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act19
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やっぱりあの件があってからか俺はどうもここが嫌いになってしまったようだ。寝ようにも寝つけない。
あの場所と同じ匂いがする。俺にはどこにも居場所がないのかもしれない・・・。
それでも何とかうとうとし始めてごろっと寝返りを打ったらコツンって何かに当たってぼーっとする頭で重たい目を開けると遙の腕の中にいた。
なんで?いつの間に?
なんて思いながらぼけーっと上を見上げたら遙の視線と鉢合わせた。逸らせない。
「寝ろつっただろうが」
遙が溜め息交じりに言ってくる。
「寝られねぇんだからしょうがねぇじゃん」
俺がムッとして反発したら
「もう少し静かにしろ。まだ夜中だ。みんなが起きる」
遙はそう言いながら俺を自分の方に引き寄せる。
「な・・・なんで・・・?・・・」
やっぱりこいつの行動と言動は意味が分からない。
「こっちのが落ち着くだろ?ガチガチな身体しやがって。俺がいるんだから別になんもさせねぇよクソ親父には・・・」
遙はそういって俺の頭を撫でる。それが気持ちいい。何だかんだで寮にいる間ってこの格好で寝てた気がする。俺はコツンと額を遙の胸に寄せ、服を掴んだ。トクントクンって規則正しい遙の心臓の音が俺の不安を少しずつ溶かしていく。いつの間にかこの体勢が落ち着くようになってたんだ俺・・・
遙の心臓の音を聞きながら俺は知らず知らず眠りの中に落ちていった。
深い深い眠りの中。
そっと唇に何かが触れている。それは凄く優しくて甘く感じる。触れるだけでそれ以上のことはしてこないけど何度も触れてくる。夢なのかもしれないけれど・・・それが気持ちいいって感じる。もっと続けばいいのに・・・
朝目を覚ましたら遙の姿はもうなくて俺だけ置いてかれたのかって思ったら扉が開き
「起きてたのか。着替えろ。学院に戻るぞ」
遙が来てそう告げて来る。
「あ・・・はい」
俺は言われたとおり自分のカバンから着替えを取り出し着替える。どんな服を着ても首の包帯は隠せないな・・・しょうがない。
俺は着替えを済ませ
「あの・・・着替え・・・終わりました・・・」
そう遙に告げる。
「なんでお前いきなり敬語なんか使ってんだ?」
遙は不思議そうに聞いてくる。あれ?なんでだろ?
「さぁ?・・・判らないですけど・・・すみません・・・気にしないでください」
心の中じゃタメ口なのになんで言葉にすると敬語になるんだろう?何が原因でこんなことになったんだろう?
「まぁいい。行くぞ」
遙は俺の荷物を持って部屋を出て行った。俺はそれを追うことしか出来なかった。
いつものお手伝いさんのお見送りを受け俺たちは車に乗り込み学院へと戻っていった。
この時間はまだ誰も起きていないというかまだ誰も活動していない時間だ。
車から降りるとそのまま寮に向かい自分たちの部屋に入る。
「明後日からテストだ。今日の昼から生徒会室に来い」
遙が俺の部屋にカバンを置き、言う。
「はい。ご面倒をおかけします」
なんで俺はこんなしゃべり方になったんだろう。遙の眉間に皺が寄る。相当嫌がってるんだろうな・・・。
俺は疑問に思いつつも制服に着替える。そういえば昔も一度だけあったっけ。子どもの頃だけど・・・。突然、思ってることと話すことが違うことが。きっと精神的なもの。たぶん・・・今回もそれなんだろうな・・・まぁいいか。
「おい。行くぞ」
遙がそう呼ぶから
「あ・・・はい」
そう返事をして後を追った。
相変わらず遙は人気で彼の周りは人だかり。俺は遙の3歩後を付いていく。あの輪の中に入る勇気はない。
昼休憩と放課後を使って亮や遙が俺に勉強を教えてくれた。二人とも教え方がすごく上手くて覚えやすかった。
あの場所と同じ匂いがする。俺にはどこにも居場所がないのかもしれない・・・。
それでも何とかうとうとし始めてごろっと寝返りを打ったらコツンって何かに当たってぼーっとする頭で重たい目を開けると遙の腕の中にいた。
なんで?いつの間に?
