そうな音をたてながら、扉が開く
「……」
ユウはただポカンとそれを見ていた
今日は自分の知らない事が起こりすぎである…脳内処理が追いついてきてくれない
ひとまず、母親が魔法を使った決定的瞬間を見た事は分かった
「さ、行くわよ」
ポカンとしているユウを気にもとめず、母親はホウキに手をかざす
すると、ホウキは消えてしまった
「!?!」
ユウが驚いているのも構わず、母親は先を行く
「あ、待って!」
ココに置いて行かれたらたまったものではない
右も左も…果ては上も下も分からないこの状態
置いて行かれたら終わりだ…そんな思いを胸にユウは母親について行く
外に出たユウの第一声がコレだ
しかし、それも仕方のないことだ
元いた世界は空と言えば青色だ
天気や時間によって多少の変化はあるが、これほど紫が強い事は無いだろう
何処でも空は同じ色だと思っていたが、違うらしい
(まぁ…異世界らしいから、しょーがないよね…)
玄関のドアを開けた瞬間、飛び込んできた景色に、ココは異世界と認識せざる終えなくなった
どんな田舎に行っても、木と一体化した家はそう滅多にお目にかかれないだろう
だが、ココは木と一体化しているのが当たり前とでも言うように、
周りの家すべてが木と一体化している
それに加え、空気中をシャボン玉がフラフラ浮かんでいる
触っても割れず消える気配も無く、ただ空へと昇って行く
そして、そのシャボン玉は何処から出てくるかと思えば、地面から出てきている
などなど、ファンタジーなところを見てしまったのだ…異世界と認めるしかない
「ユウ~準備できた~?」
「……」
母親の声に思考を一旦やめ、振り返るが何も言えず固まる
送って行ってくれる…そう言うので、車で移動するものだと思っていた
しかし、母親の手にはホウキが一つ
送る…と言うより、今から掃除でも始めそうな感じだ
「…どこ掃除すんの?」
「あら、違うわよ~
これに乗って移動するのよ~」
「…マジ?」
ユウは100%疑いの眼差しで母親を見るが、当の母親はニコニコと笑うばかり
どうにも信じられないユウを気にせず、母親はホウキにまたがる
ユウはキョロキョロ辺りを見回し、誰もいないことを確認してから、
しぶしぶ母親の後ろにまたがる
(こんな姿、絶対見られたくないよ…)
ユウがそんな事を思っていると足が地から離れ、どんどん空に上がっていく
「ぇ…うそ!?」
ユウは慌てて、しっかり母親に掴まる
安定しないホウキの上…落とされたらたまったものではない
「ちょ、落とさないでよ!!」
「ちゃんと掴まってなさいよ~」
「あ、あ、あ、歩いて行く~~~~!!!!」
「あら、歩いて行くと時間がとってもかかるのよ~~」
そう笑って言いながら、母親はホウキを操り学校に向かう
「ひぃッ!!」
ユウは母親にしっかりしがみつき、目をつむる
慣れない感覚、慣れない視界で目を開けてその光景を見るなんてとても出来ない
視界を絶つと耳にビュウビュウと風をきる音が、妙に大きく感じられる
「ほら、ついたわよ」
「え?」
数時間にも感じられた飛行時間…実際は10分程度
足が地面についた感覚と母親の声で、ユウはゆっくりと目を開ける
そこには、古いレンガで造られた建物があった
見える所だけ言うと、この建物は長方形の形をしていて長方形の両端に円錐の屋根がついている。その円錐の頂点には三角の旗がヒラヒラ風になびいている
長方形のちょうど真ん中あたりには、三角の屋根がついている
そして、円錐と三角の屋根の間は長方形の直線が繋いでいる
高さは4・5階建くらいで、三角屋根の下…
ちょうど長方形の真ん中くらいに、大きく重そうな扉が一つある
扉の高さは、建物の2階部分に到達するくらい…そして幅は5・6mくらいだろうか…
(ドア大きすぎなんじゃ…)
ホウキから降りたユウの目は、扉に釘づけになった
普通にやっても開きそうではないが…試しに開けようと引っ張ってみる…が開かない
押してみる…が開かない…なので、横に引いてみる…それでも開かず…
「…母さん…コレどうやって開けるの?」
一通り試し、人の力では開かないことを確認したユウが母親に尋ねる
ユウの行動を見ていた母親はクスクス笑いながら人差し指を出す
「開いてちょうだい」
すると指先が光、その光が扉に向かって飛んでいく
扉に光が当たると、ギギギギと重そうな音をたてながら、扉が開く
「……」
ユウはただポカンとそれを見ていた
今日は自分の知らない事が起こりすぎである…脳内処理が追いついてきてくれない
ひとまず、母親が魔法を使った決定的瞬間を見た事は分かった
「さ、行くわよ」
ポカンとしているユウを気にもとめず、母親はホウキに手をかざす
すると、ホウキは消えてしまった
「!?!」
ユウが驚いているのも構わず、母親は先を行く
「あ、待って!」
ココに置いて行かれたらたまったものではない
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置いて行かれたら終わりだ…そんな思いを胸にユウは母親について行く
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