Another Of Life~俺のもう一つの物語~

神城弥生

文字の大きさ
4 / 41

母さんと魔法と

しおりを挟む
「ふふ。ようやく私の時間ね。チャールズはまだ疲れていない?」
「うん。大丈夫だよ母さん」

ミアを父さんに預けて昼ご飯を食べた俺は今度は母さんに魔法を教えてもらうことになった。

「それじゃまずはチャールズができる魔法を見せて?」
「……わかった。」

母さんが俺が魔法を使える事に驚いたが素直に魔法を見せることにした。流石に家は大きくないから母さんにバレてたんだなと、苦笑いはしたが。

魔法は剣と同じで階級がある。

「初級」「中級」「上級」「特級」「王宮」「神級」だ。

因みに父さんの神剣流は「特級」で、母さんの魔法の腕は4属性「特級」らしい。

魔法には「火魔法」「水魔法」「土魔法」「風魔法」「光」「無属性魔法」の六種類ある。

基本四属性の火、水、土、風に加え光属性は回復魔法、無属性魔法は「身体強化魔法」「魔力操作」など身体を強化する魔法だ。本当は「闇」魔法もあるらしいがそれは大昔に消え去ってしまったらしい。
理由は不明。

「じゃあ行くよ?まずは「ファイヤーボール」!!」

俺はサッカーボールくらいの火の玉を球をつくり空に放つ。
火の玉はある程度まで上空まで上昇し爆散した。

「どう?母さん!」

俺は自分では上出来だと思い母さんの方を見ると母さんは口を大きく開けてこちらを見ていた。

「チャールズ……。詠唱は?今なにも言わなかったわよね?」

詠唱とは魔法を使う際に発する呪文の事だ。

例えば初級魔法の「ファイヤーボール」では「炎よ、わが命に従い、玉となりて放て」の三行の詠唱が必要になる。だが地球生まれの俺にはそれを口にすることはすごく恥ずかしく、言わない事にしている。

「えっと、……駄目だった?」
「……いえ、もしかして他に属性も詠唱なしで出来るの?」
「うん。できるよ?やってみる?」
「そうね……お願い」

俺は母さんに言われた通りに「ウォーターボール」「ウィンドボール」「アースボール」を空に向け詠唱なしで放つ。

「……ど、どうかな?」

俺は母さんに怒られるんじゃないかと思って不安になってきた。前世では母さんから一度も褒められたことはなく、逆に怒られてばかりだった。

「……凄い!凄いわ!!やっぱりうちの子は天才よ!!キャー!!」

母さんんはぴょんぴょん跳ねた後大げさに喜んで俺を抱きしめてくれた。

俺は悪いことはしてなかったんだ、と言う安心感と、母さんに褒められ抱きしめられる、という二つの初体験をし、気恥ずかしさと嬉しさがこみ上げてきてまた泣きそうになってしまう。

そんな気持ちを誤魔化そうと俺は話を続ける。

「……詠唱しない事ってそんなにすごいことなの?」
「凄いなんてもんじゃないわ!無詠唱は宮廷魔導士でも難しいことなのよ!?私だって詠唱短縮はできても無詠唱はできないもの!!」

俺はよく分からなかったがとにかく凄いことをしているらしい。

詠唱破毀については本には書いてなかったがそのやり方のヒントは書いてあった。俺は「ウサギの初級魔法の本」に感謝しながら母さんの抱擁を味わっていた。

母さんは花の香りがし、なんだか落ち着く甘い香りもした。親子だからなのだろうか、こんなに安心して抱かれているのは。

前世で女性経験のない俺がこんなに美人な女の人に抱きしめられていたら僕は顔を真っ赤にして気絶していただろう。

「……母さん。無詠唱って何?」
「ああ、そうね。「詠唱破毀」っていうのは、詠唱をしないで魔法を使うことよ。それに対して「詠唱短縮」は詠唱を縮めて詠唱すること。例えば……。」

そう言うと母さんはやっと俺から離れて空に手を向ける。

「我が命に従え「ファイヤーボール」!!」

母さんは俺より少し大きな炎の球を上空に向け飛ばし、炎は俺のより高く速く飛び上空で爆散した。

「こんな感じね。チャールズにあの本を読ませて正解だったわね」
「あの本って「ウサギの初級魔法」の本?」
「そうよ。あの本はめったに出回らない本でね。未だに著者も不明なんだけどとても分かりやすく書いてあるのよ。私も小さいころあの本を読んで勉強したのよ?」
「確かにあの本は分かりやすかったね。魔法とはイメージで詠唱とは世界の理……だっけ?」

