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月下の鬼人(ワールドエネミー)下
at gunpoint (セブントリガー)15
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落ちた撃鉄が最後の銃弾へと息を吹き込む。
火薬で空気が微か震えたのと同時、正面からそれを打ち消すほど強大な嘶きが鳴り響く。
極度の緊張状態と集中が混ざり合い、乾いた硝煙の臭い、鳴り響く銃声、口の中に残る鉄の味、目の前の敵以外の視野さえも、無駄と判断した情報を淘汰し、幻肢の神経へと意識を張り巡らせる。
その結果、脳が導き出した答えは。
────ダメだ……
このままでは銃弾は防がれる。
銃弾はまだ銃口の中にあっても分かる。
俺の左腕に合わせて引き金を引いたオオカミの銃口は、まさに鏡合わせと言っていいほどに完璧だ。
敵ながら感服するぜ……
火薬量の多い奴の銃弾が、俺の銃弾よりも先に銃身から飛び出し、弾けた硝煙の花火でクリムゾンレッドのスーツを鮮血色に染め上げる。
ここだ……ッ!
絶望の中に勝機を見出した俺の瞳が紅く染まる。
感覚のない右腕を引くようにして、ボロボロの身体を無理矢理回転させる。
その常人離れした速度で引いた右足の下でタイルカーペットが黒く焦げ、ひらりとICコートが扇状に舞う。
月影一刀流の三ノ型、弥生。その必殺の突き技の応用で、身体の端に溜めた運動エネルギーを鞭のように伝えていく。
まだ銃弾は銃身に残っている。
溜め込んだ力で左腕を内側に絞り、銃弾の腹を銃身へと沿わせていく。
ロナが作成してくれた左腕は、俺の想定通りの動きを忠実に再現してくれる。
コルト・カスタムも、いつだって俺の我儘を聞いてくれる。
銃弾は、思った通りに飛んでいく……!
そうして放たれた銃弾は、オオカミが想定していた軌道よりも僅かに左、俺から見て右側へ飛翔した。
弾道変換。
交錯する銃弾────両者の顔が正反対に移り変わる。
僅かに腹を向けていた俺の銃弾を掠めたオオカミの銃弾が外へと軌道をずらしていく。
そして……
「ッ……!?」
衝突で軌道を更に変えた俺の銃弾が、オオカミが構えるもう一つのリボルバーを弾き落とす。
二を一で相殺して見せた俺は、攻撃の手を緩めない。
両者ともに撃てる銃弾が無いならば────
勝負を決するのは刃のみ────
即座に次の動作に映っていた俺は、持っていたコルト・カスタムをオオカミに向けて放り投げる。
刃に手を伸ばしかけていたオオカミを半身に躱させ、動作を阻害しつつ、視界を塞ぐようにICコートを目の前に脱ぎ捨てた。
ボクシングのラッシュと同じように、とにかく相手に思考を巡らせる隙を与えない。
近づく暇さえ惜しい俺は腰から村正改を引き抜き、魔眼の力を乗せて一閃。
コートを突き上げるようにして飛翔する刃が、オオカミへと襲い掛かる。
「クッ……!」
声音に焦りを滲ませつつも間一髪、超人的身体能力でオオカミはその必殺の一撃を躱した。
しかし、代償にそのデカい図体が大きくバランスを崩す。
まだまだッ……!
視界がさらに深く紅へと侵食する。
地、スレスレまで上体を傾け、最後の武器である三肢で立ち向かう。
と、その時────
ズキンッ……!!
神経が悲鳴を上げる声。
太い血管が引きちぎられたように、紅かった視界が暗闇へと飲み込まれていく。
嘘……だろ?
