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月下の鬼人(ワールドエネミー)上
Disassembly《ブレット・トゥゲザァ》16
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五方手裏剣……!
あんな飛び道具使う奴なんて久々に見たぞ……ッ!
どうやら「ニンジャ」というのはあながち間違っていないらしいな。
現代では絶滅危惧種の武器……というのが良くなかった。
黒ずくめが数個投げた五方手裏剣を、命中率の低いチープな飛び道具とでも思ったのか、ロアはろくに避けようとしていない。
「バカッ!!避けろッ!!」
咄嗟に警告した俺の声が、突然の乱入者でヒートアップしきった兵士達の声に掻き消されていく。
俺はあの武器の脅威を知っている。
速度、威力は銃弾よりも劣るかもしれない……だが一つだけ凌駕している部分がある。
ギュインッ……!
飛来していた手裏剣が、運動方向を無視した有り得ない動きで軌道変えた。
空気抵抗を受けやすい手裏剣は、使い手の腕次第で上下左右に曲げることができる。それこそ、野球の変化球のように。
「まじかよッ……!?」
予想外の攻撃に、驚き半分、嬉しさ半分といった様子のロアに手裏剣が襲いかかる。
もう避けれないと判断したのか、多少の負傷は厭わない様子で突貫しようとした瞬間────ロアの態勢が綺麗に崩れた。
背後で片膝を付いていたアキラがロアに足払いを掛けていたのだ
「うおッ!?」
ちょっと間の抜けた声と共に倒れたおかげで、ギリギリ手裏剣を躱せたロアと、それを抱えるアキラ。
アイツ……手裏剣の脅威に気づいてたってのか?
俺は大昔、実際に見たことがあって知っていたが、よく分ったな、あれが曲がることを。
「何してんだボケッ!俺を助けるなんざ十年早えよガキがぁ!!」
「っせえな!俺が助けなきゃ、今頃てめぇはそんなこと口走れねえほど串刺しになっていたよ!!それにお前、俺と大して年齢変わらねえだろ!」
顔をカブトムシのように突き合わせ、低次元のケンカを始めた二人。
おいおい……
敵前でケンカは止めてくれ……
二人の姿に、黒ずくめも気まずそうな様子で『あ、あのー』と呼びかけるように右手を前に出している。
「敵前でケンカとは……規律がなってないんじゃないか?」
「……そういえば、あいつらどこの部隊の奴なんだ……?基地で見たことねーぞ?」
「そもそも本当に軍の関係者なのか?あんな女の子が軍に入ったなんて聞いてないぞ……?」
この場にいた全員が二人を白い目で見る中、熱の冷めた脳筋バカ達が、冷静に事を分析し始める。
うわぁ……あの二人がうちの部隊だって口が裂けても言いたくねぇ……
「い、一体どこの部隊の人間なんだにゃッ……!?」
鶴の一声のように、一瞬にして声が消えた。
そして、再びざわざわとし始める群衆。
「おい?今の誰の声だ?」
「女の声だったな?」
「『にゃ』て言わなかったか?」
空気を読もうとして余計なことを口走ったベルを、レクスとリズが二人掛かりで抑え込む。
存在自体が違法なベルが、軍の人間にバレるのは色々とマズい。一応フードやスカートの中に特徴的な耳や尻尾を隠してはいるが、それも百パーセントではない。
普段からもっと注意して生活しろとあれほど言っているのに……何やってんだよお前は!?
ついでに、たまたまリズの手を触れてしまったレクスが、眼で捉えられない速度のアッパーを鳩尾に食らい、その場で悶えている。
もうヤダ、この部隊。
「とにかく……アイツはタダもんじゃねぇ、てめぇは引っ込んでろ」
冷静な口調でそう告げたアキラが立ち上がる。
「うるせぇ……ボロボロのてめぇが俺様に指図すんじゃねーよ」
それに対抗するかのように立ち上がったロアが、背中からショットガンを抜く。
兵士達から歓声や口笛が響いた。
ついに、銃を抜いたぞ……
それも散弾銃。
相手を殺すことだけに特化した銃を見せられた黒ずくめは、相変わらず機械のように何の反応も見せない。
銃を脅威だと思っていないのか……?