確かにあの本は分かりやすかった。魔法について細かく研究してある人が書いている本のようで、魔法が何なのか分からない人でも一から分かりやすく理解できる内容になっている。

魔法とは簡単に説明するとイメージであり、詠唱とは世界の理のようなものだ。

魔法は魔力を使ってイメージ次第でどんな使い方もできる、が、どんな人でも同じイメージをするはずなく、上手な人と下手な人がいるはずだ。詠唱はそんな人達にイメージしやすくするためにある。

例えば「炎よ、わが命に従い、玉となりて放て」だと読んで字のごとく皆が炎のボールをイメージする。そしてこの世界には見えない力があるようで、詠唱をするとイメージなしでも世界のルールに従い魔力が言葉に反応し、形を成してくれるそうだ。

「そうよ。でも世界の理、と言うよりフィリア様のお力ね」
「フィリア……様の?」

あのオカマ女神のおかげとはどういうことだろう……。

「あのね。この世界には魔物がいるのは知ってる?」
「うん。本に書いてあったからね。確か一万年前に大きな魔力爆発があって、それによって突然変異で現れた化け物でしょ?」
「ふふ。そうよ。そして一万年前に魔物が現れて人間はどんどん人口が減っていったの。そこでフィリア様は人間に新しい力を3つくれたの。一つ目が「詠唱」ね。誰でも魔法が正しく使えて魔物と戦えるようにって。二つ目が「無属性魔法」。力でも魔物と戦えるようにって。そして三つめが生活魔法ね」

「生活魔法」とはその名の通り生活を豊かにしてくれる魔法だ。

魔力量は人それぞれだが、生活魔法はほとんど魔力を使わずに誰でも使える魔法だ。
代表的なのが「クリーン」「ウォーター」「ファイヤー」だ。

「クリーン」は何故か生物だけに効く魔法でその体を清潔にしてくれ、そして何よりばい菌を消し去ってく入れるそうだ。
それによって昔流行った病気などにも皆かからなくなり清潔で安全な生活ができるようになったわけだ。

「ウォーター」と「ファイヤー」は読んで字のごとく火と水を出す魔法だ。

「ファイヤー」はマッチ棒をつけるくらいの炎だがそれで調理する時に薪に火をつけたりできる。「ウォーター」は水道の蛇口を少しひねった程度の水量だが生活用水や飲み水を出すことが出来る。

「へぇ……。フィリア、様って凄いんだね……。」
「凄いなんてもんじゃないわ!フィリア様は本当に私たちの事を考えてみてくださっていると思うの。「愛の女神」なんていわれているのよ。」

マッチョオッサンの愛か……。
皆本当のフィリアの姿を見たらどんな反応をするんだろう……。

「しかし本当に初級魔法は完璧ね。と言うか凄すぎるわ。本当に5歳児か疑いたくなるわ」

俺は思わず心臓が跳ね上がるのを感じたが、出来るだけ平静を装いニコッと笑って見せる。

ごめんよママン、本当は前世では15歳だったから足し算するともう20歳なんだ……。

「んもぉうちの子の笑顔が天使過ぎるー!!」

母さんは俺の笑顔を見て再び抱き着いてくる。どうやらこの人を騙すのは簡単なことらしい。
俺は母さんが気が済むまで撫でまわされて、母さんが離れるのを待った。

「さて、確かもう「身体強化魔法」と「魔力操作」はできるのよね?「光魔法」はどう?」
「んー一応できるけどまだ試したことはないんだ。あんまり怪我とかしないし」
「そうよねぇ。……ああ!じゃあノアに頼んでみようかしら!」
「ノア……?」
「ノアはね。この街の凄腕神父さんなのよ?どう?行ってみない?」
「……行きたい!!」

ノアがどんな人かは知らないが、俺は早く家の敷地から出てみたい、と言うのが本音だ。

うちでは5歳になるまで家の敷地から出てはいけないというルールがあった。過保護だな、と思うこともあったがこの世界は危険で溢れていると言う話を聞いて納得した。

街の外に出れば魔物はいるし、皆剣や魔法を使うから喧嘩になれば危険が伴う。

だがすでに精神年齢は20歳の俺には家から出れないのはとても退屈なことだった。

「じゃあ今日の目標の「初級魔法」はもう完璧だから訓練はここまでにしてお出かけしましょう」
「やったーー!!」

俺は年甲斐もなく(見た目は5歳児だが)はしゃぎ、それを母さんは「あらあら」と微笑ましく見ていた。俺達は父さんに事情を説明してから母さんと手をつなぎ家の敷地を出た。

