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ずるいひと。
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ああ……私の半身、希望の光。
私はもう、人ではない。
牙を生やし、血に飢え、影に生きる存在。
それでも……君を守りたかった。
汚れた手でも、醜い姿でも。
君のそばにいられるなら、それでよかった。
……けれど、もう限界のようだ。
ああ、こんなに苦しいものなのか。
悔しい、辛い、もどかしい…どんな言葉もこの心を表しきれない!
共に生きたかった。共に、死にたかった。
…君が、私の願いを断れないいじらしい子だと十分に知った上で言おう。
狡い狡い最期の我儘だ……
…この化け物を、愛しい君の手で終わらせてくれ。
どうか、君の消えない傷になることを__
私はもう、人ではない。
牙を生やし、血に飢え、影に生きる存在。
それでも……君を守りたかった。
汚れた手でも、醜い姿でも。
君のそばにいられるなら、それでよかった。
……けれど、もう限界のようだ。
ああ、こんなに苦しいものなのか。
悔しい、辛い、もどかしい…どんな言葉もこの心を表しきれない!
共に生きたかった。共に、死にたかった。
…君が、私の願いを断れないいじらしい子だと十分に知った上で言おう。
狡い狡い最期の我儘だ……
…この化け物を、愛しい君の手で終わらせてくれ。
どうか、君の消えない傷になることを__
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