異世界転入生

結城 朱煉

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この世界の普通を学ぼう

登校まで

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翌日、ユウは予定通り10時に起きた
向こうの世界と比べ準備するものがとても少なく、残りの9時間をどう過ごすかが問題だった
ひとまず、ユウは外の様子を確認するために、窓から外を見た

「うわ~…綺麗に水がひいてる…」

空はまだ慣れない青紫
そして、シャボン玉が空をふらふらと漂う…一昨日と同じ光景だった

「どうしようかな…早めに出て、ゆっくり周りを見ながら行こうかな」

ユウは着替えを終えて、1階に降りる
その頃には11時になっており、ルイがキッチンで動いているのが分かる

「おはよ~」
「あら、おはよ!早いのね~…まぁ、向こうよりは随分ゆっくり寝れてるみたいだけど」
「そりゃね…時間が長いから」
「それもそうね~」

ルイは、3人分の朝食を運んでくる
ユウはその間に、身支度を済ませテーブルに座る

「そういえば、父さんは?」
「そろそろ起きてくるわよ~、仕事があるもの」
「おはよ…2人とも早いなぁ~」

仕事着に着替えたディールがリビングに入ってきた
3人揃ったところで、朝食を食べ始める

「さて、仕事に行ってくるよ」

ディールは、朝食を少し急いで終わらせると、仕事へ出かけた
ユウも準備を始める

「あら、ユウ…学校の時間までは、まだ時間あるわよ?」

そう言って、時計を指さす
時計は12時くらいで、まだまだ時間がある事が分かる
余裕をもって…と思ったが、余裕がありすぎる
ユウは時間を潰すために、向こうの世界で使っていた音楽機器を使った

「よし!そろそろ良いかな~」

ソファーから立ち上がり、時計を見る
18時と示しており、丁度いい時間だった

「あら、そろそろ行くの?」
「うん、あちこち見ながら行きたいからね!」

ローブを羽織り、ホウキを出す

「それじゃ、行ってきまーす」
「行ってらっしゃい、ホウキのコントロールに気をつけてね~」

ルイの心配してるんだか、してないんだか分からない声に見送られ、ユウは家を出た

「ホント、綺麗なまでに晴れてるし、水があったなんて思えないな~」

ユウが呟いていると、隣の家から誰かが出てきた

「あ、ユウ」
「あ、リュウおはよ~」
「おはよ」

リュウもちょうど家から出てきたところだった

「リュウ、早いんだねぇ~」
「あぁ…さっさと学校に行って寝る」
「…ぉぃ」

ユウは小声でツッコんだ…もちろん、すぐ横のリュウには聞こえているが、リュウは気にしていないようだった

「さてと、学校に行くか」

ユウがホウキにまたがると、リュウはスノーボードを出して、ストッと乗る
ゆっくり浮かび上がり、景色を楽しみならがら進む
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