眠りから覚めたら人間やめてました

ガーネット

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これから

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朝起きれば、昨日と同じようにメイドさんがいて着替えを手伝ってくれる。着飾る必要もないと思うけど、これがこっちの世界の貴族のマナーって事で大人しくしました。もちろん全部お任せコースなので、頭のてっぺんからつま先まで綺麗に着飾って貰えました。メイドさんたちは楽しそうだった&暇だったから理由を聞いてみると、ヴェルト伯爵家は女性陣がいないらしく、久しぶりに気合いが入るとのこと。シンプル寄りでと小声でお願いしたら、シンプルなものこそ腕の見せ場と更に盛り上がり、遠い目になったのはいい思い出。


「「「やりましたわ、私達」」」

「皆さん、ありがとうございます。」

「感無量です…」

「また次回があれば、私達をお呼びください」

「更に腕に磨きをかけておきますわ」


やりきった顔で次回もお願いされたけど多分もうないと思う。いや、2度あること3度あるのか…。最終的に決まったアフタヌーンドレスは、ラベンダー色で、前着たドレスより露出部分やボリュームがないので気持ちが楽である。そろそろ王室の馬車が到着するらしいので下に降りた。リランディアとエタン褒めてくれました。少し話をしていると馬車が到着した。降りてくる人を眺めていると知ってる顔だった。何故クラレンス様が、なのかはよく分からないまま、貴族的な挨拶をエタンがしてるので同じようにすれば挨拶が返ってきた。手を差し伸べられたのでそのままエスコートされ流れるように馬車へ。喋ることも特にないので、外を眺めていると声をかけられた。


「レミ」

「はい?」

「あの…何故戻ってきたのですか?」

「用があったので王都にきました。戻ってきたより立ち寄ったの方が正しい気がします。」

「またどこかへ行かれるのですね…」

「ええっと、あの時は本当に申し訳ございませんでした。」


頭を下げて、クラレンス様が寂しそうな、悲しそうな顔をしていた。


「何故、出ていってしまったのですか?」

「簡潔に言えば、自分自身が限界だったので。」

「私の何がいけなかったのでしょう?」

「クラレンス様が悪いところは何もありませんけど…」

「何故戻ってこなかったのですか?」

「流石に侍女見習いとして雇われてたのを脱走したのにも関わらず平然と戻ってこられませんよ。」

「せめて手紙くらい出してもよかったのでは?」

「平民は貴族に手紙なんて送らないと聞きましたよ。それにまず送り方もわからないです。」


怒られるつもりでいたけど、もしかして心配されてたのかな?多分クラレンス様の屋敷で働いてもお金貯まれば辞めて違うところに行く予定だったし…。ちらりとクラレンス様の表情を盗みみると少し凹んでいるみたいなので言うのはやめておこう。クラレンス様の質問にのらりくらり交わしていると、お城についた。そしてまた流れるようなエスコートで案内され、王様に対面した。周りには重鎮であろう貴族の人達がいて。厳かな空気になっていた。クラレンス様が挨拶したのでそのまま流れにそって覚えた挨拶をすれば終わり。ホッとしたところで、名前を呼ばれました。


「レミ?」

「え…」




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感想 1

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みんなの感想(1件)

アリス・ホームズ

めっちゃ面白そうな始まり方で、続きが楽しみです!(≧▽≦)
一気読みしてしまいました!
これからお世話になります。(*´▽`*)

作者様も体調に気をつけて、無理のない範囲で更新していただけると幸いです。

解除

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