異世界召喚された地味子、王宮から追い出されたので特殊固有スキルでエロと共に暴れ回る。

駄犬X

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海洋王国編

地獄への階段。

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 一行がオカマーンの財宝について話していると上から大きな音が聞こえて来た。シルガモレルが洞窟の奥にある地下への入り口を確認して戻って来た。

「…お主ら、閉じ込められたぞ?恐らく王宮のヤツらであろうな…」

 その言葉に美裸はニヤッと笑う。

「ここに閉じ込めてわたし達が死ぬのを待つ作戦かな~(笑)?」
「あの王宮のヤツらはお主らの能力を見ておるというのに…全く懲りんヤツらだな…」

 話す二人をコニーが見上げる。

「みら、入り口ボカンするか?」
「う~ん、ボカンもありだけどそれやると向こうさんも躍起になってくるだろうからねぇ…」
「そうだよね~あの人達、軍隊で囲んで来そうだし。まぁ、軍隊何十万人連れて来てもわたし達には勝てないだろうけど…」
「おっ、エリスさんや、言いますな~(笑)」
「さすがにレベルがここまで上がるとね。一人で一国の軍隊相手に殲滅出来るよ。それは良いとして美裸、財宝の事も含めてこれからどうする?」

 入り口が塞がれたにもかかわらず、一行は焦る様子がない。全て美裸のスキルでどうとでもなるからだ。いや、今やこのPTのメンバーは単独でもどうとでも出来るレベルにまでなっているのだ。シルガモレル達は幽霊なので言わずもがなである。

「…財宝は置いて行こうか(笑)?オカマーンの気持ちを考えたら王宮に献上はしたくないからね…」
「しかし置いて行くと王宮のヤツらが調査と称して取りに来るぞ?財宝を持って行かれたらオカマーンの気持ちは収まるまい…」

 シルガモレルの言葉にエリスもうんうんと頷いている。

「美裸、どうする?財宝はどこかに隠していく?」
「そうだね~財宝は隠して入り口からトラップを仕掛けていくか~(笑)」
「みら、とらっぷってなんだ?」
「足を踏み込んだら爆発したりする罠の事だよ~(笑)」
「わなか、おもしろそうだな(笑)」

 3人が話している間に、シルガモレル達は再び、上に様子を見に行った。3人は次に財宝を隠した後、どうするかを話し合う。

「わたし達が飢え死にするのを待つ作戦なら王宮のヤツらはしばらくはここに来ないだろうし大陸側にでも戻る(笑)?」

 美裸に問われたエリスはしばらく考える。

「…そうだね。ミッカイ島に戻ると生きてる事がバレちゃうからね(笑)。大陸に戻った方が良いよね」
「見つかったら追っかけ回されちゃうからね~(笑)」
「みら、王宮ボカン、いつやるか?」

 コニーに聞かれた美裸は笑いながら答える。

「王宮ボカンは最後の仕上げだから、あそこのお宝全部貰ってからだね~(笑)」
「わかった、コニーが最後ボカンする!!」
「…二人とも、あんまり派手にやらないでよ(笑)?」

 3人が話していると上に様子を見に行ったシルガモレル達が戻ってきた。

「王宮から派遣されたヤツらは今しがた船で本島に戻ったぞ?これからどうするのだ?」
「一度、大陸に戻るよ~。大陸側で様子見ながら段階的にヤツらを潰して行くナリ~(笑)」
「それが良かろうな」
「…段階的に潰すって…まずどこからやるのよ?」 

 言葉の荒さにドン引きしつつ、美裸に問うエリス。

「まずは大陸側の盗賊団がいた所からナリ~(笑)。今、スキルで確認した(笑)!!またあの街道沿いで盗賊やるつもりだろうね~。やたら人が集まってるからね~(笑)」
「…あの王様も懲りないね~(笑)」
「悪いヤツのとりで、コニーボカンする!!」
「思う存分、暴れて良いからね~(笑)」

 笑いながら今後について決めた3人と2匹、シルガモレルとゴーストダンサーズは次の準備を始めた。



 シルガモレルとゴーストダンサーズは盗賊団の再建中の砦や、街で質の良い高級宿屋などを確認する為に、先行して大陸側に戻った。

「さて、それではやりますか~(笑)?」

 美裸が透過モードで島全体を視野に収める。

「ここからトラップとか作ったり出来るの?」
「レベル248まで来てるからね~(笑)。ついでに言うとこの王国全域が透過出来まーす(笑)」
「うはっ、王国全域透過出来るって…美裸のレベルどこまで上がるのよ?」
「そんなの知りませーん(笑)!!」

 笑う美裸にエリスが注意をする。

「美裸、その能力使って覗きとかしないでよ(笑)?」

 その瞬間、アッと声を上げる美裸。

「エリスさんや~、いい事言いますな~。そこに気付いてなかったよ~(笑)。この能力があれば街を歩く人の裸が見れちゃうよね~(笑)」
「…だからそう言う事は絶対しないでよ(笑)?」

 エリスの注意に笑いながら美裸はトラップを作っていく。まずは入り口を塞いでいる大きな岩だ。触ると大爆発するようにした。

 更にそこから階段にトラップを設置する。足を踏み込むとギザギザの刃に挟まれる狩猟用の罠と階段を踏むと両側の壁に挟まれて潰される仕掛け、トドメに踏んだら爆破する地雷を埋め込んだ。

