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その17 「お遊びに付き合って差し上げても構いませんよ?」
結局二回戦で終わる訳もなく、三回戦まで戦い抜き、2人共ヘトヘトに疲れてベッドに倒れ込んだ。
ふたねぇとの3回のセックスだが、俺としてはカウントするべきは射精回数であり、今日だけで5回も出した計算になる。ふたねぇに関しては何度イったのか、俺も本人も把握出来ていない。本人は頑なにイった事を認めなかったが……。
1日で5回射精するなど、それこそ覚えたての猿だった頃以来だ。当然相手はふたねぇだった。次の日は2人して夕方まで寝てたかな。その日は他の使用人達から生温かい目で見られて恥ずかしかったんだから、と顔を真っ赤にして怒っていたな。懐かしい。
薄い胸、細い腰回り、ぷりんと上がっているお尻。身長は俺の頭1つ分低く、胸に掻き抱くのがちょうどいい高さ。ふわっと香る匂いは甘く、俺の鼓動を早くする。
またこの胸に抱き締める日が来るとは……、感慨深い。
御室二重、俺よりも4つ年上の親戚のお姉さん。毎日のように俺の家に顔を出し、身の回りの世話をしてくれるのが当然の事のように思っていた。
家同士付き合いのある女の子が遊びに来た際も、子守として一緒に遊んでくれた。お姉さんとして見守ってくれている、その優しい眼差しが大好きだった。一緒に遊んでいた女の子の顔も名前も覚えていないほど、ふたねぇに夢中だった。
愛されていると、毎日そう感じていた。
それが彼女に与えられた役割であると、後で告げられた時はショックだった。
ふたねぇが高校を卒業し、正式にうちの屋敷で使用人として働く事になっても、その関係は変わらなかった。俺付きのメイドのようなものだからだろう。仕事内容はほぼ一緒。俺の身の回りの世話だ。
部屋の掃除、ベッドメイキング、着替えの用意、話し相手。肉親よりも長い時間を共に過ごしていただろう。純真無垢な男の子であれば、そこまでしてくれる相手を好きにならない訳がない。
ただ、1つだけ彼女の仕事が増やされた。それが俺の精処理をする事だった。変な虫が付かないよう、女を与える。当主であるじいさんからの指示だった。
じいさんの指示であろうが何であろうが、ふたねぇは俺の初恋の人。俺の人生において、最初から隣にいて当然だった存在。愛する2人が行う営みである事は理解していた。そしてこれからもずっと、この関係は続いて行き、やがては結婚をするだろう。青臭い考えだと言われようが、俺は真剣にそう思っていた。
その考えが否定されたのは、俺が志望する大学に合格し、実家を離れて独り暮らしをする事が決まった時だ。当主としての執務室へ呼ばれ、じいさんの口から告げられた。
お前にはいずれ見合いをさせ、ワシが決めた家の女と結婚させる。
大学で悪い虫が付かんよう、これまで同様に二重に身の回りの世話をさせる。
女を抱きたければ二重を抱け。二重はその為にいる。
分家筋の二重を気に入っているのであればそのまま妾にすればいい。
二重だけで満足出来ないのであれば別にも用意しよう。
俺の日常が、これから歩むと思っていた人生が、音を立てて崩れた。
好きだ、愛してるだと口にしていても、二重はじいさんから与えられた役割をこなしていただけなのだろうか。
本人に真意を問い詰めると、口調を改めて言われた。
「その通りでございます、若様」
空しかった。悲しかった。盛り上がっていたのは俺だけだったのか。
その日、俺は最愛の人を失った……。
「んっ……」
寝ていたか。酷い夢を見た。割り切ったと思っていたが、やはりあの時の気持ちは心の中でくすぶったままだったみたいだ。
今となっては、確かに青臭い思い出だ。一緒に逃げようにも金もなく、あてもなかった。2人で逃げて幸せになれたかというと、ほぼ確実に実家に連れ戻されていただろう。
俺はそれで日常生活に戻されるだけだっただろうが、ふたねぇはそうではない。じいさんから見放され、ふたねぇの実家からは縁を切られ、俺達は二度と会えないようにされていたかも知れない。
そう考えると、こうしてまた肌を合わせる事が出来た事を素直に喜ぶべきか。例え別の人物を妻としてあてがわれようが、俺が愛しているのはふたねぇだけだ。それでいいじゃないか。
前を向こう。この愛おしい人と今を楽しもう。そう思って手を伸ばしたが、すでにその姿はなく。
「あら、お目覚めです? お夕食の支度が出来ました。先にシャワーを浴びられます?」
昨日までと同じ立ち振る舞いで微笑を浮かべるふたねぇ。あんなにいちほいちほと俺の名を呼びながらイきまくったというのに、まだ足りなかったらしい。
「ふたねぇ、足りなかった?」
何が、とは聞き返されなかった。微笑を浮かべたまま、私は使用人ですから、と目を伏せる。そんな姿でさえ今は愛おしい。
ベッドを下りて歩み寄り、ふたねぇを胸に抱く。
「使用人としてでも、妾としてでもどっちでもいい。恋人ごっこに付き合ってくれればいいから。プレイだと思えば、ふたねぇも気兼ねなく俺と接する事が出来るだろ?
