19 / 26
~第三幕~
呪后再生 Chapter.2
赤の微睡みで出会う。
対峙する。
運命の二人が……。
忌まわしき女王の姿が在るワケではない。
そこは茫洋たる赤だけが撹拌されている異次元であった。
ヴァレリア独りが立ち尽くす虚空。
だが、いる。
それを直感に感ずればこそ、ヴァレリアは周囲へ向けた呼び掛けを発するのであった。
「よぉ、ようやく遭えたな? 〈呪后〉」
応えるは淀む赤。
──ヴァレリアとか言ったか。
──我を前にして臆せぬとは……そこそこの女傑のようだ。
──フフフ……気に入った。
──とはいえ、些末な翡翠石に過ぎぬが。
やはり、そうであった。
この空間自体が呪后。
或いは、実体無き不定形が漂っているのやもしれぬ。
魂か……霊か……いずれにせよ意識体である。
だとしても〈呪后〉である事には変わりない。
確固たる本人であるのならば、論を交わすには充分な状況だ。
別段、交渉に肉体は必要無い。
「呪后、オマエには色々と訊きたい事がある」
──訊きたい事?
「性分でな。謎は解き明かしておきてぇんだ」
──善かろう。
「まず……何故、エレンに憑依した?」
──エレン?
「アタシの妹だ」
──妹?
──フフフ……成程。
納得の悦に空間が淀む。
ヴァレリアにしてみれば薄気味悪さを孕む腹立たしさだ。
「答えろ」
──違うな。
「何?」
──オマエだ。
「あん?」
──我が働き掛けたのは、オマエだ。
「はぁ? オイオイ、微塵も身に覚えが無ぇぞ?」
──そう……。
──そもそも我が働き掛けたのはオマエ。
──だが、それはオマエではなく妹に作用した。
──おそらくは〝繋がり〟か。
「あん? 意味解らねぇぞ?」
──オマエ達〝姉妹〟は心底にて強く通じている。
──繋がっている。
──無自覚な共感。
「おいおい? まさか〈他心通〉とでも言うつもりじゃねえだろうな? 言っておくが、アタシは〈超能力者〉じゃねえぞ?」
──心当たりはあるはずだ。
「だから! 無えって言ってんだろ!」
──いいや。
──その兆候は過去にもあったはずだ。
──ただ失念しているだけ……。
──或いは自覚に無いだけ……。
──フフフ……。
「しつこいな! アタシもエレンも〈魔力〉だの〈呪力〉だのは関係ねぇ! ただの人……間──」
ふと言い淀む。
心当りが芽生えればこそ。
(そう言えば……何故、アタシはエレンの居場所が分かる? それも的確に?)
真っ先に思い浮かべたのは、幼少期の思い出だ。
まだ幼かったエレンが、ふらふらと街へ徘徊した日……。
捜索に戸惑っていたら、間違いなく〈デッド〉の晩餐と喰われていた日……。
あの時、何故〝エレンの居場所〟が察知出来た?
何故、根拠も無く確信めいていた?
山勘──虫の知らせ──そうしたものだと捉えてきた。
しかし、違ったとしたら?
否、そちらの方が説得力に足る。
理路整然と合理性に在る。
とはいえ、そう易々と受け入れられるはずもない。
これまでの人生に於いて、実感を抱いた事など無いのだから。
超常的体感などは!
(まさか……そんな?)
過去の局面から否定要素を探るも、それを否定する現実だけが脳裏を占めていく。
(この間の再会も、そうだ。確かにエレンが〈エジプト考古学博物館〉に勤務しているのは先刻承知だが……何故か迷いなく「今いる」と確信を抱いていた。欠勤や早退の可能性を、まったく視野に入れず……然も確約当然であるかのように……)
次々と湯水のように涌く不自然。
(その前も……あの時も……あの時も! 総てに於いて〝エレンの不在〟を考慮した覚えが無い! 遡れば、幼少の時分から! そして、必ずエレンはいた! 会えた! 難無く!)
それだけではない!
(アイツが悩んでいる時……悲しんでいる時……その原因を察する事が出来た。そして、いざ相談に乗ってみればドンピシャだ。あの頃は〝姉だからこそ妹の性格を熟知していて当然〟と考えていたが……もしも、精神が繋がっていたとしたら?)
──フフフ……揺らいでおるな?
──心当りに触ったか?
「……うるせぇ」
──認めるしかあるまい。
──過去は現実の証言だ。
──オマエなら解るであろう?