「俺の邪魔だけはすんなよッ!」
「てめぇこそ!!」
いがみ合っていた二人が左右同時に分かれ、黒ずくめを中心に円状に走る。
圧倒的不利な状況、突然の乱入者に対して黒ずくめは何も言わない。
このまま二人まとめて迎え撃つつもりらしい。
ダァァァァァン!!!!
牽制のために放ったロアのショットガンを、黒ずくめは軽いステップで躱す。
「はぁッ!!」
その着地点目掛けてアキラがオートクレールで斬りかかるも、大剣の腹を片腕で払われる。
逸れた大剣が地面を砕き、破片を周囲に巻き散らす隙に、背後に回り込んだロアがショットガンを構えると────
「……うわっ!?」
百八十度身体を入れ替えられたアキラが蹴り飛ばされ────
「……ちょっ!?」
ショットガンを構えていたロアと交錯する。
絡みついた二人に、やれやれと頭を振る黒ずくめ。
「この野郎ッ!」
抱きついてきたアキラをロアが蹴り飛ばし、腰だめにショットガンを構える。
黒ずくめはロアが引き金を絞る前に肉薄し、ショットガンの銃口を片手で逸らしつつ、片腕の関節を決めて抱き寄せた。
「グッ……!」
背後から上段に斬りかかっていたアキラが、ロアを盾にされて攻撃が止まる。
腕を締め上げられて苦悶の表情を浮かべていたロアは、片手で持っていたショットガンを黒ずくめに向けようとするも、銃を簡単に抑えられてしまう。
だが、ロアはそこまで読んでいたのか、瞬時に銃から手を離してピアノ線を使おうとする。
上手い。
連携はなってないが、俺もくらったあの攻撃なら、黒ずくめも躱せないはず……
と、思っていたが。
「……」
黒ずくめはあろうことかロアの拘束を解いて────
「な……!?」
「はぁ!?」
ロアの両肩に両手を置き、頭の頂点同士をくっつける形で逆立ちして見せた。
二人の眼が同時に見開かれた。
「うッ……」
拘束する相手を失くし、収縮した糸がロア自身を縛り上げる。
不安定になったロアの肩を突き飛ばした黒ずくめが、あざ笑うかのようにアキラの頭上を越えていく。
追撃しようにも大剣は重く。悠々と攻撃範囲から逃れていってしまう。
「クソッ!!」
二人掛かりでも手も足も出ないことに、アキラは悔しさを滲ませつつ、背後に手を回した。
オートクレールを捨てた手が代わりに持っていたのは、黒いサブマシンガン。
アキラが愛用しているMP7だ。
「止めろ!!アキラッ!!」
レクスが叫ぶ。
もう誰の目に見ても、アイツが冷静でないことは分かっていた。
血走った眼で、片腕水平という雑な構えで照準する。
幾ら逃げ足が速かろうと、秒間約15発の鉄の雨を躱すことなんて不可能……誰もがそう思っていた。
────いや、一つだけある……
引き金に力を入れた銃口から、眩い閃光が連続して走る────!
マガジンに装填された銃弾を、僅か2秒で撃ち切ったその先には……
「うそ……だろ?」
黒ずくめが佇んでいた。
何事もなかったかのように仁王立ちしていたその手には、ロアがさっき捨てた奴の忍者刀が握られていた。
訓練場にいた全員が言葉を失う。
誰一人として、その現象が現実であることを飲み込めずにいた。
俺一人を除いて。
やはり……できたのか……
唯一銃弾を躱さなくていい方法。簡単だ。全部弾いてしまえばいいのだ。
奴は捨てられた忍者刀の位置に着地、回収したのちに、飛来してきた銃弾全てを斬り伏せて見せたのだ。
かつて、俺の師匠が日本刀でやって見せたように……
何者なんだ……アイツは……
「……クッ!」
正気に戻ったアキラが再装填しようと試みたが────
ドゥンッ!!!
