SEVEN TRIGGER

匿名BB

文字の大きさ
280 / 361
神々に魅入られし淑女《タイムレス ラヴ》

満月夜の餞別《ドラゴンスレイ》6

しおりを挟む
 バァァァァァァァァァンッッッッ!!!!

 膨大な爆薬が弾けるような破裂音。
 振り抜いた斬撃は留まることなく海を突き抜けていき、巨大な橋を支える躯体くたいの一つを亡きものとした。

「はぁ……はぁ……」

 歪曲する主桁がケーブルに支えられてなんとか倒壊を免れるという、日常では味わうことのない壮観を背景としながら、俺は竜に胸に突き入れた刃をゆっくりと引き抜く。
 傷口から流れ出る血はあの日と同じで暖かかった。
 倒れ往く竜の下へ絶対斬殺距離結界が収縮していくのと合わせて、左眼に宿っていた魔眼闘争心も、その暖かな血と共に色を失っていく。
 あれほどの死闘にしては、その幕切れはどこか呆気なさすら感じさせた。
 でもそれは裏を返せば、この死闘の勝敗はそれほどまでに紙一重であったということだろう。
 ほんの僅か判断を誤っていたら、こうして倒れていたのは俺であっても何らおかしくはないのだから。

「……初めて……師匠に勝った気分はどうだい……」

 傷口から込み上げた血にせ返りながら竜は呟く。
 再会からずっと別人のような殺気で凄味を帯びていた彼女は、いつの間にか昔の頃の雰囲気に戻っていた。

「最悪だな……改めてアンタの凄さってのを思い知らされた気がするよ……」

 立っているのもやっとの状況で、拾った勝利に酔いしれる程の余裕なんてありはしない。
 そう思った瞬間、ぐらついた身体に足腰が耐え切れずにその場へドカリッと倒れてしまう。
 情けなく尻もちをついた様に、勝者の貫禄なんて有りはしなかった。

「どうしてだ?」

 倒れて気絶しないよう両手を地に付けた状態で夜天を見上げる。

「……私が……ヨルムンガンドに入った理由か?」

 見下ろす星空に向けて途切れ途切れの声が紡がれる。

「人を……護るためさ」

 どうにも抽象的な答えに、俺はズタボロの身体で何とか怪訝顔を作る。

「……よく分からないが、アンタほどの人物ならわざわざヨルムンガンドテロリストに成り下がらずとも、数百数千程度ならいくらでも融通が利くだろうに……」

 呟いた俺に竜は「いいや」と否定から入りつつ、か細い声で続ける。

「そんな……少人数の話しではなく、私の言う人というのは人類全てのことだよ…… いや、ちょっと違うな……君がいる世界に必要な人々を守るため……と表現した正しいかもしれないな」

「俺のいる世界?」

 その冗談のような台詞セリフに未だピンと来ない俺に、首すら動かせないほど負傷していた竜が「うん」と小さく肯定の意を呟いた。

「……君のいるこの広い世界の話し……人々が滅んで、君が一人になってしまわないように……私はこの命をヨルムンガンドに捧げたんだよ……私自身の意思でね」

 意識を保っていることすら限界に近い身体が、回りくどく真意を悟らせないような竜の態度に明確な苛立ちを覚えた。
 足りない酸素を限界まで搔き集めて、その思いと共に吐き捨てる。

「一体どういうことだよ……どうしてそれを、あのヨルムンガンドテロリスト集団で行う必要があったんだ?人を護りたいならもっと他に幾らでもあっただろ!それこそアメリカに残って政府の仕事でも何でもやれば多くの人々を救うことが出来たはずだ!それをどうして……こんな……」

 黒に戻りつつある瞳に何かが滲む。
 念願の師匠に勝ったというのに、このやるせない想いはなんなんだ……

「俺と闘う必要があったんだよ……っ!」

 ……あぁ、そうか……
 どれだけ酷い目に合わされようとも、俺はやはり師匠のことを尊敬し愛していたのだろう。
 その思いがとなって両の眼から零れ落ちた。

「……君をこれ以上……あの娘を巡るこの争いに巻き込ませないためにも……」

 竜はそう呟いて未だ眠るセイナの方へと視線を向けた。

「あの少女は危険だ……彼女がこの世界にとってどれほど枢要すうような存在であるのか……君はおろか、彼女自身もまだ理解していないんだ」

 確かにセイナは隠してはいるが王女であり、その血筋のみならず彼女の持つ能力は世界どこであろうと引けを取らない逸材だ。
 しかし、竜の言葉にはどうもそれ以上の、何か別のものがあるような含みを帯びていた。