反射的に物が飛んできた時と同じで、魔眼の力にこれ以上耐え切れないと恐れた身体が、意識とは別に制御を掛けたらしい。
効力の切れた身体は、糸の切れた人形のように勢いを殺していく。
跳躍、疾走、走り、歩き……
遂にはオオカミの目の前で立ち止まってしまった。
「ぅっ……!」
足から地面の感触が無くなり、喘ぐように繰り返していた呼吸が止まる。
「……貴様のことを侮っていた」
万力のような握力で俺の首を締め上げながら、オオカミは呼吸を整える。
「まさか一で二を相殺されるとは思わなかった」
……い、息が……
抵抗しようにも元の体格差に加え、力の入らない俺など、奴にとっては赤子の手を捻るのと同然だ。
次第に抵抗する気力すら刈り取られ、力なく腕が落ちる。
オオカミはそれでも腕の力を弱めることなく、容赦なく肩口から引き抜いた刀を喉元へと突きつけた。
「……だが、それももう終わりだ」
「────いや」
ピーンッ!と跳ねる一発の銃弾。
俺達とは別の第三者の声に、オオカミは狭まる視界の中でもハッキリと分かるほどに双眸を見開いた。
拘束の解かれたアキラが、俺の銃を片手にオオカミの背後に立っていた。
銃弾を防いでからの攻防。一見矢継ぎ早に見えて躱された時のことを考慮していた俺は、投げた小太刀でアキラの拘束を解きつつ武器を託していた。
「一つお前に教えてやる……」
アキラがバイクで飛び出す前に渡した.45ACP弾。
俺のICコートから取り出したそれを、直接薬室へと装填し構える。
アキラは拘束していて動けない、弾は全て撃ち尽くしてもうない、そう思い込んでいた(思い込まされていた)オオカミは、咄嗟に防護しようにも僅かに反応が遅れる。
「It's just one, but it's still a big deal.だ」
放たれた銃弾がオオカミの肩へと直撃した。
防弾スーツ越しとはいえ初めての被弾に、流石のオオカミもガクリとよろめき、指先からも力が抜けてしまう。
「ゲホッ……ゲホッ……」
拘束から逃れた俺は、重力に逆らえずに地に膝を着く。
血の味が混じりだしていた喉で、できる限りの酸素を取り込むも、身体の重みは消えない。
「この……死にぞこないがぁ!」
その間にも、一発では意識を刈り取ることのできなかったオオカミが態勢を立て直しつつあった。
俺もアキラも満身創痍な上に武器は小太刀一本のみ。
銃弾も本当に撃ち尽くしていた。
それを体現するように銃口を下ろすアキラを、僅かにまだ見えていた右眼が捉える。
でも、アキラは……笑っていた。
嗤いとは違う微笑みは、暖かく穏やかで、とても酷く傷ついた者の表情とは思えないそれが、
『あとは任せた』
そう告げているようだった。
圧倒的不利な状況にも関わらず、俺は心の底で嬉しさを噛み締める。
あんなに好戦的で、元はテロリストであったアキラが、最後の一発と分かっていた銃弾を人殺しのために使わなかった。
俺のことを信頼して……
────そうか……
護るべきもの。昔、師匠が言っていた言葉の真意にようやく気付かされた。
大切な人を護りたい……その思いが直接原動力となっていくかのように、再び身体が熱くなっていく。
それもいつもとは全く違う、肌を焦がす焼けるような熱ではない。
優しく包み込む慈母の抱擁のような、繊細ではあるがどこまでも雑味を取り払った清純な柔らかさ。
左眼の瞼の内側に、一年前に見たあの少女の姿が映る。
蒼い月の両眼を大きく瞬かせ、俺の背を覆う彼女は、黒い翼を授けてくれた。
八咫烏。左眼の契約武器であるうちの一つが何もない空間から俺の両肩に被さる。
そして……何年も平面だった世界が立体へと切り替わった。
「貴様……その瞳は……ッ!?」
その姿に、遂に動揺を抑えきれなくなった様子のオオカミが呟く。
黒い衣を身にまとい、閉じていた瞼を古傷の下から見開くその色は蒼。
月明かりが満ちるように、左眼から蒼い魔力を立ち昇らせる俺は、損傷していた右腕を鋭く前に突き出した。
拳は直撃せず、寸止めだったことにオオカミが瞳を瞬かせるよりも先に────
ドゴンッ────!!!