「ぁっ……!」
サブマシンガンが弾き飛ばされてしまう。
S&W M29。 グレーウッドのストックと、マッドブラック仕様の.44マグナムを、電光石火で抜いた黒ずくめの銃弾が命中したのだ。
もうずっと見てなかった銃のはずなのに、何故かその銃声は記憶に新しい……
────あの銃声どこかで……?
不審に思う俺の眼前では、簀巻き状態のロアと、手を痛めて跪くアキラの哀れな姿が映っていた。
完敗。
それ以外の言葉が……見つからない。
息が詰まるような張り詰めた空気を前に、黒ずくめはあろうことか武器をしまってしまう。
それを合図に、パッと殺気は消え去り、のそのそとしたトロイ動きでこっちを見た。
「────あれほどつまみ食いをするなと言っただろ……シャドー」
しゃがれた男の声。
忘れるはずがない。俺がいま最も恨みを持つ男。
「ベアード……!?なんでてめえがここに?それに『シャドー』って……」
数名の護衛を引き連れた、スーツ姿のアメリカ大統領に気づき、俺が片眉を顰める。
他の兵士達も大統領に気づき、注目が一気に集まる。
「────遊びは終わりだ。本来、決闘及びそれを傍観することは処罰対象だが、今回は眼を瞑ってやる。各自解散ッ!」
大統領の鶴の一声に、兵士達がばらけていく。
あれだけ騒がしかった訓練場が、わずか数秒で静寂に包まれた。
「さて……フォルテ、君達に紹介したい人物がいる……」
唯一その場に残っていた俺達に、改めて視線を向け直した大統領がそう切り出した。
その言葉に、訓練場の周辺に生えていた樹木が、風で大きくざわついた。
あんな飛び道具使う奴なんて久々に見たぞ……ッ!
どうやら「ニンジャ」というのはあながち間違っていないらしいな。
現代では絶滅危惧種の武器……というのが良くなかった。
黒ずくめが数個投げた五方手裏剣を、命中率の低いチープな飛び道具とでも思ったのか、ロアはろくに避けようとしていない。
「バカッ!!避けろッ!!」
咄嗟に警告した俺の声が、突然の乱入者でヒートアップしきった兵士達の声に掻き消されていく。
俺はあの武器の脅威を知っている。
速度、威力は銃弾よりも劣るかもしれない……だが一つだけ凌駕している部分がある。
ギュインッ……!
飛来していた手裏剣が、運動方向を無視した有り得ない動きで軌道変えた。
空気抵抗を受けやすい手裏剣は、使い手の腕次第で上下左右に曲げることができる。それこそ、野球の変化球のように。
「まじかよッ……!?」
予想外の攻撃に、驚き半分、嬉しさ半分といった様子のロアに手裏剣が襲いかかる。
もう避けれないと判断したのか、多少の負傷は厭わない様子で突貫しようとした瞬間────ロアの態勢が綺麗に崩れた。
背後で片膝を付いていたアキラがロアに足払いを掛けていたのだ
「うおッ!?」
ちょっと間の抜けた声と共に倒れたおかげで、ギリギリ手裏剣を躱せたロアと、それを抱えるアキラ。
アイツ……手裏剣の脅威に気づいてたってのか?
