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恋のライバル
毒舌悪魔を懐柔完了!
しおりを挟むま、マジで‥‥!?
心臓を肋骨に打ち付け、私は動揺を隠せずにいた。
あんな容姿で男の子だなんて誰も思わないわよ‥‥。
さ、詐欺!詐欺だわ!
冷静さを取り戻すために、私はリビングで再び煙草に火を点ける。
―ガラガラ‥‥
すると葵‥‥くんは、恥ずかしそうにしながら薄いピンクのパーカーを身にまとい、現れた。
「‥‥何でピンクなんだよ‥‥ふざけるな。」
「え?あ、いや~私より似合ってるよ?あげようか?そのパーカー‥‥。」
ハハハと引きつり笑いをしながらそう言うと、葵くんは何とも言えない物凄い形相で、私を睨み付けてきた。
「‥‥‥‥。」
「ご、ゴメンってば‥‥。ほら、座りなよ。」
そう謝りながら促すと、葵くんは私の隣に腰を下ろしてきた。
な、何でわざわざ隣に‥‥。
「‥‥とう。」
「‥‥へ?」
葵くんはまたもやボソリと照れながら何かを呟いた。
「‥‥あ、ありがとうって言ったんだよバカやろう‥‥。」
「‥‥いえ、どういたしまして‥‥?」
何この子‥‥脳殺級に可愛いんですけど。
ていうかツンデレ美少女ならぬ、美少年だったのね。
そうグルグルと巡らせていると、葵くんがコトンと私の肩に頭を預けてきた。
「‥‥‥‥!」
いやー!可愛い!!
私は思わず脳内でそんなことを叫んだ。
「‥‥また、来てもいい?」
「う、うん。」
うわぁ‥‥この世にこんな可愛い生き物がいるなんて‥‥。
葵くんはすっかり私に懐いたらしい。
その時、急に窓がガタガタと揺れ出した。
葵くんは咄嗟に私の腕にしがみ付く。
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