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第十六章:なぎなみ動画始動
デジタルアシスタント
伊吹の脳内に浮かぶ『にゃって何?』という疑問をよそに、イリヤが説明を続ける。
「この区画に外部の人間が勝手に入り込んでもネットにアクセス出来ないようになったにゃ。正式なゲストにはゲスト用のSSIDを通知して、それでWiFiで通信してもらうにゃん。
一般回線は全て社内回線に切り替えたので、どこにアクセスしてるか調べようと思えば調べられるにゃ」
イリヤは電話会社の電話回線やネット回線の設備をそのままVividColorsで買い上げて、藍吹伊通り一丁目内は全て内線化、及び社内通信化を実施した。
外部の人間が藍吹伊通り一丁目に訪れた際、携帯電話の電波が入らなくなるので、VividColorsの許可がないと外部と連絡が取れないようになる。
また、VividColorsの許可を受けた通信の際、どことどのようなやり取りをしたか、詳しく調べれば分かるようになっている。
「お、おう。言っている事は理解出来るが規模がデカ過ぎて扱い切れないよ」
イリヤに後でジニーとキャリーと具体的な打ち合わせをするよう指示を出し、伊吹は話題を変えた。
「データセンターのサーバを使って、安藤四兄弟の仮想人格の育成を始めたいと思ってる。
それぞれ四人格分のサーバを別で立て、全世界の安藤子猫との対話型学習でラーニングさせたい。
さらに上位サーバとして全体を監視して、各人格間の差分を検出し、その差分が仮想人格の性格として片付けて良いものか、それとも意図的に悪意を持って間違ったラーニングをさせているかのチェックが出来るようにしたい。
僕は前世でもこの分野に詳しくなかったんだけど、こんな形で仮想人格を育てる事は可能かな?」
イリヤが首をひねり、ぶつぶつと英語で独白をしてから、改めて伊吹へ向き直って口を開く。
「可能かどうかは分からにゃいけどやってみるにゃ」
「お、おう……。頼んだ。
将来的にはVividColors謹製スマホを作って、デジタルアシスタントとして四兄弟を設定出来るようにしたいんだよね」
伊吹はAppleで言うところのSiri、Amazonで言うところのAlexaを安藤四兄弟に務めさせようと考えている。
「うわぁ、絶対推しキャラと会話してて一日が過ぎてまうネキが誕生してしまうで」
「まぁ、ものは使いようだからね。それは僕達が考える事じゃない」
「PTAがうるさくなりそうやけど、この世界やとどうやろなぁ」
伊吹は出来る事を提供するだけ。使い方まで面倒を見ていたら、いつまで経ってもこの世界のサブカル文化やオタク文化は発展しない。
転生者が思いもしなかった使い方がされるようになって初めて、この世界独自の文化として花開くのだと伊吹は考えている。
「ほなVividColors謹製スマホを売る会社もまた立ち上げるわけ?
この世界ってまだメディアプレイヤーとしてのスマホって一般普及してへんもんなぁ」
この世界ではウォークマンなどの携帯型音楽プレイヤーが開発されなかったので、スマートフォンにメディアプレイヤーとしての機能がそれほど充実していない。
「月明かりの使者」の楽曲を再生しても、それほど良い音質で聞く事が出来ないので、伊吹はメディアプレイヤーとしての新しいスマートフォンを開発したいと考えたのだ。
「よし、うちが新しい会社の名前考えたげるわ!
……『VCあ、うん』やな、うん。
Appleの韻踏んでるし、通話から音楽から何でも出来るって意味で阿吽や、ええやろ!!」
「じゃあそれで。
さて、次の話題ある人ぉー」
「せめてツッコミ入れてやぁ!!
「この区画に外部の人間が勝手に入り込んでもネットにアクセス出来ないようになったにゃ。正式なゲストにはゲスト用のSSIDを通知して、それでWiFiで通信してもらうにゃん。
一般回線は全て社内回線に切り替えたので、どこにアクセスしてるか調べようと思えば調べられるにゃ」
イリヤは電話会社の電話回線やネット回線の設備をそのままVividColorsで買い上げて、藍吹伊通り一丁目内は全て内線化、及び社内通信化を実施した。
外部の人間が藍吹伊通り一丁目に訪れた際、携帯電話の電波が入らなくなるので、VividColorsの許可がないと外部と連絡が取れないようになる。
また、VividColorsの許可を受けた通信の際、どことどのようなやり取りをしたか、詳しく調べれば分かるようになっている。
「お、おう。言っている事は理解出来るが規模がデカ過ぎて扱い切れないよ」
イリヤに後でジニーとキャリーと具体的な打ち合わせをするよう指示を出し、伊吹は話題を変えた。
「データセンターのサーバを使って、安藤四兄弟の仮想人格の育成を始めたいと思ってる。
それぞれ四人格分のサーバを別で立て、全世界の安藤子猫との対話型学習でラーニングさせたい。
さらに上位サーバとして全体を監視して、各人格間の差分を検出し、その差分が仮想人格の性格として片付けて良いものか、それとも意図的に悪意を持って間違ったラーニングをさせているかのチェックが出来るようにしたい。
僕は前世でもこの分野に詳しくなかったんだけど、こんな形で仮想人格を育てる事は可能かな?」
イリヤが首をひねり、ぶつぶつと英語で独白をしてから、改めて伊吹へ向き直って口を開く。
「可能かどうかは分からにゃいけどやってみるにゃ」
「お、おう……。頼んだ。
将来的にはVividColors謹製スマホを作って、デジタルアシスタントとして四兄弟を設定出来るようにしたいんだよね」
伊吹はAppleで言うところのSiri、Amazonで言うところのAlexaを安藤四兄弟に務めさせようと考えている。
「うわぁ、絶対推しキャラと会話してて一日が過ぎてまうネキが誕生してしまうで」
「まぁ、ものは使いようだからね。それは僕達が考える事じゃない」
「PTAがうるさくなりそうやけど、この世界やとどうやろなぁ」
伊吹は出来る事を提供するだけ。使い方まで面倒を見ていたら、いつまで経ってもこの世界のサブカル文化やオタク文化は発展しない。
転生者が思いもしなかった使い方がされるようになって初めて、この世界独自の文化として花開くのだと伊吹は考えている。
「ほなVividColors謹製スマホを売る会社もまた立ち上げるわけ?
この世界ってまだメディアプレイヤーとしてのスマホって一般普及してへんもんなぁ」
この世界ではウォークマンなどの携帯型音楽プレイヤーが開発されなかったので、スマートフォンにメディアプレイヤーとしての機能がそれほど充実していない。
「月明かりの使者」の楽曲を再生しても、それほど良い音質で聞く事が出来ないので、伊吹はメディアプレイヤーとしての新しいスマートフォンを開発したいと考えたのだ。
「よし、うちが新しい会社の名前考えたげるわ!
……『VCあ、うん』やな、うん。
Appleの韻踏んでるし、通話から音楽から何でも出来るって意味で阿吽や、ええやろ!!」
「じゃあそれで。
さて、次の話題ある人ぉー」
「せめてツッコミ入れてやぁ!!
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