──そう……。
──古代の歴史を紐解いてきたオマエなら……。
「うるせえって言ってんだろ!」
──その過敏こそが答よ。
──魂の共鳴。
──フフフ……。
(クソッタレ!)
腹立たしい。
忌々しい。
逃げ道を封鎖する的確な指摘であればこそ……。
然れど、同時にゾッとする。
その万事を見透かしたかのような観察は……。
挙動ではない。
魂そのものを見透かされているかのような……。
「……何故、アタシだ? テメェと何の因果性がある?」
──別にオマエだろうが〈妹〉だろうが、誰であろうが構わぬ。
──たまたま霊の波長が合っただけの事。
──そう、誰でも構わぬ。
──誰でも……。
「……だとしても、不自然だな?」
──不自然?
「ああ、根本的に不自然だ」
──フフフ……面白いヤツだ。
──依然、我に対する畏敬を抱かずして、それどころか問答に興じようとする。
──つくづく女傑たる気質のようだ。
「言ったろ? 謎は解き明かしておきてぇ性分なのさ」
──善かろう。
──申してみよ。
「オマエがアタシへと働き掛けていたとして……だとしたら、何故エレンだ? どうして、きれいさっぱりエレンへと流れた? 仮に〝姉妹の絆〟とやらだとしても、そもそも何故アタシには爪の先程も体感を生じないままだ? 無害だぜ? なのに何故、ダイレクトにエレンへと流された?」
──霊力。
「あん?」
──お前の方が潜在霊力が高い故、宛ら結界を鎧に纏ったかのように弾かれた。
──そして、その思念は湖面写しの鏡像へと行先を推移した。
──即ち、妹。
「有り得ねぇな」
──ほう?
「アタシは変哲もない一般人だ。霊力なんざ備わってねぇ。無論、エレンもな。なのに何故、結界の鎧だ?」
──無自覚。
──然れど、確実に備わっている。
──その要因……。
──妹との差異……。
──おそらくは……。
「何だ?」
──いいや……フフフ……。
(チッ! 乗っては来ないか)
化かし合い。
双方、腹の底を隠しつつ、相手の懐を探っていた。
とはいえ、分が悪い──ヴァレリアは癪を咬む。
相手は強大無比な魔性である。
おまけに此処は、おそらく彼女そのものだ。
その気になれば隠し事などガラス張りも同然であろう。
だからこそ、隙や動揺を見せてはならない……僅かでも。
その自己警鐘を胸に、ヴァレリアは対話の推移を謀った。
「目的は? 何故、エレンにエジプト神のアイテムを盗ませた……いや、アタシに盗ませようとした? 例の幻夢支配は、そのためだよな?」
──察しているのであろう?
──貴様の魂が揺らぎない憤りに燃え盛っておる。
「……やはり現世復活か」
──結界。
「あん? 結界?」
──我が魂はエジプト神達の結界によって厳重に隔離されている。
──現世復活を阻止せんが為にな。
──それを崩壊させるには、各神々の結界支配力を破らねばならぬ。
──故に現実世界からの干渉に試みたのだ。
「つまり、あの〈エジプト神の遺物〉が〝封印の要〟ってか?」
──如何にも。
──或いは封印を支える〝神力の柱〟か。
──それら全てを具に破らねば封印を解放する事は叶わぬ。
──故に主立った神々の封印たる要を、オマエの妹とやらに集めさせた。
──もっとも、働き掛けたのはオマエであったがな。
──そう、本来はオマエが為すべき事であった。
「ハッ! ンな口八丁を鵜呑みにするかよ」
──虚偽ではない。
「じゃあ、何でテメェはエレンに……アタシ達に、ちょっかい出せたんだ? 神々の結界とやらに幽閉されていながらよォ?」
──霊だ。
──確かに我が魂は神力結界へと封じられているが、霊は現世に隔離されている。それを以てすれば、現世へと介入して事を動かすも可能……揺さぶり程度ではあるがな。
「羽根……か」
──如何にも。
「ヘッ……現状にして思えば、あの〈羽根〉も盗ませたってワケか。アタシに見つかるように導きを仕向けて」
──オマエが、あの墓へと立ち入ったのは偶然だが……実に好機ではあった。
──何せ我が霊の間近だ。
──幻夢支配こそ叶わなかったが、深層意識に働き掛ける事は出来た。
──フフフ……。
「よく言うぜ。その割には〈ミイラ男〉なんざを差し向けやがってよぉ? おかげで、こちとら一苦労だ」
──アレを配備せしは、我ではない。
