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第5章〜ライアン〜
第37話
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翌日もエリーは朝から父親探しに出かけていき、夕方には落胆して帰ってくる。
そんな日々も4日目になり、ついに決断の時が来た。
「エリー、俺たちは明日には海に出るぞ」
ヴィンはエリーを呼び出して告げる。
いつまでも彼女に付き合ってはいられない、彼らには彼らの航海があるから。
父探しを諦めて船に乗ってついてくるのか、それともここで探し続けるのか。
エリーの答えは、
「…連れて行ってください」
乗船の道を選ぶ。
それは海賊になるということだが、エリーは覚悟を決めていた。
「父さん探しを諦めたわけじゃない。この先もどこかで情報が見つかるかもしれない」
だから船に乗り旅を続ける、そう決めたのだ。
「分かっているのか?正式に仲間になるなら、もうお客さん扱いではなくなるぞ」
今までは手伝い程度だったけれど、これからはビシビシこき使われるだろう。
「はい!精一杯働きます!」
エリーはハッキリと頷き、頭を下げる。
こうしてエリーの入団が正式決定された。
「---さて、次の目的地は」
出港前船長室での会議では、細かい計画が話し合われているところ。
季節、気候、海軍や他の海賊たちの動き。
様々なことを考慮して方向を決める。
「今の時期は東へ進路をとったほうが良さそうです。西の海が荒れる季節ですし、南は相変わらずトランディアの軍事行動が活発ですし。」
トランディアとは、独裁者ザルフによる恐怖政治で統治され、全ての国民が奴隷扱いされているような国。
シリウスもこのトランディア出身だ。
「ここから東…ハルシーナ方面か」
鎖国と開国を繰り返している不安定な国、ハルシーナ。
開国期は積極的に他者を受け入れるが、ひとたび鎖国状態になると十数年全く内部の様子がわからなくなる。
「今は鎖国期だったか」
「はい。6年ほど前から外部を遮断していて一切国内の情報がありません」
国王が何度代替わりしようとも、建国以来300年ほどの間ずっと鎖国と開国を繰り返している謎の国だ。
「ならばあまり近づくことはできないな、ハルシーナを避けつつ嵐の影響も少ないとなると…」
「ハルシーナの更に東、ケルパを目指しましょうか」
ケルパはハルシーナとは長年親しいらしく、しかし常に外交を盛んに行なっている国。
鉱山からの資源を元に情勢を安定させていると言われている。
そんな日々も4日目になり、ついに決断の時が来た。
「エリー、俺たちは明日には海に出るぞ」
ヴィンはエリーを呼び出して告げる。
いつまでも彼女に付き合ってはいられない、彼らには彼らの航海があるから。
父探しを諦めて船に乗ってついてくるのか、それともここで探し続けるのか。
エリーの答えは、
「…連れて行ってください」
乗船の道を選ぶ。
それは海賊になるということだが、エリーは覚悟を決めていた。
「父さん探しを諦めたわけじゃない。この先もどこかで情報が見つかるかもしれない」
だから船に乗り旅を続ける、そう決めたのだ。
「分かっているのか?正式に仲間になるなら、もうお客さん扱いではなくなるぞ」
今までは手伝い程度だったけれど、これからはビシビシこき使われるだろう。
「はい!精一杯働きます!」
エリーはハッキリと頷き、頭を下げる。
こうしてエリーの入団が正式決定された。
「---さて、次の目的地は」
出港前船長室での会議では、細かい計画が話し合われているところ。
季節、気候、海軍や他の海賊たちの動き。
様々なことを考慮して方向を決める。
「今の時期は東へ進路をとったほうが良さそうです。西の海が荒れる季節ですし、南は相変わらずトランディアの軍事行動が活発ですし。」
トランディアとは、独裁者ザルフによる恐怖政治で統治され、全ての国民が奴隷扱いされているような国。
シリウスもこのトランディア出身だ。
「ここから東…ハルシーナ方面か」
鎖国と開国を繰り返している不安定な国、ハルシーナ。
開国期は積極的に他者を受け入れるが、ひとたび鎖国状態になると十数年全く内部の様子がわからなくなる。
「今は鎖国期だったか」
「はい。6年ほど前から外部を遮断していて一切国内の情報がありません」
国王が何度代替わりしようとも、建国以来300年ほどの間ずっと鎖国と開国を繰り返している謎の国だ。
「ならばあまり近づくことはできないな、ハルシーナを避けつつ嵐の影響も少ないとなると…」
「ハルシーナの更に東、ケルパを目指しましょうか」
ケルパはハルシーナとは長年親しいらしく、しかし常に外交を盛んに行なっている国。
鉱山からの資源を元に情勢を安定させていると言われている。
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