31 / 399
恋は1対1
コタツの下で…
しおりを挟む「……きっ……!!」
私は両足に感じる感触に耐え切れず、キモイと言いかけた。
真面目に気持ち悪い。
いや、本来ならこんな美形とコタツの中でイチャコラしてたら、間違いなく照れるだろうけど……。
中身がコレだしなぁ。
千鶴だしなぁ。
変態だしなぁ。
藤堂千鶴だしなぁ。
あ、今2回同じ単語を思い浮かべちゃった。いや、3回か?
千鶴と変態は同義語だものね。
「……おい。」
「はい?」
「足!」
「え?」
「あしっ!!」
「足がどうかしましたか?」
う~ん。変態な上に天然ときたか。いや、それともとぼけているだけかも。
……どちらにしろ一筋縄ではいかないわね。
私は怒りの峠を通り越し、『冷静な対話』を何とか試みた。
「だから、足、止めてくれない?
アンタ、さっきから足絡めてるでしょ!」
ガスンガスンと千鶴の足を蹴りまくりながら私は言った。
なのでテーブルが少し浮いた。
「ああ、すみません。」
「ホントもういい加減にしてよね。」
「いやいや、まだ良い加減ではありませんよ。もう少ししたら大分良い感じになりますけど。」
ーーモソモソ
「う!」
この野郎……!
つま足で私のスエットの端を掴んで、脱がせようとしやがった……。
しかも、しれっとした顔して!
「何が良い感じだよ馬鹿野郎!」
ーーガスン!
ーーバコン!
「ぅぐしッ!」
とうとう私はそのセクハラにキレ出し、両手を勢い良くテーブルに叩き付けた。
するとその反動でテーブルはガスンと音を立てて跳ね上がり、バコンと千鶴のアゴに命中した。
アゴを両手で押さえながら千鶴はテーブルに顔を埋め、プルプルと体を震わせている。
「ねぇ、何で考えて行動しないのよ。私は昨日から嫌だって言ってるんだよ?
そんなに叩かれたいワケ?
もしかしてアンタ、M……?」
私はうずくまっている千鶴を覗き込み、観察するようにまじまじと見た。
「はい、愛を感じますね。」
そう言いながら千鶴は心なしか顔を輝かせ突然シャキッと上半身を起こしたので、私は驚いて煙草の灰をテーブルに落としてしまった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる