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その16 「久し振りにご奉仕させて頂きますね」
早百合のマンションのエレベーターに乗っている間に、スマホを取り出して早百合の電話番号を拒否、LINEのアカウントもブロックした。大学で声を掛けられる事があるかも知れないが、早百合の恋人の事を考えると応じる事は出来ない。
寝取られ性癖のある黒い影は、男性恐怖症の女性だった。いや、この予想は俺の想像が多分に含まれているが。どっちにせよ、七瀬が乗り気ではなさそうな雰囲気を感じた。
百合カップルだとは思いもしなかった。そして寝取られプレイと称して俺を招き、竿役をさせられた。ディルドでは満足出来なかったのだろうか。
今思えばヒントはあった。
男の匂い、痕跡が感じられない部屋。
浴室には複数のブランド物のシャンプーやリンス。
寝室は女の子の部屋そのものの雰囲気で、お香のいい匂いがしていた。
男の靴や生活用品は、隠したのではなく最初からなかった。そう言えば、早百合は一度も恋人の事を彼氏、とは言わなかった。相手が女性であれ恋人。ガールズラブ、か。偏見を持っているつもりはないが馴染がない為、予想の範囲外だった。
こんな経験、なかなか出来ないよな。貴重な体験だった。そうやってここ1週間の出来事について、心の整理をしている間に自分のマンションへと帰って来た。オートロックを解除してエントランスへ。1階で止まっていたエレベーターに乗り11階のボタンを押す。
上へ向かうエレベーターは、大抵の場合途中で止まる事なくすんなりと目的階へ着く。ドアが開いて自分の部屋へ向かい、玄関のカギを開ける。カチャン、カチャン、ギュッ。ドアノブを捻って扉を開けると、
ガシャンッ!
チェーンロックされており、中に入る事が出来ない。
「チッ、わざわざ掛けやがったのか……」
ドアノブから手を離して扉を閉め、部屋に背を向けたタイミングで、
カチャカチャ、ギー
「あら若様、戻られたのではないのですか?」
中から声を掛けられた。
「すみませんね、この間お部屋に伺った際、いつもはされていないチェーンロックが掛かっていたもので。防犯を意識されているのかなと思いまして、私も若様を見習ってチェーンロックを掛けておいたんですよ」
実に白々しい言いよう。簡単に言えば仕返しじゃないか。いい歳して拗ねてやがる。
俺の部屋の真下の部屋に住んでいる女、御室二重。俺が大学へ進学するに当たり、実家からついて来た使用人だ。
「もうっ、イライラしておられるんです? 出してスッキリします?」
使用人兼、妾だ。実家の当主である俺の祖父からあてがわれた。最近は抱いていないが、俺の初めての女性でもある。
昔から身の周りの世話をしてくれていた、自分にとっては親しい近所の親戚のお姉さん。ふたねぇと呼び、慕っていた。初めての恋人であり、将来はこの人と結婚するのだと、そう信じていたが……。
まぁそれは置いておいて。部屋へ入ってリビングへ。後ろからパタパタとついて来る音が聞こえる。
投げ掛けた軽口に俺が反応しないでいると、つつつっと寄って来てその場で跪き、じぃーっとズボンのファスナーを開けられた。
「んふっ、久し振りにご奉仕させて頂きますね」
その艶めかしい声色のせいで、すぐに半勃ちになる俺のペニス。今日はすでに2回出しているとはいえ、1回目が講義中の早百合から受けたフェラ、2回目が七瀬が女である事に気付き驚きながらの顔射。どちらも万全な状態ではない射精だった為、愚息が全力での射精を求めているようだ。
いつもなら適当にあしらうか明確に拒否する場面なのだが、俺が何も言わない為、本当にしますよ? とチラチラとアイコンタクトを送って来る。
正直、直近のセックスが寝取りプレイという極めて特殊なものだった為、久し振りにイチャイチャとした雰囲気でのエッチがしたい、そう思いフェラを受け入れる事にした。
「二重、頼む」
名前を呼ぶのすら本当に久し振りだ。二重が目を見開いて驚いている。すぐにいつもの微笑に戻し、俺の目を見上げながらゆっくりとした手つきでペニスを取り出し、チュッと亀頭にキスをした。
「あれれ……、石鹸の匂いがしますよ?」
いい歳してあれれ、とは。嫉妬なのか、嫉妬している振りをしているのか。
二重が長く赤い舌を伸ばして裏筋をなぞり、カリ部分を唇で包む。鈴口を舌でつつき、全体を圧迫するように口をすぼめる。上手い、背中に快感が走る。
さほど知りもしない女に舐められるよりも、恋焦がれる相手に舐められるこの感動。ダメだ、これは抑えられない。早百合のせいで、割り切ったつもりでいた切ない想いが込み上げて、溢れて止まらなくなってしまった。
「二重、ベッドへ行くぞ」
「ちゅぽんっ、……、へっ?」
二重の口からペニスを引き抜く。二重の疑問には答えず、腕を持って立たせて寝室へと引っ張って連れて行く。
寝室の扉を開け、そのままの勢いで二重をベッドへ押し倒す。目を白黒とさせているが、そんな事は関係ない。首に両手を回して抱き、その唇に吸い付く。
「ちゅちゅちゅっ、れろっ、はぁっ、ちゅっ……、ぷはっ!! ちょっ!? じゅるっ、ちゅちゅっ……」
俺の唇から逃れようと二重が顔を背けるが、そのたびに唇を追いかけて舌を絡める。
「んむっ、はあっ、待って、若様? あぁっ! んんんっ~!!」
盛りの付いた中高生のように、舌を絡めたまま二重の身体を弄り倒す。濃紺のワンピース、そのスカートから手を差し入れ、ブラジャーをどけて胸をさする。揉むと表現するほどには脂肪が付いていない。それでも、俺にとっては愛おしいその感触に自然と心が高ぶって来る。
「んあっ!? ……、今失礼な事を考えなかったかしら?」
よく分かったね、ふたねぇ。
数年振りに見せたお姉さんの表情。懐かしさから、堪らず抱き締めて耳元で囁く。
「ふたねぇ、あの時のように結婚してくれとは言わない。だから、俺が見合いをして誰かと結婚するその時までは、俺の恋人でいてくれない?」
「………………」
返事は貰えない、か。彼女の立場上そうならざるを得ない事は分かっている。俺も大学に進学した後から、ふたねぇには割と辛く当たっていたのもある。
が、即答されなかった事が今は嬉しい。
「分かった、返事はいらない。けど、昔みたいに名前で呼んでくれ、な?」
「……、分かったわよ。いち、むぐぅっ!? ちゅぱっ、れろむちゅっ、もうっ! 呼んでほしいのかそうでないのか、どちらかにしてほしいのだけど」
胸が熱くなる。俺のモノにはなってくれても、俺の妻にはなってくれない人。なれない人。
家を出て2人で暮らそうと誘っても、頷いてくれなかった人。
「何度も呼んでくれよ、ふたねぇが感じながら俺の名前呼ぶの、聞きたいんだ」
「ずいぶんと生意気になったものね? んふっ、どっちが先に果てるか、試してみる?」
「乗った。先にイった方が相手の言う事を1つ聞く事」
「良いでしょう、いつでもどうぞ?」
いつ挿れてもいいという事か。正直俺はもう挿れたくて仕方なかったので、手早くズボンとパンツを脱いでふたねぇのショーツに手を掛ける。右足だけ抜き、黒くて透けているショーツを左足の太ももに残したまま、ワンピースを捲り上げる。
ふたねぇの裸体を見るのも久し振りだ。
「今も剃ってるんだね」
「ええ、いつ若様に襲われてもいいようにお手入れしております」
高校生の頃、パイパンに憧れてふたねぇに頼み陰毛を剃ってもらっていた。それ以来、ずっと処理をし続けていたのだろう。つるつると肌触りが柔らかい。使用人としての口調は、いずれまたここを見られるであろうと準備をしていた事に対する恥ずかしさからか。
秘裂をペニスでなぞる。入り口は濡れていないが、割り開いたその先にはぬらぬらと光る愛液が見えた。すぐに濡れる体質は今も変わっていないようだ。
早くふたねぇの中を感じたい。
「んっ……」
一気に根元まで挿入するも、ふたねぇは小さく声を漏らしただけ。痛みはなさそうだが、数年振りにペニスを受け入れた膣内は少し窮屈に感じる。
「大丈夫?」
「んふっ、ひと突きでイく訳ないでしょう?」
そういう意味で聞いたんじゃないんだが。でもこの様子なら平気そうだ。正直遠慮していられない。ふたねぇを抱き締めて密着し、腰を激しく揺さぶる。
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、んっ、んんっ、はぁぅっ、ふぅっ……」
「ふたねぇっ、ふたねぇっ、ふたねぇっ!!」
他の女達と比べものにならないほど、ふたねぇとのセックスは気持ちが良い。良すぎる。もうふたねぇ以外いらない。ずっとこうして繋がっていられればいいのに。
ふたねぇの耳元に口を寄せ、早く呼べとせがむ。眉間に皺を寄せて耐えるような表情のふたねぇ。俺の声は聞こえているはずだが、返事をしようと口を開くと嬌声が止められなくなる為に言葉が出せないようだ。
「ほら、呼んで」
ずちゅっ、ねちゃっ、ぐちょっ、じゅちゅっ。こちらはこうも正直なのに、ふたねぇの口から発せられるのは零れ出る嬌声のみ。聞きたい。言わせたい。
「いっ、いぃっ、いっち、いいいいぃぃっ!!」
「名前も呼べないほどにいいの?」
ふたねぇが名前を呼ぼうとするたびに、わざといいところを責める。好きな女の子をいじめてしまう男児のような感覚。猿のように毎日ふたねぇを抱いていた時から、俺は変わっていないんだなと自覚した。
頭を振り快感に悶えているふたねぇが愛おしくて堪らない。腰の動きを止め、全身隈なく密着するようにふたねぇの細い身体を抱き締める。
碌な前戯もしていないが、最初から感情マックスで純度の高い男女の交わり。好きだからこそ距離を置いていたこの2年間。その空白を埋めるように、耳元で囁く。
「愛してる」
ビクンッとふたねぇの身体が跳ねる。ギューッ! と膣内が締め付けられ、うねる内壁によってもたらされた快感で目の前が真っ白になる。
ドクドクドクッ、ドクッ、ドクッ……。ふたねぇがイったのと同時に、俺も射精した。もう少しふたねぇを味わいたかったが、これからはいつでも愛し合えるだろうから良しとする。
きっかけはどうであれ、俺は初恋の人をまた恋人にする事が出来た。それだけは早百合達に感謝しておこう。
ギュギュギュッ……、他の女の事を考えていたのがバレたんだろうか。蕩けるような表情だが、目だけは半眼にして睨んで来る。
「愛してるよ、ふたねぇ」
「……はい、若様」
どうやらもう一度、心を溶かしてぐちゃぐちゃにかき混ぜてあげないとダメなようだ。
俺はそのまま、二回戦へと挑む事にした。
寝取られ性癖のある黒い影は、男性恐怖症の女性だった。いや、この予想は俺の想像が多分に含まれているが。どっちにせよ、七瀬が乗り気ではなさそうな雰囲気を感じた。
百合カップルだとは思いもしなかった。そして寝取られプレイと称して俺を招き、竿役をさせられた。ディルドでは満足出来なかったのだろうか。
今思えばヒントはあった。
男の匂い、痕跡が感じられない部屋。
浴室には複数のブランド物のシャンプーやリンス。
寝室は女の子の部屋そのものの雰囲気で、お香のいい匂いがしていた。
男の靴や生活用品は、隠したのではなく最初からなかった。そう言えば、早百合は一度も恋人の事を彼氏、とは言わなかった。相手が女性であれ恋人。ガールズラブ、か。偏見を持っているつもりはないが馴染がない為、予想の範囲外だった。
こんな経験、なかなか出来ないよな。貴重な体験だった。そうやってここ1週間の出来事について、心の整理をしている間に自分のマンションへと帰って来た。オートロックを解除してエントランスへ。1階で止まっていたエレベーターに乗り11階のボタンを押す。
上へ向かうエレベーターは、大抵の場合途中で止まる事なくすんなりと目的階へ着く。ドアが開いて自分の部屋へ向かい、玄関のカギを開ける。カチャン、カチャン、ギュッ。ドアノブを捻って扉を開けると、
ガシャンッ!
