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第2章〜聖女珍道中〜
第13話
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旅を続けるフィーネたちは、神殿の近くにある浄めの森に到着した。
ここの水で身を清めると神の加護が得られるという言い伝えがあり、美しい滝と湖がある。
聖騎士達が滝で身を清めたいと言うので一休みする事になったのだが、サミュエル王子も滝行をしたいと言い出した。
「王子、少し当たるだけで構いませんよ」
「なぜだ?お前達は10分ほど打たれるのだろう、ならば私も同じようにしたい」
そしてサミュエルは周囲の静止も聞かず服を脱ぎ始める。
やり取りを見ていたフィーネは咄嗟に手で顔を覆ったが、もちろん指の隙間からコッソリ見ていた。
(うひょー!王子の体も素敵!細マッチョも好きよ~♪)
剣の腕は王子の中でもトップなのだというサミュエル。
その鍛えられた胸板や上腕二頭筋はフィーネのフェチ心をくすぐった。
ニヤケそうな顔を何とか引き締めようと震えてしまうフィーネ、それを見たライオネルが心配して駆け寄る。
「フィーネ様大丈夫ですか?テントの準備ができております、中で休まれてください」
しかしそのライオネルも滝に打たれてきたところでびしょ濡れ。
布を羽織っているが、水も滴る良い男はフィーネの大好物。
(ぐはっ!!破壊力ヤバイ!!)
ガン見したいけどそんなわけにいかない…直視したい衝動を抑えて俯くフィーネに、リオネルも駆け寄ってきた。
「ライオネル様も服を着てくださいよ!まったく…フィーネ様には刺激が強いですよね、散歩にでも行きますか?お供しますよ!」
「いえ、大丈夫です…」
(いやマジで。やっと筋肉拝めるチャンス到来なんだから邪魔しなくていいのよ!)
リオネルに注意されたライオネルは、慌てて頭を下げ着替えにいってしまう。
フィーネがガッカリしていると、護衛騎士団長のヴァレリーも近づいてきた。
「どうした、リオネル」
「ヴァレリーさん、フィーネ様が聖騎士達の水浴びを見ないように散歩にでも行こうかと思って」
ヴァレリーはなるほどと頷き、爽やかな笑顔で同意する。
「私もご一緒致しましょう、浄めの湖に行かれますか?美しいと評判ですよ」
「ええ、ではお言葉に甘えて…」
ここで断り続けると不審に思われるだろう。
フィーネは聖女の微笑みを浮かべて立ち上がる。
ヴァレリーが一緒に行くと聞いてリオネルは少しつまらなそうだったが、ピッタリとフィーネの横に付き添った。
「ライオネルさん、少しお散歩して参りますね」
急いで着替えたくれたライオネルには申し訳ないが、湖へ向かう。
ここの水で身を清めると神の加護が得られるという言い伝えがあり、美しい滝と湖がある。
聖騎士達が滝で身を清めたいと言うので一休みする事になったのだが、サミュエル王子も滝行をしたいと言い出した。
「王子、少し当たるだけで構いませんよ」
「なぜだ?お前達は10分ほど打たれるのだろう、ならば私も同じようにしたい」
そしてサミュエルは周囲の静止も聞かず服を脱ぎ始める。
やり取りを見ていたフィーネは咄嗟に手で顔を覆ったが、もちろん指の隙間からコッソリ見ていた。
(うひょー!王子の体も素敵!細マッチョも好きよ~♪)
剣の腕は王子の中でもトップなのだというサミュエル。
その鍛えられた胸板や上腕二頭筋はフィーネのフェチ心をくすぐった。
ニヤケそうな顔を何とか引き締めようと震えてしまうフィーネ、それを見たライオネルが心配して駆け寄る。
「フィーネ様大丈夫ですか?テントの準備ができております、中で休まれてください」
しかしそのライオネルも滝に打たれてきたところでびしょ濡れ。
布を羽織っているが、水も滴る良い男はフィーネの大好物。
(ぐはっ!!破壊力ヤバイ!!)
ガン見したいけどそんなわけにいかない…直視したい衝動を抑えて俯くフィーネに、リオネルも駆け寄ってきた。
「ライオネル様も服を着てくださいよ!まったく…フィーネ様には刺激が強いですよね、散歩にでも行きますか?お供しますよ!」
「いえ、大丈夫です…」
(いやマジで。やっと筋肉拝めるチャンス到来なんだから邪魔しなくていいのよ!)
リオネルに注意されたライオネルは、慌てて頭を下げ着替えにいってしまう。
フィーネがガッカリしていると、護衛騎士団長のヴァレリーも近づいてきた。
「どうした、リオネル」
「ヴァレリーさん、フィーネ様が聖騎士達の水浴びを見ないように散歩にでも行こうかと思って」
ヴァレリーはなるほどと頷き、爽やかな笑顔で同意する。
「私もご一緒致しましょう、浄めの湖に行かれますか?美しいと評判ですよ」
「ええ、ではお言葉に甘えて…」
ここで断り続けると不審に思われるだろう。
フィーネは聖女の微笑みを浮かべて立ち上がる。
ヴァレリーが一緒に行くと聞いてリオネルは少しつまらなそうだったが、ピッタリとフィーネの横に付き添った。
「ライオネルさん、少しお散歩して参りますね」
急いで着替えたくれたライオネルには申し訳ないが、湖へ向かう。
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