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第十六章:なぎなみ動画始動
グッズの取り扱い
これから活躍し出す、もしくはこれから生まれて来る転生者については、引き続きVividColorsが大々的に呼び掛けて囲い込む方針をとる事となった。
転生者であれば分かるような動画内容や、大喜利の選別問題のようなものを増やし、面接希望者や問い合わせをして来た者達をVividColorsで雇うのだ。
転生者はこの世界の男女比の兼ね合いで、圧倒的に女性である事と考えられる。
もし本人が、自分に前世の記憶がある事を自覚した際、マチルダが語ったように女性にとっては生き辛いこの世の中に嫌気が差す事だろう。
藍吹伊通り一丁目という転生者保護地区に匿って、ある程度望んだ生活を送れるようにしてやれば、何かしらVividColorsの手助けをしてくれるだろうと伊吹達は考えた。
もちろん、働かない場合は排除するだろうが。
美子が注いだ紅茶のお代わりを飲み、ひと息ついた伊吹が改めて話を切り出す。
「あと考えるべきは、顔寄せ大喜利大会などのイベントだな。
一応、決済用のスマートリングは完成してて、店舗用決済端末も順調に増産中らしい。
初お目見えのタイミングはVividColors主催のイベントにしたいって宮坂信販にお願いされてるから、早くイベント企画を詰めないと」
前世米国人であったイリヤも、ある程度日本のオタク文化に触れており、実際に日本のコミケに参加した事もあると話している。
イリヤは伊吹の左手に光る結婚指輪を凝視し、ふがふがと鼻息を荒くしている。
その様子を見たマチルダが苦笑を浮かべているが、伊吹はどちらも気付いていない。
「公式グッズとして子猫らに期待されてんのが、抱き枕に艶声音声CDにバスタオルに、うちが着けてる安藤家家紋入り下着。
家紋Tシャツとか家紋スウェットとか家紋パーカーとか家紋靴下とか、とりあえず家紋が入っとったら何でも売れるんちゃう?」
マチルダが紅茶にミルクをたっぷりと入れて、かき混ぜながら家紋家紋と口にする。
オタクなら何でも買う、何でも集めるというのがマチルダの認識だ。
マチルダに続き、キャリーが公式グッズに関してアイディアを挙げる。
「公式でコスプレ衣装を売り出すのもありではないでしょうか。
その上で、今後は手作りして即売会などで売り出しても良いというアナウンスを出せば、文化として広がっていくと思います」
「いや、公式が正式にオッケー出してまうと権利関係がややこしなるで。個人であれ企業であれ、それで金儲けするのも増えるんやし。
個人で儲けるのはこっちの意図通りやけど、企業が絡むと利益優先になるから汚い商売するのも増えるやろうしなぁ。
例えば、極端に安い生地でTシャツ作ったり、イブイブでも引くくらいの下ネタグッズとか」
マチルダがキャリーに指摘した通り、コスプレ衣装を販売して良いと言ってしまえば、利益最優先の企業からこちらが望まないグッズまで出回ってしまうリスクが生じる。
これは良いけどこれはダメ、という線引きをする為には、全ての衣装やグッズをVividColorsでチェックする必要がある。
しかしそれは実質不可能となる為、最初から公式は黙認という形を取るのがベターなのだ。
もしアウトな物を発見すれば、これはダメですと特定の個人や企業に連絡を取るだけで良い。
それでも引き下がらない場合は、名指しで批判すれば、仕入先などから距離を取られ、もう同じ商売は出来なくなるだろう。
転生者であれば分かるような動画内容や、大喜利の選別問題のようなものを増やし、面接希望者や問い合わせをして来た者達をVividColorsで雇うのだ。
転生者はこの世界の男女比の兼ね合いで、圧倒的に女性である事と考えられる。
もし本人が、自分に前世の記憶がある事を自覚した際、マチルダが語ったように女性にとっては生き辛いこの世の中に嫌気が差す事だろう。
藍吹伊通り一丁目という転生者保護地区に匿って、ある程度望んだ生活を送れるようにしてやれば、何かしらVividColorsの手助けをしてくれるだろうと伊吹達は考えた。
もちろん、働かない場合は排除するだろうが。
美子が注いだ紅茶のお代わりを飲み、ひと息ついた伊吹が改めて話を切り出す。
「あと考えるべきは、顔寄せ大喜利大会などのイベントだな。
一応、決済用のスマートリングは完成してて、店舗用決済端末も順調に増産中らしい。
初お目見えのタイミングはVividColors主催のイベントにしたいって宮坂信販にお願いされてるから、早くイベント企画を詰めないと」
前世米国人であったイリヤも、ある程度日本のオタク文化に触れており、実際に日本のコミケに参加した事もあると話している。
イリヤは伊吹の左手に光る結婚指輪を凝視し、ふがふがと鼻息を荒くしている。
その様子を見たマチルダが苦笑を浮かべているが、伊吹はどちらも気付いていない。
「公式グッズとして子猫らに期待されてんのが、抱き枕に艶声音声CDにバスタオルに、うちが着けてる安藤家家紋入り下着。
家紋Tシャツとか家紋スウェットとか家紋パーカーとか家紋靴下とか、とりあえず家紋が入っとったら何でも売れるんちゃう?」
マチルダが紅茶にミルクをたっぷりと入れて、かき混ぜながら家紋家紋と口にする。
オタクなら何でも買う、何でも集めるというのがマチルダの認識だ。
マチルダに続き、キャリーが公式グッズに関してアイディアを挙げる。
「公式でコスプレ衣装を売り出すのもありではないでしょうか。
その上で、今後は手作りして即売会などで売り出しても良いというアナウンスを出せば、文化として広がっていくと思います」
「いや、公式が正式にオッケー出してまうと権利関係がややこしなるで。個人であれ企業であれ、それで金儲けするのも増えるんやし。
個人で儲けるのはこっちの意図通りやけど、企業が絡むと利益優先になるから汚い商売するのも増えるやろうしなぁ。
例えば、極端に安い生地でTシャツ作ったり、イブイブでも引くくらいの下ネタグッズとか」
マチルダがキャリーに指摘した通り、コスプレ衣装を販売して良いと言ってしまえば、利益最優先の企業からこちらが望まないグッズまで出回ってしまうリスクが生じる。
これは良いけどこれはダメ、という線引きをする為には、全ての衣装やグッズをVividColorsでチェックする必要がある。
しかしそれは実質不可能となる為、最初から公式は黙認という形を取るのがベターなのだ。
もしアウトな物を発見すれば、これはダメですと特定の個人や企業に連絡を取るだけで良い。
それでも引き下がらない場合は、名指しで批判すれば、仕入先などから距離を取られ、もう同じ商売は出来なくなるだろう。
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