俺は大昔、実際に見たことがあって知っていたが、よく分ったな、あれが曲がることを。
「何してんだボケッ!俺を助けるなんざ十年早えよガキがぁ!!」
「っせえな!俺が助けなきゃ、今頃てめぇはそんなこと口走れねえほど串刺しになっていたよ!!それにお前、俺と大して年齢変わらねえだろ!」
顔をカブトムシのように突き合わせ、低次元のケンカを始めた二人。
おいおい……
敵前でケンカは止めてくれ……
二人の姿に、黒ずくめも気まずそうな様子で『あ、あのー』と呼びかけるように右手を前に出している。
「敵前でケンカとは……規律がなってないんじゃないか?」
「……そういえば、あいつらどこの部隊の奴なんだ……?基地で見たことねーぞ?」
「そもそも本当に軍の関係者なのか?あんな女の子が軍に入ったなんて聞いてないぞ……?」
この場にいた全員が二人を白い目で見る中、熱の冷めた脳筋バカ達が、冷静に事を分析し始める。
うわぁ……あの二人がうちの部隊だって口が裂けても言いたくねぇ……
「い、一体どこの部隊の人間なんだにゃッ……!?」
鶴の一声のように、一瞬にして声が消えた。
そして、再びざわざわとし始める群衆。
「おい?今の誰の声だ?」
「女の声だったな?」
「『にゃ』て言わなかったか?」
空気を読もうとして余計なことを口走ったベルを、レクスとリズが二人掛かりで抑え込む。
存在自体が違法なベルが、軍の人間にバレるのは色々とマズい。一応フードやスカートの中に特徴的な耳や尻尾を隠してはいるが、それも百パーセントではない。
普段からもっと注意して生活しろとあれほど言っているのに……何やってんだよお前は!?
ついでに、たまたまリズの手を触れてしまったレクスが、眼で捉えられない速度のアッパーを鳩尾に食らい、その場で悶えている。
もうヤダ、この部隊。
「とにかく……アイツはタダもんじゃねぇ、てめぇは引っ込んでろ」
冷静な口調でそう告げたアキラが立ち上がる。
「うるせぇ……ボロボロのてめぇが俺様に指図すんじゃねーよ」
それに対抗するかのように立ち上がったロアが、背中からショットガンを抜く。
兵士達から歓声や口笛が響いた。
ついに、銃を抜いたぞ……
それも散弾銃。
相手を殺すことだけに特化した銃を見せられた黒ずくめは、相変わらず機械のように何の反応も見せない。
銃を脅威だと思っていないのか……?
「俺の邪魔だけはすんなよッ!」
「てめぇこそ!!」
いがみ合っていた二人が左右同時に分かれ、黒ずくめを中心に円状に走る。
圧倒的不利な状況、突然の乱入者に対して黒ずくめは何も言わない。
このまま二人まとめて迎え撃つつもりらしい。
ダァァァァァン!!!!
牽制のために放ったロアのショットガンを、黒ずくめは軽いステップで躱す。
「はぁッ!!」
その着地点目掛けてアキラがオートクレールで斬りかかるも、大剣の腹を片腕で払われる。
逸れた大剣が地面を砕き、破片を周囲に巻き散らす隙に、背後に回り込んだロアがショットガンを構えると────
「……うわっ!?」
百八十度身体を入れ替えられたアキラが蹴り飛ばされ────
「……ちょっ!?」
ショットガンを構えていたロアと交錯する。
絡みついた二人に、やれやれと頭を振る黒ずくめ。
「この野郎ッ!」
抱きついてきたアキラをロアが蹴り飛ばし、腰だめにショットガンを構える。
黒ずくめはロアが引き金を絞る前に肉薄し、ショットガンの銃口を片手で逸らしつつ、片腕の関節を決めて抱き寄せた。
「グッ……!」
背後から上段に斬りかかっていたアキラが、ロアを盾にされて攻撃が止まる。
腕を締め上げられて苦悶の表情を浮かべていたロアは、片手で持っていたショットガンを黒ずくめに向けようとするも、銃を簡単に抑えられてしまう。
