180 / 243
第十二章:安藤真智デビュー
コスプレ写真を撮ろう
伊吹はメアリーとマチルダの親子に一軒家を与えた。
マチルダはVividColorsにおいて重要人物であると周知し、伊吹が自らの侍女に頼んで、マチルダ担当侍女として二人付ける事になった。
メアリーはもちろんの事、マチルダもビルへは出入り自由とし、マチルダが望んだ為配信部屋として空いていた一部屋を与えた。
それからはマチルダは寝起き以外をビル内で過ごす事になった。
身体がまだ成長しきっていないからか、夜は起きていられない。
本人はずっと伊吹のそばにいたがったが、伊吹はマチルダの成長しきった身体を楽しみにしていると伝えると、しぶしぶ家に帰るようになった。
「イブイブ! どう? 似合うやろ!!」
伊吹が事務所で打ち合わせをしていると、白い狩衣姿のマチルダが入って来て、その場でくるくると回ってみせる。
「おぉ、いいじゃん。うちの侍女さんが縫ってくれたの?」
「そう! 副社長みたいなん欲しいって言うたらちゃちゃっと縫ってくれたで!」
バリバリの関西弁を喋りながらはしゃいでいる白人美少女に、伊吹と打ち合わせをしていた多恵子と美羽が圧倒されている。
「あー、マチルダ。この世界では関西弁があんまメジャーじゃないから、僕以外の人がいる時は標準語使ってくれない?」
お笑い文化が発展しなかったこの世界において、関西弁は全国で通じる言葉にはなり得なかった。
そして、この世界における関西弁と伊吹達の前世世界の関西弁は、かなり違ったものになっている。
「んー、まぁイブイブの頼みやったらしゃあないな。
んんっ、イブイブのお願いなら仕方ないでござるな、ドュフフ。
これで良き?」
良くはないが、意図は伝わっているので伊吹はそれ以上ツッコまない事にした。
「やっぱりうちの侍女さんは良い仕事するなぁ。ありがとうございます」
マチルダ付きの侍女達が恐縮するが、こういうのはしっかりと声に出して伝えないとならない。
「なぁ、副社長と一緒に写真撮りたいねん、のだけど、よろし?」
「ん? うん、良いよ。
生配信で着ている狩衣に着替えたら良いの?」
伊吹はコスプレ文化にあまり詳しくないが、同じ世界観のコスプレをしている者同士で撮影する事があると聞いた事がある。
「そそ、併せしよっ」
多恵子と美羽が二人のやり取りを興味深そうに見守っている事に気付く伊吹。
「どうせなら乃絵流と美羽も一緒にコスプレしよう」
「喜んで!」
「……はいっ!」
多恵子は乃絵流と呼ばないと面倒な事になるので、伊吹は常に乃絵流と呼ぶようにしている。
美羽も以前より態度が柔らかくなってきているので、良い二人も巻き込む事とした。
「じゃあどこか空いてる部屋を撮影スタジオにしてしまおう。
琥珀、諸々の手配をお願いしてもいい?」
「かしこまりました」
「え、写メでパシャっとやったらアカンの?」
伊吹は身内のお楽しみで留めるつもりはない。大々的にコスプレ文化を発展させるべく、マチルダへ向き直る。
「マチルダにはこの世界でのコスプレイヤーの第一人者になってほしい。
まずは副社長姿の僕と一緒に撮った写真をバズらせる。そこからフリフリのドレスを着てもいいし、前の世界のキャラコスでもいい。
何でも自分が好きだと思う、可愛い、キレイ、カッコイイと思うコスプレをして、写真を投稿していかないか?」
「えっ、てことは第一の少女にも第二の少女にもなれるて事!?」
「いや、どっちかって言うとメガネの新キャラの方じゃない?