なんて思いながらぼけーっと上を見上げたら遙の視線と鉢合わせた。逸らせない。
「寝ろつっただろうが」
遙が溜め息交じりに言ってくる。
「寝られねぇんだからしょうがねぇじゃん」
俺がムッとして反発したら
「もう少し静かにしろ。まだ夜中だ。みんなが起きる」
遙はそう言いながら俺を自分の方に引き寄せる。
「な・・・なんで・・・?・・・」
やっぱりこいつの行動と言動は意味が分からない。
「こっちのが落ち着くだろ?ガチガチな身体しやがって。俺がいるんだから別になんもさせねぇよクソ親父には・・・」
遙はそういって俺の頭を撫でる。それが気持ちいい。何だかんだで寮にいる間ってこの格好で寝てた気がする。俺はコツンと額を遙の胸に寄せ、服を掴んだ。トクントクンって規則正しい遙の心臓の音が俺の不安を少しずつ溶かしていく。いつの間にかこの体勢が落ち着くようになってたんだ俺・・・
遙の心臓の音を聞きながら俺は知らず知らず眠りの中に落ちていった。
深い深い眠りの中。
そっと唇に何かが触れている。それは凄く優しくて甘く感じる。触れるだけでそれ以上のことはしてこないけど何度も触れてくる。夢なのかもしれないけれど・・・それが気持ちいいって感じる。もっと続けばいいのに・・・
朝目を覚ましたら遙の姿はもうなくて俺だけ置いてかれたのかって思ったら扉が開き
「起きてたのか。着替えろ。学院に戻るぞ」
遙が来てそう告げて来る。
「あ・・・はい」
俺は言われたとおり自分のカバンから着替えを取り出し着替える。どんな服を着ても首の包帯は隠せないな・・・しょうがない。
俺は着替えを済ませ
「あの・・・着替え・・・終わりました・・・」
そう遙に告げる。
「なんでお前いきなり敬語なんか使ってんだ?」
遙は不思議そうに聞いてくる。あれ?なんでだろ?
「さぁ?・・・判らないですけど・・・すみません・・・気にしないでください」
心の中じゃタメ口なのになんで言葉にすると敬語になるんだろう?何が原因でこんなことになったんだろう?
「まぁいい。行くぞ」
遙は俺の荷物を持って部屋を出て行った。俺はそれを追うことしか出来なかった。
いつものお手伝いさんのお見送りを受け俺たちは車に乗り込み学院へと戻っていった。
この時間はまだ誰も起きていないというかまだ誰も活動していない時間だ。
車から降りるとそのまま寮に向かい自分たちの部屋に入る。
「明後日からテストだ。今日の昼から生徒会室に来い」
遙が俺の部屋にカバンを置き、言う。
「はい。ご面倒をおかけします」
なんで俺はこんなしゃべり方になったんだろう。遙の眉間に皺が寄る。相当嫌がってるんだろうな・・・。
俺は疑問に思いつつも制服に着替える。そういえば昔も一度だけあったっけ。子どもの頃だけど・・・。突然、思ってることと話すことが違うことが。きっと精神的なもの。たぶん・・・今回もそれなんだろうな・・・まぁいいか。
「おい。行くぞ」
遙がそう呼ぶから
「あ・・・はい」
そう返事をして後を追った。
相変わらず遙は人気で彼の周りは人だかり。俺は遙の3歩後を付いていく。あの輪の中に入る勇気はない。
昼休憩と放課後を使って亮や遙が俺に勉強を教えてくれた。二人とも教え方がすごく上手くて覚えやすかった。
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