だが、ロアはそこまで読んでいたのか、瞬時に銃から手を離してピアノ線を使おうとする。
上手い。
連携はなってないが、俺もくらったあの攻撃なら、黒ずくめも躱せないはず……
と、思っていたが。
「……」
黒ずくめはあろうことかロアの拘束を解いて────
「な……!?」
「はぁ!?」
ロアの両肩に両手を置き、頭の頂点同士をくっつける形で逆立ちして見せた。
二人の眼が同時に見開かれた。
「うッ……」
拘束する相手を失くし、収縮した糸がロア自身を縛り上げる。
不安定になったロアの肩を突き飛ばした黒ずくめが、あざ笑うかのようにアキラの頭上を越えていく。
追撃しようにも大剣は重く。悠々と攻撃範囲から逃れていってしまう。
「クソッ!!」
二人掛かりでも手も足も出ないことに、アキラは悔しさを滲ませつつ、背後に手を回した。
オートクレールを捨てた手が代わりに持っていたのは、黒いサブマシンガン。
アキラが愛用しているMP7だ。
「止めろ!!アキラッ!!」
レクスが叫ぶ。
もう誰の目に見ても、アイツが冷静でないことは分かっていた。
血走った眼で、片腕水平という雑な構えで照準する。
幾ら逃げ足が速かろうと、秒間約15発の鉄の雨を躱すことなんて不可能……誰もがそう思っていた。
────いや、一つだけある……
引き金に力を入れた銃口から、眩い閃光が連続して走る────!
マガジンに装填された銃弾を、僅か2秒で撃ち切ったその先には……
「うそ……だろ?」
黒ずくめが佇んでいた。
何事もなかったかのように仁王立ちしていたその手には、ロアがさっき捨てた奴の忍者刀が握られていた。
訓練場にいた全員が言葉を失う。
誰一人として、その現象が現実であることを飲み込めずにいた。
俺一人を除いて。
やはり……できたのか……
唯一銃弾を躱さなくていい方法。簡単だ。全部弾いてしまえばいいのだ。
奴は捨てられた忍者刀の位置に着地、回収したのちに、飛来してきた銃弾全てを斬り伏せて見せたのだ。
かつて、俺の師匠が日本刀でやって見せたように……
何者なんだ……アイツは……
「……クッ!」
正気に戻ったアキラが再装填しようと試みたが────
ドゥンッ!!!
「ぁっ……!」
サブマシンガンが弾き飛ばされてしまう。
S&W M29。 グレーウッドのストックと、マッドブラック仕様の.44マグナムを、電光石火で抜いた黒ずくめの銃弾が命中したのだ。
もうずっと見てなかった銃のはずなのに、何故かその銃声は記憶に新しい……
────あの銃声どこかで……?
不審に思う俺の眼前では、簀巻き状態のロアと、手を痛めて跪くアキラの哀れな姿が映っていた。
完敗。
それ以外の言葉が……見つからない。
息が詰まるような張り詰めた空気を前に、黒ずくめはあろうことか武器をしまってしまう。
それを合図に、パッと殺気は消え去り、のそのそとしたトロイ動きでこっちを見た。
「────あれほどつまみ食いをするなと言っただろ……シャドー」
しゃがれた男の声。
忘れるはずがない。俺がいま最も恨みを持つ男。
「ベアード……!?なんでてめえがここに?それに『シャドー』って……」
数名の護衛を引き連れた、スーツ姿のアメリカ大統領に気づき、俺が片眉を顰める。
他の兵士達も大統領に気づき、注目が一気に集まる。
「────遊びは終わりだ。本来、決闘及びそれを傍観することは処罰対象だが、今回は眼を瞑ってやる。各自解散ッ!」
大統領の鶴の一声に、兵士達がばらけていく。
あれだけ騒がしかった訓練場が、わずか数秒で静寂に包まれた。
「さて……フォルテ、君達に紹介したい人物がいる……」
唯一その場に残っていた俺達に、改めて視線を向け直した大統領がそう切り出した。
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