家の周りには少し高めのブロック塀があったため外の景色を見るのはこれが本当に初めてだ。

「うわぁ……」

 外に出てそこ少し歩くとそこは本当にファンタジーの世界そのものだった。

 街並みは中世のヨーロッパのような雰囲気でレンガ調の家々が立ち並び、移動手段は徒歩か馬車のようだ、車や自転車などはない。大通りには屋台が並びそこら中からおいしそうな匂いが漂い、お肉や野菜などを焼く音や、客引きの声などで賑わっていた。

 道行く人々も特徴的な服や装備をしていた。
 恐らく冒険者の人達が、腰に剣や杖などを装備したり、背中に大きな大剣や斧を背負って歩いてる人たちもいる。

 まるでゲームの世界に迷い込んだ様な感覚に俺は年甲斐もなく胸が高まった。

「ふふ。そう言えば外に出るのは初めてよねチャールズは。どう?外の世界は?」
「……うん。なん凄い……」

 俺は思わずそんな言葉が出てしまった。

 母さんはそれを聞いて大笑い、「天才だけどやっぱり子供ね」と楽しそうに呟いていた。

 兎に角この街の人は誰もが生き生きとしている様に感じた。

 地球では誰もが時間に追われ、生きていても死んでいるような顔をした人が多かった印象だがここは違った。皆が本当に今を楽しんで生きている様に見え、俺は気づけば涙が出ていた。

 ……前世の俺は生きながらに死んでいた。

 ただ今日は殺されるかも、と怯えながら生きていた。
そんな自分が情けなく、そしてこの世界に来れて本当に良かったと改めて心から感謝した瞬間だった。

「ねえチャールズ。お父さんに内緒で何か食べちゃおっか?」
「……うん!食べたい!!」

 俺は母さんに見えないように涙を拭き、母さんを困らせないように笑顔で答える。

 俺は一度死んで、今はこの世界で、この人の子供として生きてるんだ。

 過去を忘れるなんてことはできないけど、今度の人生はしっかりやり直して幸せになるために生きると誓ったんだ。

 そのために今を楽しんで精一杯生きよう。

「おや?リリーじゃないか!そっちのちっこいのはもしかして……」

近くの屋台から母さんを呼ぶ声がしてそちらの方を見ると、美味しそうなサンドイッチを作りながら話しかけてきているお姉さんがいた。

「あら、ジェニス。ふふ。そうよ!この子が私達の自慢のチャールズよ!!どう?可愛いでしょ!?」
「ほー……。その子がいつもあんたが自慢していた子かい。確かに髪や顔立ちはアンソニーそっくりだが、目や鼻や、顔のパーツはあんたそっくりじゃないか」
「えへへー!!でしょでしょう?きっとこの子は将来モテモテになるわ!……まぁでも寄ってくる女は私が全員殺すけど!」
「はいはい。親馬鹿だね。親馬鹿すぎるね。よって来た女を殺すんじゃないよ全く。それで?今日はどこ行くんだい?」

 ジェニスは「今日はサービスしてあげる」とウィンクしながらサンドイッチを一つ手渡してくれた。

「あら。ありがとう。今日は教会に行こうと思って。この子をノアに紹介したくてね」
「協会?なんだい神父にでもならせる気かい?あたしはてっきりあんた達の子だから冒険者にでもならせるのかと……」
「違うわよ。この子に光魔法を教えてもらう為にね」
「ああ、なるほど。そう言えばこの子、チャールズって言ったっけ?もう魔法が使えるんだって?」
「そうなのよー!!今日もねー……」

 なるほど。

 女性の世間話が長いのは世界が違っても共通らしい。
 俺は二人の話を聞きながらサンドイッチを食べ、辺りを見渡す。俺にとって全てが新しく、行きかう人々を見ているだけで全然飽きなかった。

 因みにサンドイッチはとても美味しく、母さん達の話は30分以上続いた……。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業

ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。

初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!

霜月雹花
ファンタジー
 神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。  神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。 書籍8巻11月24日発売します。 漫画版2巻まで発売中。

天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生

西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。 彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。 精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。 晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。 死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。 「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」 晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

処理中です...