「それでアンタは引き剥がそうとしたのか、俺とセイナを」

 祭りの日に横やりを入れるのみならず、こうして竜が俺達の間に割って入ってきた訳がようやく分かった。

「アンタといいヨルムンガンドといい、どうしてそこまでセイナに執着する……っ!連中の……ヨルムンガンドアンタ達の目的は何なんだ!?」

 返事の無い竜の胸襟を掴むが、今にも霞んでしまいそうな虚ろな瞳は一切揺らぐことなく俺を見返していた。
 胸から止めどなく溢れている血から判るように、もうろくに表情を変える体力すら残っていないのだろう。

「そんなことはどうでもいい……こうなってしまったからにはもう……嫌でもすぐに知ることになる……」

 表情の代わりに口元だけを僅かに動かす。
 華奢な中にも筋の通った彼女のその声は、喉に張り付いた血でもうほとんど聞こえない。

「それに……今回の一件は組織の意向とは何ら関係ない。私自身の意志で君を試したのさ……君が本気で彼女のことを護るつもりがあるのかどうか……」

 そう言って竜は微笑んだ。
 決着前に見せた時と同じ、戦意の欠片も無い安心しきった笑顔で。

「……生中な覚悟なら斬り捨てるつもりだったが……こうも私を斬り伏せて見せたのだ。もうどんな魔の手が降りかかろうと、君は君の信じた己が信念を貫き通せばいいさ……もう、何も畏れる必要はない」

 散りゆく桜のように儚いその表情に、乱暴に掴んでいた両手を俺は優しく離した。

「最期に教えろ師匠。どうしてアンタはあの夜の後、もう一度俺の前に現れた?」

 それもわざわざ竜ではなく、トリガー7として正体を隠してまでなぜ……?
 竜はその疑問に応えるべく、仰向けに寝転んだままの状態で夜空を見上げた。
『生きているうちにどれだけ時代が遷り変わろうとも、星屑だけはその姿を変えない』という彼女の至言からくる、過去を顧みる時にやる竜の癖だ。

「復讐を遂げた君が悪鬼と成り果てないよう図らうためさ……弟子が同じ末路を辿ってしまっては、オチオチ死んでも居られないしね。セブントリガーだって、あれも元々はベアードが考案したのではない。当時、靉靆あいたいしていた君に改めな道標みちしるべを見つけてもらうためにも、私が彼に掛け合って発足させたのがことの始まりさ」

「な、なんだって……?」

 驚いた。
 そんな話しは当たり前だが一度も聞いたこと無いし、ましてあの成り行き任せのような部隊にそれほどの意味が込められているとは思ってもいなかった。

「まあ、彼も祖父と君の兼ね合いもあって快諾しれくれたからすぐに実現したんだけどね。でもその甲斐あって君は晴れて世界最強と名高い部隊の長として君臨することになったって訳さ」

 確かに、妙に引っかかる部分がいくつかあった。
 ベアードが俺の魔眼のことを初めから知っていたことや、シャドートリガー7がやけに俺のことを気に掛けていたところなど、違和感の全てがようやく線となって繋がる。

「なるほど……俺はずっとアンタに見守られていたって訳か……」

 あの日を境に、俺はずっと孤独に生きていくと思っていた。
 でも師匠は最期の手見上げとして、最高の仲間達との出会いや、俺が人として生きるための道筋を示してくれていた。
 そして……大切な人を護るために授けてくれたこの力の使い方も……
 もう一人で歩んでいると自惚れていた俺は、知らず知らずにずっと師匠この人に救われていたらしい。