チェーンロックされており、中に入る事が出来ない。
「チッ、わざわざ掛けやがったのか……」
ドアノブから手を離して扉を閉め、部屋に背を向けたタイミングで、
カチャカチャ、ギー
「あら若様、戻られたのではないのですか?」
中から声を掛けられた。
「すみませんね、この間お部屋に伺った際、いつもはされていないチェーンロックが掛かっていたもので。防犯を意識されているのかなと思いまして、私も若様を見習ってチェーンロックを掛けておいたんですよ」
実に白々しい言いよう。簡単に言えば仕返しじゃないか。いい歳して拗ねてやがる。
俺の部屋の真下の部屋に住んでいる女、御室二重。俺が大学へ進学するに当たり、実家からついて来た使用人だ。
「もうっ、イライラしておられるんです? 出してスッキリします?」
使用人兼、妾だ。実家の当主である俺の祖父からあてがわれた。最近は抱いていないが、俺の初めての女性でもある。
昔から身の周りの世話をしてくれていた、自分にとっては親しい近所の親戚のお姉さん。ふたねぇと呼び、慕っていた。初めての恋人であり、将来はこの人と結婚するのだと、そう信じていたが……。
まぁそれは置いておいて。部屋へ入ってリビングへ。後ろからパタパタとついて来る音が聞こえる。
投げ掛けた軽口に俺が反応しないでいると、つつつっと寄って来てその場で跪き、じぃーっとズボンのファスナーを開けられた。
「んふっ、久し振りにご奉仕させて頂きますね」
その艶めかしい声色のせいで、すぐに半勃ちになる俺のペニス。今日はすでに2回出しているとはいえ、1回目が講義中の早百合から受けたフェラ、2回目が七瀬が女である事に気付き驚きながらの顔射。どちらも万全な状態ではない射精だった為、愚息が全力での射精を求めているようだ。
いつもなら適当にあしらうか明確に拒否する場面なのだが、俺が何も言わない為、本当にしますよ? とチラチラとアイコンタクトを送って来る。
正直、直近のセックスが寝取りプレイという極めて特殊なものだった為、久し振りにイチャイチャとした雰囲気でのエッチがしたい、そう思いフェラを受け入れる事にした。
「二重、頼む」
名前を呼ぶのすら本当に久し振りだ。二重が目を見開いて驚いている。すぐにいつもの微笑に戻し、俺の目を見上げながらゆっくりとした手つきでペニスを取り出し、チュッと亀頭にキスをした。
「あれれ……、石鹸の匂いがしますよ?」
いい歳してあれれ、とは。嫉妬なのか、嫉妬している振りをしているのか。
二重が長く赤い舌を伸ばして裏筋をなぞり、カリ部分を唇で包む。鈴口を舌でつつき、全体を圧迫するように口をすぼめる。上手い、背中に快感が走る。
さほど知りもしない女に舐められるよりも、恋焦がれる相手に舐められるこの感動。ダメだ、これは抑えられない。早百合のせいで、割り切ったつもりでいた切ない想いが込み上げて、溢れて止まらなくなってしまった。
「二重、ベッドへ行くぞ」
「ちゅぽんっ、……、へっ?」
二重の口からペニスを引き抜く。二重の疑問には答えず、腕を持って立たせて寝室へと引っ張って連れて行く。
寝室の扉を開け、そのままの勢いで二重をベッドへ押し倒す。目を白黒とさせているが、そんな事は関係ない。首に両手を回して抱き、その唇に吸い付く。
「ちゅちゅちゅっ、れろっ、はぁっ、ちゅっ……、ぷはっ!! ちょっ!? じゅるっ、ちゅちゅっ……」
俺の唇から逃れようと二重が顔を背けるが、そのたびに唇を追いかけて舌を絡める。
「んむっ、はあっ、待って、若様? あぁっ! んんんっ~!!」
盛りの付いた中高生のように、舌を絡めたまま二重の身体を弄り倒す。濃紺のワンピース、そのスカートから手を差し入れ、ブラジャーをどけて胸をさする。揉むと表現するほどには脂肪が付いていない。それでも、俺にとっては愛おしいその感触に自然と心が高ぶって来る。
「んあっ!? ……、今失礼な事を考えなかったかしら?」
よく分かったね、ふたねぇ。
数年振りに見せたお姉さんの表情。懐かしさから、堪らず抱き締めて耳元で囁く。
「ふたねぇ、あの時のように結婚してくれとは言わない。だから、俺が見合いをして誰かと結婚するその時までは、俺の恋人でいてくれない?」
「………………」
返事は貰えない、か。彼女の立場上そうならざるを得ない事は分かっている。俺も大学に進学した後から、ふたねぇには割と辛く当たっていたのもある。
が、即答されなかった事が今は嬉しい。
