どうしてもだめなんです!!

keima

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だめなものはだめなんです!

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「ポポ~、畑に行くよ。」
「ワン!!」
私のなまえはタンポポ。いえのひとからはポポってよばれているの。
私のおうちははたけでやさいをつくってるの。
「はい、ポポちゃん籠に入ったね。それじゃあ行こうか。」
「ワフッ。」
私はママが背負ってくれるかごに入ってはたけにむかうの。 






「ポポちゃん、ママ達が作業中はこの中で大人しくしているんだよ。」
「ワフッ。」
こうやってママやパパ達がはたけのさぎょうを見守るのが私のおしごとなの。

だけど……
「ニャーン」
ビクッ、きっきたぁ……。
「あら、ぐーさんおはよう。今日も来たの。」
「なーぅ。」
ママにあたまをなでられているのは、近所にすむねこのぐーさん。 
なんでかわからないけど、私はぐーさんがくると、からだがゾワゾワしちゃうの。
うしろからぐーさんが見てるのはわかるけど、私はこわくて見れないの。…ママ、スマホとってないでたすけてよ。

うしろのぐーさんのけはいがきえたから、もう帰ったのかなとおもって、ちょっとふりかえったら………ぐーさんと目があっちゃった。
「アワワワワン!!」
バッターン!! 

おどろいたひょうしに、私はかごから転げ落ちちゃったの。ママはそんな私を見ておおわらいしてるの。しつれいしちゃうわ。だけど……私はどーしても、ぐーさんだけはだめなのよー!!



「(また逃げられた。一緒に遊びたかったのにな…)ニャーン。」 
 



おしまい
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