 それを下に降りるまでに順番に繰り返し設置する。天国への階段ならぬ、正に地獄への階段の完成である。

 最終的に財宝のある岩の前まで来ると天井が落ちて来るようにした。

 作っている本人もここまで来れるヤツがいるかどうか疑問を感じて笑う程のトラップだ。その間、エリスとコニーは休憩をしていた。

 お菓子とドリンクを飲んでだいふくと遊んだコニーはだいふくとぺろすを両脇に抱っこしてお昼寝を始めた。

 する事のないエリスは獲得したスキルの確認を始める。『魔力造成』スキルを試してみると全身が魔力を感知して吸収を始めた。

 このスキルがあれば魔力が枯渇する事がない。どれだけ魔法を使ってもどんどん魔力を補充出来る。エリスはダンジョンすら単独攻略出来るまでになっていた。

 エリスから少し離れた場所でトラップを作り終えた美裸は、オカマーンの財宝を纏めた後、天井を見上げる。

 それを見たエリスが思わず声を掛けた。

「…美裸、財宝どこに隠す気…?」
「そこら辺に埋めるとすぐに発見されるかもだからね~(笑)」

 そう言いつつ地下空洞の天井を指さす美裸。

「あぁ、天井裏なら誰も気付かないか(笑)!!」
「わたしはエロ本も良く天井裏に隠してたからね~(笑)」

 そう言いながら笑う美裸にエリスが突っ込む。

「なんでそんなとこにエロ本隠すのよ(笑)!!そう言うのって大体、ベッドの下とか机の引き出しとかじゃない(笑)?」

 その突っ込みにチッチッチッと人差し指を揺らす美裸。

「ベッドの下とか机の引き出しはお母さんに勝手に部屋を掃除された時にすぐバレるんだよね~(笑)。で、大体、参考書とかと一緒に机の上に綺麗に並べられてたりするナリよ~(笑)」
「…それ、帰って来てから思いっ切り気まずくなるやつだね…」

 そう言いつつ苦笑いのエリス。その目の前で消えた全ての財宝は美裸が作った天井裏の空間に収納された。その財宝があった場所には美裸が偽の財宝を描画して行く。

 偽財宝が完成した所で、この地下空洞に入り込んできたやつらがまた入り口に戻るという無限ループトラップを仕掛けた。

「こうしておけば王宮のヤツらが欲に駆られて何度も来るよね~(笑)。ゴキブリホイホイトラップ完成ナリ~(笑)!!到着出来てもまた元にもどるし~(笑)」
「…うわッ、えげつないトラップ…」

 エリスは美裸の設置したトラップの説明を聞いてドン引きしていた…。

「…こんなの潜り抜けて来るヤツいるかな…?」

 二人が話していると、コニー達がお昼寝から覚めたので一行は大陸側に戻る事にした。

 現在、美裸のレベル253、透過モードでのフリンナ王国に拡がった範囲全域で『FDスペース』が使用可能になった。指定した地域をズームで見れるようになった。



 一行は大陸側の街に戻ると、シルガモレル達と合流した。その後、海鮮料理店に向かう。先にシルガモレル達が調査していた店である。

「先程食べたがかなり美味かったぞ(笑)?」
「えッ!?どうやって食べたのよ(笑)?」

 エリスの問にシルガモレル達がドヤ顔で答える。

「余らは幽霊だぞ?そこら辺りのヤツに憑りついて全員でお店に入って食べたのだ(笑)」
「あぁ、そう言う事か」
「しりがもえるてい、何たべた?」
「全員、海鮮丼にしたぞ?この店で一番のお勧めらしいからな(笑)?」
「じゃ、わたしらも海鮮丼にしますか~(笑)」
「コニーもそれにする!!」
「所でシルガモレル帝はどうやってお金払ったの?」

 またもやエリスに問われたシルガモレルは当たり前のように答えた。

「憑りついていたヤツのお金で払う以外、方法などなかろう(笑)?」
「…あぁ、そう言う事か…」
 
 その答えに納得したエリスと美裸達は海鮮丼を注文して、少し遅いお昼ご飯にした。マグロ、ぶり、サーモン、イカ、いくら、ウニ、カニ足などが乗せられた丼だ。

「これ、うまい!!はじめて食べた!!」

 お腹の減っていたコニーはモリモリと海鮮丼を食べている。

 海鮮丼を堪能した一行は、甘々ミルクティーを飲みながらスイーツのカップケーキを食べてまったりしていた。昼食で豪華海鮮丼を食べた後、一行はシルガモレルが事前に確認していた大きな高級宿屋に入る。

 美裸達を見て訝しんでいた宿屋の受付のおじさんだったが、美裸が3日分の宿泊料金を前払いすると上機嫌で最上階の部屋を案内してくれた。

 最上階のVIPルームに上がった美裸はまず透過モードを使って街から北に離れた盗賊団がいた森の奥を確認する。美裸達が破壊した砦は急ピッチで立て直しているようだ。

「また森の奥に砦作ってるね~。また破壊して二度と盗賊なんか出来ないようにしてやるナリ~(笑)」
「砦を破壊してヤツらを捕まえるのは良いとして、また来たらどうする?あの人達、ちょっとやそっとじゃ懲りないでしょ(笑)?」
「あぁ、確かに(笑)!!どうするかな~…」

 だいふくと遊んでいたコニーが二人の話に入って来た。

「とらっぷ、いっぱいおくのどうだ?」
「あ、コニーそれ良いね(笑)!!トラップだらけだと一度入って掛かったらもう二度と入らないだろうし(笑)」
「そうだね~、破壊して捕まえた後にトラップ仕掛けまくるか~(笑)?」

 笑う美裸が続けて計画を話す。

「その後はフリンナ王国の裏社会潰しだよね~(笑)?」
「…なんでそんなに嬉しそうなのよ(笑)?」
「あちらさん、わたしらがどんなにヤバいか解ってないからね~(笑)。この際だから徹底的にわからせてやろうかと思ってさ~(笑)」

 暗黒面に堕ちたかのような美裸のどす黒い笑いに改めてドン引きするエリスであった。
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