中身十歳じゃないんだし」
などのやり取りを経て、その日は一旦お開きとした。衣装を用意する時間が必要だからだ。
マチルダはVividColorsにおいて重要人物であると周知し、伊吹が自らの侍女に頼んで、マチルダ担当侍女として二人付ける事になった。
メアリーはもちろんの事、マチルダもビルへは出入り自由とし、マチルダが望んだ為配信部屋として空いていた一部屋を与えた。
それからはマチルダは寝起き以外をビル内で過ごす事になった。
身体がまだ成長しきっていないからか、夜は起きていられない。
本人はずっと伊吹のそばにいたがったが、伊吹はマチルダの成長しきった身体を楽しみにしていると伝えると、しぶしぶ家に帰るようになった。
「イブイブ! どう? 似合うやろ!!」
伊吹が事務所で打ち合わせをしていると、白い狩衣姿のマチルダが入って来て、その場でくるくると回ってみせる。
「おぉ、いいじゃん。うちの侍女さんが縫ってくれたの?」
「そう! 副社長みたいなん欲しいって言うたらちゃちゃっと縫ってくれたで!」
バリバリの関西弁を喋りながらはしゃいでいる白人美少女に、伊吹と打ち合わせをしていた多恵子と美羽が圧倒されている。
「あー、マチルダ。この世界では関西弁があんまメジャーじゃないから、僕以外の人がいる時は標準語使ってくれない?」
お笑い文化が発展しなかったこの世界において、関西弁は全国で通じる言葉にはなり得なかった。
そして、この世界における関西弁と伊吹達の前世世界の関西弁は、かなり違ったものになっている。
「んー、まぁイブイブの頼みやったらしゃあないな。
んんっ、イブイブのお願いなら仕方ないでござるな、ドュフフ。
これで良き?」
良くはないが、意図は伝わっているので伊吹はそれ以上ツッコまない事にした。
「やっぱりうちの侍女さんは良い仕事するなぁ。ありがとうございます」
マチルダ付きの侍女達が恐縮するが、こういうのはしっかりと声に出して伝えないとならない。
「なぁ、副社長と一緒に写真撮りたいねん、のだけど、よろし?」
「ん? うん、良いよ。
生配信で着ている狩衣に着替えたら良いの?」
伊吹はコスプレ文化にあまり詳しくないが、同じ世界観のコスプレをしている者同士で撮影する事があると聞いた事がある。
「そそ、併せしよっ」
多恵子と美羽が二人のやり取りを興味深そうに見守っている事に気付く伊吹。
「どうせなら乃絵流と美羽も一緒にコスプレしよう」
「喜んで!」
「……はいっ!」
多恵子は乃絵流と呼ばないと面倒な事になるので、伊吹は常に乃絵流と呼ぶようにしている。
美羽も以前より態度が柔らかくなってきているので、良い二人も巻き込む事とした。
「じゃあどこか空いてる部屋を撮影スタジオにしてしまおう。
琥珀、諸々の手配をお願いしてもいい?」
「かしこまりました」
「え、写メでパシャっとやったらアカンの?」
伊吹は身内のお楽しみで留めるつもりはない。大々的にコスプレ文化を発展させるべく、マチルダへ向き直る。
「マチルダにはこの世界でのコスプレイヤーの第一人者になってほしい。
まずは副社長姿の僕と一緒に撮った写真をバズらせる。そこからフリフリのドレスを着てもいいし、前の世界のキャラコスでもいい。
何でも自分が好きだと思う、可愛い、キレイ、カッコイイと思うコスプレをして、写真を投稿していかないか?」
「えっ、てことは第一の少女にも第二の少女にもなれるて事!?」
「いや、どっちかって言うとメガネの新キャラの方じゃない?
中身十歳じゃないんだし」
などのやり取りを経て、その日は一旦お開きとした。衣装を用意する時間が必要だからだ。
あなたにおすすめの小説
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜
まさき
ファンタジー
異世界転生した最強の金持ち嫡男、
専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活
現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。
しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。
彼は大陸一の富を誇る名門貴族――
ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。
カイルに与えられたのは
・世界一とも言える圧倒的な財力
・財力に比例して増大する規格外の魔力
そして何より彼を驚かせたのは――
彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。
献身的なエルフのメイド長リリア。
護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。
さらに個性豊かな巨乳メイドたち。
カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。
すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――
「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」
領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、
時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、
最強の御曹司カイルは
世界一幸せなハーレムを築いていく。
最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!