これは主としての命令だ、二重。俺のお遊びに付き合え」
「んふっ、残念ならが私の主はご当主様ですの。若様ではございませんわ」
う~わっ、今の言葉滅茶苦茶腹立つんだが。じいさんの女だから俺の言う事は聞けないと、そう聞こえるんだが!? また俺に寝取りをしろと、そういう事なのか!!?
「ですが……、お遊びに付き合って差し上げても構いませんよ? 一穂」
頭を思いっ切りガツンと殴られたような衝撃。ヤバい、この人は何度俺を惚れさせれば気が済むのか。しかもツンデレとか。落とした後に上げるとか。もうヤバいとしか言いようがないほどにヤバい。
「あの……、若様?」
「ふたねぇ、愛してる」
この後滅茶苦茶ヘロヘロになりながらもセックスした。
「明日はお休みを頂きとうございます……」
「あぁ、いいよ。休みなら1日中エッチ出来るね」
「一穂、勘弁して……、私死んじゃう……」
ふたねぇを胸に抱き締めたまま、再び眠りに落ちる。懐かしい匂いを嗅ぎながら、今度は良い夢が見れる気がする……。
ふたねぇとの3回のセックスだが、俺としてはカウントするべきは射精回数であり、今日だけで5回も出した計算になる。ふたねぇに関しては何度イったのか、俺も本人も把握出来ていない。本人は頑なにイった事を認めなかったが……。
1日で5回射精するなど、それこそ覚えたての猿だった頃以来だ。当然相手はふたねぇだった。次の日は2人して夕方まで寝てたかな。その日は他の使用人達から生温かい目で見られて恥ずかしかったんだから、と顔を真っ赤にして怒っていたな。懐かしい。
薄い胸、細い腰回り、ぷりんと上がっているお尻。身長は俺の頭1つ分低く、胸に掻き抱くのがちょうどいい高さ。ふわっと香る匂いは甘く、俺の鼓動を早くする。
またこの胸に抱き締める日が来るとは……、感慨深い。
御室二重、俺よりも4つ年上の親戚のお姉さん。毎日のように俺の家に顔を出し、身の回りの世話をしてくれるのが当然の事のように思っていた。
家同士付き合いのある女の子が遊びに来た際も、子守として一緒に遊んでくれた。お姉さんとして見守ってくれている、その優しい眼差しが大好きだった。一緒に遊んでいた女の子の顔も名前も覚えていないほど、ふたねぇに夢中だった。
愛されていると、毎日そう感じていた。
それが彼女に与えられた役割であると、後で告げられた時はショックだった。
ふたねぇが高校を卒業し、正式にうちの屋敷で使用人として働く事になっても、その関係は変わらなかった。俺付きのメイドのようなものだからだろう。仕事内容はほぼ一緒。俺の身の回りの世話だ。
部屋の掃除、ベッドメイキング、着替えの用意、話し相手。肉親よりも長い時間を共に過ごしていただろう。純真無垢な男の子であれば、そこまでしてくれる相手を好きにならない訳がない。
ただ、1つだけ彼女の仕事が増やされた。それが俺の精処理をする事だった。変な虫が付かないよう、女を与える。当主であるじいさんからの指示だった。
じいさんの指示であろうが何であろうが、ふたねぇは俺の初恋の人。俺の人生において、最初から隣にいて当然だった存在。愛する2人が行う営みである事は理解していた。そしてこれからもずっと、この関係は続いて行き、やがては結婚をするだろう。青臭い考えだと言われようが、俺は真剣にそう思っていた。