爆発物のような破裂音。
クリムゾンレッドの巨躯が面白いように吹き飛び、会議室の壁面にめり込んだ。
蒼き月の瞳による魔力を乗せた凄烈な一撃の前には、流石のオオカミも為す術が無く、力なくタイルカーペットの上へと倒れた。
火薬で空気が微か震えたのと同時、正面からそれを打ち消すほど強大な嘶きが鳴り響く。
極度の緊張状態と集中が混ざり合い、乾いた硝煙の臭い、鳴り響く銃声、口の中に残る鉄の味、目の前の敵以外の視野さえも、無駄と判断した情報を淘汰し、幻肢の神経へと意識を張り巡らせる。
その結果、脳が導き出した答えは。
────ダメだ……
このままでは銃弾は防がれる。
銃弾はまだ銃口の中にあっても分かる。
俺の左腕に合わせて引き金を引いたオオカミの銃口は、まさに鏡合わせと言っていいほどに完璧だ。
敵ながら感服するぜ……
火薬量の多い奴の銃弾が、俺の銃弾よりも先に銃身から飛び出し、弾けた硝煙の花火でクリムゾンレッドのスーツを鮮血色に染め上げる。
ここだ……ッ!
絶望の中に勝機を見出した俺の瞳が紅く染まる。
感覚のない右腕を引くようにして、ボロボロの身体を無理矢理回転させる。
その常人離れした速度で引いた右足の下でタイルカーペットが黒く焦げ、ひらりとICコートが扇状に舞う。
月影一刀流の三ノ型、弥生。その必殺の突き技の応用で、身体の端に溜めた運動エネルギーを鞭のように伝えていく。
まだ銃弾は銃身に残っている。
溜め込んだ力で左腕を内側に絞り、銃弾の腹を銃身へと沿わせていく。
ロナが作成してくれた左腕は、俺の想定通りの動きを忠実に再現してくれる。
コルト・カスタムも、いつだって俺の我儘を聞いてくれる。
銃弾は、思った通りに飛んでいく……!
そうして放たれた銃弾は、オオカミが想定していた軌道よりも僅かに左、俺から見て右側へ飛翔した。
弾道変換。
交錯する銃弾────両者の顔が正反対に移り変わる。
僅かに腹を向けていた俺の銃弾を掠めたオオカミの銃弾が外へと軌道をずらしていく。
そして……
「ッ……!?」
衝突で軌道を更に変えた俺の銃弾が、オオカミが構えるもう一つのリボルバーを弾き落とす。
二を一で相殺して見せた俺は、攻撃の手を緩めない。
両者ともに撃てる銃弾が無いならば────
勝負を決するのは刃のみ────
即座に次の動作に映っていた俺は、持っていたコルト・カスタムをオオカミに向けて放り投げる。
刃に手を伸ばしかけていたオオカミを半身に躱させ、動作を阻害しつつ、視界を塞ぐようにICコートを目の前に脱ぎ捨てた。
ボクシングのラッシュと同じように、とにかく相手に思考を巡らせる隙を与えない。
近づく暇さえ惜しい俺は腰から村正改を引き抜き、魔眼の力を乗せて一閃。
コートを突き上げるようにして飛翔する刃が、オオカミへと襲い掛かる。
「クッ……!」
声音に焦りを滲ませつつも間一髪、超人的身体能力でオオカミはその必殺の一撃を躱した。
しかし、代償にそのデカい図体が大きくバランスを崩す。
まだまだッ……!
視界がさらに深く紅へと侵食する。
地、スレスレまで上体を傾け、最後の武器である三肢で立ち向かう。
と、その時────
ズキンッ……!!
神経が悲鳴を上げる声。
太い血管が引きちぎられたように、紅かった視界が暗闇へと飲み込まれていく。
嘘……だろ?
