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第一話 俺死ぬの?!
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「今日は小説の発売日~!!」
ただの大学生である俺は、最近人気の小説を読むことを日々の生き甲斐としていた。
その小説は美男子だが貧乏という主人公が、偶然お忍び中の皇帝の命を助け、そこから身分差などの数多の困難を乗り越えながら、皇帝と愛を育んでいく、というベタな展開の中華風BL小説だ。
先に断っておくと、無論俺は腐男子ではない。
しかし偶然妹の部屋で見つけて軽く読んだ時、その面白さにハマってしまった。
一途に皇帝を愛する主人公とその身分に縛られながらも、必死に主人公を守る皇帝。
BL関係なくそのベタだがとびきりピュアな小説は、俺の疲れた心に響いたのだ。
「ほんっとに発売日まで長かったー!!今回は先着順で特典入りも発売されるなんて!」
スキップしながら書店に入り、素早くあたりを見渡すと、お目当ての小説は店頭に置いてあった。
「やったー!おっ、これ特典入りだ。ラッキー!!」
今回の特典はなんと俺の推し、蕭天宇将軍だ。サブキャラではあるものの、鬼神と呼ばれるほどの武芸の腕前と、その忠誠心の厚さで読者人気も高い。
そんな彼のイラストカードが付いているなんて、あまりにも幸せ過ぎる。
「最新巻では将軍と悪役令息の対決が出てくるはず!楽しみ!」
この小説に登場する悪役令息·沈明星は大変美しい容姿だが、非常に悪どい男という設定だ。
明星は妹を後宮に入れようとしていたが、皇帝が主人公を寵愛しているため、その計画が失敗してしまったのだ。
それゆえ主人公を憎み、何度も殺害しようとしていた。それが露呈し皇帝や将軍と対決、最終的に将軍によって斬首されるという、ザ·悪役という立ち位置だ。
(あの明星がやり込められるなんて……最高!)
正直に言うと明星は俺が一番嫌いなキャラだ。
その悪どさにイライラしてしまうが、だからこそメインカップルの一途さ、純粋さが目立つものだ。
「さあ早く帰って読もう」
お会計を済ませ本が入った袋を下げながら、るんるんで帰っていた。
しかし浮かれながら歩道橋の階段を降りている時だった。
うっかり足を踏み外してしまったのだ!
「うわあああっ!!」
咄嗟に手すりを掴もうとするも、ギリギリのところで届かず、俺はあっという間に階段から落ちていった。
頭を強く打ちつけ、その激しい痛みに意識が遠のいていく。
「大変だ!人が階段から落ちたぞ!」
「うわあ酷い、すごい血が…….」
周囲の人の悲鳴、叫び声すら聞こえなくなっていき、目の前が真っ暗になっていった。
ただの大学生である俺は、最近人気の小説を読むことを日々の生き甲斐としていた。
その小説は美男子だが貧乏という主人公が、偶然お忍び中の皇帝の命を助け、そこから身分差などの数多の困難を乗り越えながら、皇帝と愛を育んでいく、というベタな展開の中華風BL小説だ。
先に断っておくと、無論俺は腐男子ではない。
しかし偶然妹の部屋で見つけて軽く読んだ時、その面白さにハマってしまった。
一途に皇帝を愛する主人公とその身分に縛られながらも、必死に主人公を守る皇帝。
BL関係なくそのベタだがとびきりピュアな小説は、俺の疲れた心に響いたのだ。
「ほんっとに発売日まで長かったー!!今回は先着順で特典入りも発売されるなんて!」
スキップしながら書店に入り、素早くあたりを見渡すと、お目当ての小説は店頭に置いてあった。
「やったー!おっ、これ特典入りだ。ラッキー!!」
今回の特典はなんと俺の推し、蕭天宇将軍だ。サブキャラではあるものの、鬼神と呼ばれるほどの武芸の腕前と、その忠誠心の厚さで読者人気も高い。
そんな彼のイラストカードが付いているなんて、あまりにも幸せ過ぎる。
「最新巻では将軍と悪役令息の対決が出てくるはず!楽しみ!」
この小説に登場する悪役令息·沈明星は大変美しい容姿だが、非常に悪どい男という設定だ。
明星は妹を後宮に入れようとしていたが、皇帝が主人公を寵愛しているため、その計画が失敗してしまったのだ。
それゆえ主人公を憎み、何度も殺害しようとしていた。それが露呈し皇帝や将軍と対決、最終的に将軍によって斬首されるという、ザ·悪役という立ち位置だ。
(あの明星がやり込められるなんて……最高!)
正直に言うと明星は俺が一番嫌いなキャラだ。
その悪どさにイライラしてしまうが、だからこそメインカップルの一途さ、純粋さが目立つものだ。
「さあ早く帰って読もう」
お会計を済ませ本が入った袋を下げながら、るんるんで帰っていた。
しかし浮かれながら歩道橋の階段を降りている時だった。
うっかり足を踏み外してしまったのだ!
「うわあああっ!!」
咄嗟に手すりを掴もうとするも、ギリギリのところで届かず、俺はあっという間に階段から落ちていった。
頭を強く打ちつけ、その激しい痛みに意識が遠のいていく。
「大変だ!人が階段から落ちたぞ!」
「うわあ酷い、すごい血が…….」
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