その考えが否定されたのは、俺が志望する大学に合格し、実家を離れて独り暮らしをする事が決まった時だ。当主としての執務室へ呼ばれ、じいさんの口から告げられた。
お前にはいずれ見合いをさせ、ワシが決めた家の女と結婚させる。
大学で悪い虫が付かんよう、これまで同様に二重に身の回りの世話をさせる。
女を抱きたければ二重を抱け。二重はその為にいる。
分家筋の二重を気に入っているのであればそのまま妾にすればいい。
二重だけで満足出来ないのであれば別にも用意しよう。
俺の日常が、これから歩むと思っていた人生が、音を立てて崩れた。
好きだ、愛してるだと口にしていても、二重はじいさんから与えられた役割をこなしていただけなのだろうか。
本人に真意を問い詰めると、口調を改めて言われた。
「その通りでございます、若様」
空しかった。悲しかった。盛り上がっていたのは俺だけだったのか。
その日、俺は最愛の人を失った……。
「んっ……」
寝ていたか。酷い夢を見た。割り切ったと思っていたが、やはりあの時の気持ちは心の中でくすぶったままだったみたいだ。
今となっては、確かに青臭い思い出だ。一緒に逃げようにも金もなく、あてもなかった。2人で逃げて幸せになれたかというと、ほぼ確実に実家に連れ戻されていただろう。
俺はそれで日常生活に戻されるだけだっただろうが、ふたねぇはそうではない。じいさんから見放され、ふたねぇの実家からは縁を切られ、俺達は二度と会えないようにされていたかも知れない。
そう考えると、こうしてまた肌を合わせる事が出来た事を素直に喜ぶべきか。例え別の人物を妻としてあてがわれようが、俺が愛しているのはふたねぇだけだ。それでいいじゃないか。
前を向こう。この愛おしい人と今を楽しもう。そう思って手を伸ばしたが、すでにその姿はなく。
「あら、お目覚めです? お夕食の支度が出来ました。先にシャワーを浴びられます?」
昨日までと同じ立ち振る舞いで微笑を浮かべるふたねぇ。あんなにいちほいちほと俺の名を呼びながらイきまくったというのに、まだ足りなかったらしい。
「ふたねぇ、足りなかった?」
何が、とは聞き返されなかった。微笑を浮かべたまま、私は使用人ですから、と目を伏せる。そんな姿でさえ今は愛おしい。
ベッドを下りて歩み寄り、ふたねぇを胸に抱く。
「使用人としてでも、妾としてでもどっちでもいい。恋人ごっこに付き合ってくれればいいから。プレイだと思えば、ふたねぇも気兼ねなく俺と接する事が出来るだろ?
これは主としての命令だ、二重。俺のお遊びに付き合え」
「んふっ、残念ならが私の主はご当主様ですの。若様ではございませんわ」
う~わっ、今の言葉滅茶苦茶腹立つんだが。じいさんの女だから俺の言う事は聞けないと、そう聞こえるんだが!? また俺に寝取りをしろと、そういう事なのか!!?
「ですが……、お遊びに付き合って差し上げても構いませんよ? 一穂」
頭を思いっ切りガツンと殴られたような衝撃。ヤバい、この人は何度俺を惚れさせれば気が済むのか。しかもツンデレとか。落とした後に上げるとか。もうヤバいとしか言いようがないほどにヤバい。
「あの……、若様?」
「ふたねぇ、愛してる」
この後滅茶苦茶ヘロヘロになりながらもセックスした。
「明日はお休みを頂きとうございます……」
「あぁ、いいよ。休みなら1日中エッチ出来るね」
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