「分かった、返事はいらない。けど、昔みたいに名前で呼んでくれ、な?」
「……、分かったわよ。いち、むぐぅっ!? ちゅぱっ、れろむちゅっ、もうっ! 呼んでほしいのかそうでないのか、どちらかにしてほしいのだけど」
胸が熱くなる。俺のモノにはなってくれても、俺の妻にはなってくれない人。なれない人。
家を出て2人で暮らそうと誘っても、頷いてくれなかった人。
「何度も呼んでくれよ、ふたねぇが感じながら俺の名前呼ぶの、聞きたいんだ」
「ずいぶんと生意気になったものね? んふっ、どっちが先に果てるか、試してみる?」
「乗った。先にイった方が相手の言う事を1つ聞く事」
「良いでしょう、いつでもどうぞ?」
いつ挿れてもいいという事か。正直俺はもう挿れたくて仕方なかったので、手早くズボンとパンツを脱いでふたねぇのショーツに手を掛ける。右足だけ抜き、黒くて透けているショーツを左足の太ももに残したまま、ワンピースを捲り上げる。
ふたねぇの裸体を見るのも久し振りだ。
「今も剃ってるんだね」
「ええ、いつ若様に襲われてもいいようにお手入れしております」
高校生の頃、パイパンに憧れてふたねぇに頼み陰毛を剃ってもらっていた。それ以来、ずっと処理をし続けていたのだろう。つるつると肌触りが柔らかい。使用人としての口調は、いずれまたここを見られるであろうと準備をしていた事に対する恥ずかしさからか。
秘裂をペニスでなぞる。入り口は濡れていないが、割り開いたその先にはぬらぬらと光る愛液が見えた。すぐに濡れる体質は今も変わっていないようだ。
早くふたねぇの中を感じたい。
「んっ……」
一気に根元まで挿入するも、ふたねぇは小さく声を漏らしただけ。痛みはなさそうだが、数年振りにペニスを受け入れた膣内は少し窮屈に感じる。
「大丈夫?」
「んふっ、ひと突きでイく訳ないでしょう?」
そういう意味で聞いたんじゃないんだが。でもこの様子なら平気そうだ。正直遠慮していられない。ふたねぇを抱き締めて密着し、腰を激しく揺さぶる。
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、んっ、んんっ、はぁぅっ、ふぅっ……」
「ふたねぇっ、ふたねぇっ、ふたねぇっ!!」
他の女達と比べものにならないほど、ふたねぇとのセックスは気持ちが良い。良すぎる。もうふたねぇ以外いらない。ずっとこうして繋がっていられればいいのに。
ふたねぇの耳元に口を寄せ、早く呼べとせがむ。眉間に皺を寄せて耐えるような表情のふたねぇ。俺の声は聞こえているはずだが、返事をしようと口を開くと嬌声が止められなくなる為に言葉が出せないようだ。
「ほら、呼んで」
ずちゅっ、ねちゃっ、ぐちょっ、じゅちゅっ。こちらはこうも正直なのに、ふたねぇの口から発せられるのは零れ出る嬌声のみ。聞きたい。言わせたい。
「いっ、いぃっ、いっち、いいいいぃぃっ!!」
「名前も呼べないほどにいいの?」
ふたねぇが名前を呼ぼうとするたびに、わざといいところを責める。好きな女の子をいじめてしまう男児のような感覚。猿のように毎日ふたねぇを抱いていた時から、俺は変わっていないんだなと自覚した。
頭を振り快感に悶えているふたねぇが愛おしくて堪らない。腰の動きを止め、全身隈なく密着するようにふたねぇの細い身体を抱き締める。
碌な前戯もしていないが、最初から感情マックスで純度の高い男女の交わり。好きだからこそ距離を置いていたこの2年間。その空白を埋めるように、耳元で囁く。
「愛してる」
ビクンッとふたねぇの身体が跳ねる。ギューッ! と膣内が締め付けられ、うねる内壁によってもたらされた快感で目の前が真っ白になる。
ドクドクドクッ、ドクッ、ドクッ……。ふたねぇがイったのと同時に、俺も射精した。もう少しふたねぇを味わいたかったが、これからはいつでも愛し合えるだろうから良しとする。
きっかけはどうであれ、俺は初恋の人をまた恋人にする事が出来た。それだけは早百合達に感謝しておこう。
ギュギュギュッ……、他の女の事を考えていたのがバレたんだろうか。蕩けるような表情だが、目だけは半眼にして睨んで来る。
「愛してるよ、ふたねぇ」
「……はい、若様」
どうやらもう一度、心を溶かしてぐちゃぐちゃにかき混ぜてあげないとダメなようだ。
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