反射的に物が飛んできた時と同じで、魔眼の力にこれ以上耐え切れないと恐れた身体が、意識とは別に制御を掛けたらしい。
効力の切れた身体は、糸の切れた人形のように勢いを殺していく。
跳躍、疾走、走り、歩き……
遂にはオオカミの目の前で立ち止まってしまった。
「ぅっ……!」
足から地面の感触が無くなり、喘ぐように繰り返していた呼吸が止まる。
「……貴様のことを侮っていた」
万力のような握力で俺の首を締め上げながら、オオカミは呼吸を整える。
「まさか一で二を相殺されるとは思わなかった」
……い、息が……
抵抗しようにも元の体格差に加え、力の入らない俺など、奴にとっては赤子の手を捻るのと同然だ。
次第に抵抗する気力すら刈り取られ、力なく腕が落ちる。
オオカミはそれでも腕の力を弱めることなく、容赦なく肩口から引き抜いた刀を喉元へと突きつけた。
「……だが、それももう終わりだ」
「────いや」
ピーンッ!と跳ねる一発の銃弾。
俺達とは別の第三者の声に、オオカミは狭まる視界の中でもハッキリと分かるほどに双眸を見開いた。
拘束の解かれたアキラが、俺の銃を片手にオオカミの背後に立っていた。
銃弾を防いでからの攻防。一見矢継ぎ早に見えて躱された時のことを考慮していた俺は、投げた小太刀でアキラの拘束を解きつつ武器を託していた。
「一つお前に教えてやる……」
アキラがバイクで飛び出す前に渡した.45ACP弾。
俺のICコートから取り出したそれを、直接薬室へと装填し構える。
アキラは拘束していて動けない、弾は全て撃ち尽くしてもうない、そう思い込んでいた(思い込まされていた)オオカミは、咄嗟に防護しようにも僅かに反応が遅れる。
「It's just one, but it's still a big deal.だ」
放たれた銃弾がオオカミの肩へと直撃した。
防弾スーツ越しとはいえ初めての被弾に、流石のオオカミもガクリとよろめき、指先からも力が抜けてしまう。
「ゲホッ……ゲホッ……」
拘束から逃れた俺は、重力に逆らえずに地に膝を着く。
血の味が混じりだしていた喉で、できる限りの酸素を取り込むも、身体の重みは消えない。
「この……死にぞこないがぁ!」
その間にも、一発では意識を刈り取ることのできなかったオオカミが態勢を立て直しつつあった。
俺もアキラも満身創痍な上に武器は小太刀一本のみ。
銃弾も本当に撃ち尽くしていた。
それを体現するように銃口を下ろすアキラを、僅かにまだ見えていた右眼が捉える。
でも、アキラは……笑っていた。
嗤いとは違う微笑みは、暖かく穏やかで、とても酷く傷ついた者の表情とは思えないそれが、
『あとは任せた』
そう告げているようだった。
圧倒的不利な状況にも関わらず、俺は心の底で嬉しさを噛み締める。
あんなに好戦的で、元はテロリストであったアキラが、最後の一発と分かっていた銃弾を人殺しのために使わなかった。
俺のことを信頼して……
────そうか……
護るべきもの。昔、師匠が言っていた言葉の真意にようやく気付かされた。
大切な人を護りたい……その思いが直接原動力となっていくかのように、再び身体が熱くなっていく。
それもいつもとは全く違う、肌を焦がす焼けるような熱ではない。
優しく包み込む慈母の抱擁のような、繊細ではあるがどこまでも雑味を取り払った清純な柔らかさ。
左眼の瞼の内側に、一年前に見たあの少女の姿が映る。
蒼い月の両眼を大きく瞬かせ、俺の背を覆う彼女は、黒い翼を授けてくれた。
八咫烏。左眼の契約武器であるうちの一つが何もない空間から俺の両肩に被さる。
そして……何年も平面だった世界が立体へと切り替わった。
「貴様……その瞳は……ッ!?」
その姿に、遂に動揺を抑えきれなくなった様子のオオカミが呟く。
黒い衣を身にまとい、閉じていた瞼を古傷の下から見開くその色は蒼。
月明かりが満ちるように、左眼から蒼い魔力を立ち昇らせる俺は、損傷していた右腕を鋭く前に突き出した。
拳は直撃せず、寸止めだったことにオオカミが瞳を瞬かせるよりも先に────
ドゴンッ────!!!
爆発物のような破裂音。
クリムゾンレッドの巨躯が面白いように吹き飛び、会議室の壁面にめり込んだ。
蒼き月の瞳による魔力を乗せた凄烈な一撃の前には、流石のオオカミも為す術が無く、力なくタイルカーペットの上へと倒れた。
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