「一時は君の女房役を務めた身だ。旦那を気に掛けるのは必然さ」

「女房役って……アンタはそんな柄じゃないだろうに……」

 鼻で掠めた笑いに合わせて再び夜空を見上げる。
 その中でも一際輝きを誇る、あの日と同じ満月。
 彼女にとってそれはどのように映っているのだろうか……

「なぁ……フォルテ」

「なんだ?」

 改まって竜に呼ばれた俺は何気なしに返事をした。

「もし……こことは別の世界で、君と私が夫婦として暮らしていたら……君は笑うかい?」

「急になんだよそれ……言っている意味が────」

「お願い……バカにしないで答えて欲しい……師匠の、私の最期の頼みだ……」

 蒼い月を見上げたまま、竜は今まで一度たりとも口にすることを憚ってきた望みを打ち明けた。

「君はこの国日本を動かす革命家として、私は何も知らない町娘。そんな二人が結ばれ、夫婦となって暮らす。そんな世界線があったとしたら、君はそれを受け入れてくれるかい?」

 俺達は確かに恋人同士ではあったが、籍は入れて結婚はしていない。
 竜と夫婦だったとしたら……
 一緒に旅行して、苦楽を共にして……最期は皺だらけになって一緒に朽ち果てる。

「よく分からんが、いいんじゃねーの。竜が納得してくれるなら、きっとその世界の俺とやらもアンタにその身を捧げただろう……と、俺は思うけどな……」

「そう……か……」

 月の前では嘘は付けない。
 今の俺が思うその問いに対する回答があっているかどうかは竜の溝知るなんとやら。
 それでも、答えを反芻するように返事した彼女は、ずっと抱え込んでいた思いが解消したかのように大きな嘆息と共にその瞳を閉じた。

「何百何千年……ずっと君のために尽くしてきたが……君自身がそう言ってくれただけ良かった……本当に良かった……」

 愁眉を開いた瞳の端に雫が一筋、流れ星のように零れ堕ちた。

「これでもう……思い起こすことは何も無い……」

 その言葉を最期に、事切れた人形のように華奢な少女の身体から力が抜ける。
 悠久にも似た使命より解き放たれ、石垣の上に横たわる少女の表情は、もうこの世に未練など無いと言ったほどに嫋やかさで満ち溢れていた。
 師匠の最期を見送った俺に涙は無かった。
 それは、不思議と悲しいというよりも安堵の方が勝っていたからだろう。
 あの時と違い、こうして彼女の最期をしっかりと弔うことができたのだから。
 俺は普段の何十倍にも重く感じる身体に鞭打って、ふらふらとする脚に力を込めて立ち上がろうとする。
 本来の目的を果たすために……

「………?」

 闇夜と疲労で暗くなった視界の先。
 さっきまで居たはずの少女の姿がどこにも見当たらない。


「────まさか本当に竜を倒してしまうとはね……」

「……っ!」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

「ただの経費削減ですが?」 銀河最弱の補給艦隊が、俺の「在庫管理」で最強になったようです

空木 架
SF
日本の企業で総務として働く星野明日虎(32歳)は、ある日突然、見知らぬ宇宙の帝国へと転移してしまう。彼が配属されたのは、整理整頓もままならない「銀河最弱」の補給艦隊だった! ひょんなことから戦艦の艦長に任命されてしまった明日虎だが、宇宙の戦い方など全く分からない。そこで彼が武器にしたのは、長年の社畜生活で培った「経費削減」と「在庫管理」のスキルだった。 「弾薬の無駄遣い禁止!」「エンジンはこまめに切れ!」――ただ徹底的なコストカットと業務効率化を推し進めただけなのに、それがなぜか「天才的な軍事戦略」として周囲に大勘違いされていく。 個性豊かな仲間たちと共に、最弱だった倉庫部門を最強の組織へと育て上げる、痛快・お仕事&成り上がりSFファンタジー! ※この作品は、「小説家になろう」「カクヨム」でも連載しています

俺は善人にはなれない

気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~

華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』 たったこの一言から、すべてが始まった。 ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。 そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。 それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。 ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。 スキルとは祝福か、呪いか…… ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!! 主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。 ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。 ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。 しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。 一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。 途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。 その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。 そして、世界存亡の危機。 全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した…… ※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。

処理中です...