──王族……或いは神官共が、神々の……殊に〈冥界神オシリス〉の力に縋って生み出した呪怪。
──不遜な侵入者を排斥せんが為に。
(成程な。だから、ありとあらゆる王墓にアイツは配備されている。そして、配備目的が〝王墓の警護〟に特化しているからこそ、表には出ない……か)
だとすれば納得にも足る。
(そいつを知っていたからこそ、竜牙戦士……いや〈ギリシア勇軍〉は見逃していた。表に出ないとなれば、別段脅威ではないからな。むしろ下手に王墓内でやらかしゃあ、エジプト神を悪戯に刺激する事になる。だから、看過していた。いや、逆に都合が良かったのか? 放置しておけば、勝手に墓荒しを排除してくれるからな)
とはいえ軟化策もいいところだ。
普段から神話の威光を誇示する領軍にしては、不甲斐ない体たらく。
笑える。
──そして、我の散在封印地に於いては、その不可侵神域を保持する為。
──そこまでして、我を復活させたくはなかったのであろう。
「で、首尾良く盗ませた後は、その条件が、より強固になるって寸法か。アタシ自身が肌身放さず忍ばせていたんだからな。そりゃ常態的に干渉影響下だ」
──如何にも。
「あの時……エレンが〈羽根〉を預かろうと申し出た時、アタシは拒んだ。何故かな。あれもオマエの差し金ってワケか」
──いいや。
「あ?」
──確かに、その流れは我も感知していた。
──しかし、拒んだのはオマエ自身の意思。
──我ではない。
「アタシが?」
──解らぬでもない。
──オマエは我の時代に……オマエ達の言う『考古学』とやらに偏執しておったからな。
──格好の奇異対象を手放したくはあるまい。
──だが、結果として好転ではあった。
──おかげでオマエに干渉する機会は常態的に得られ、尚且つ、小賢しい不遜者の手へと渡らずに済んだ。
口にされた途端、その存在にカッと血が昇る!
「イムリス!」
──そう名乗っていたな……オマエ達の前では。
──だが、貴奴こそが黒幕よ。
──即ち〈スメンクカーラー〉……。
「な……に?」
──気付かなかったか?
──愚かなものよ。
──フフフ……。
「オマエ、知っていたのか? イムリス……いや、スメンクカーラーの事を?」
──無論。
──巧みに容貌を変え、偽名を名乗ったとしても、色までは変えられぬ。
「色?」
──魂の色……霊の色……つまりは、貴奴の本質。
「よく解らねぇが……要するに〝魂の波動〟みてぇなモンか?」
──好きに呼べば善い。
──いずれにせよヤツの色はドス黒く淀み、そして貧弱だ。
「貧弱? それだけ悪質だっていうのに?」
──黒は深い。
──触れた他色を呑み潰す程にな。
──だが、貧弱だ。
──少なくとも、我の前では。
──フフフ……。
静かなる含み笑いは絶大なる自信の裏打ち。
労せずスメンクカーラーをも下せるという自信。
その脅威性を感受出来るからこそ、さすがのヴァレリアも慄然を咬むのであった。
だがしかし、それは出すまい。
(相手は〈呪后〉──悟られては不利に働く。弱味を見せれば呑まれる。立場は対等以上でなければならない……少なくとも上辺だけでも)
これはヴァレリアの気丈だからこそ為し得る虚勢でもある。
並の人間ならば〈呪后〉相手に対等の立ち位置で交渉する事すら不可能。
奥気にも出さず平静を装えるのは、ヤバい相手との交渉を幾度となくこなしてきたからだ。
牽制を帯びた化かし合い。
場数慣れだ。
謀らずも幼少から裏社会で生き延びてきた経験値が活きた。
「じゃあ、察しているよな? アイツの目的を?」
──ジャジャ・エム・アンクか。
「ああ。確か、第四王朝縁と吟われている伝説の大魔術師だったよな?」
──よくぞ知っていたものよ。
──後世の身に在りながら。
「生憎、オカルトは得意分野じゃねえがな。史実にも遺されていない大魔術師様なんざ実在したかどうかもマユツバ臭ぇ……だが、否定もしないさね」
──ほう?
「事実、オマエがいる」
──……フフフ。
「オマエだけじゃねぇ。あの〈スメンクカーラー〉も実在していれば、ギリシア神話の勇者様とやらも御降臨だ。そうでなくても世を見渡せば、怪物共が大手を振った蹂躙に隷属支配──それが闇暦……いまさらだ」
──そのようだな。
──我が眠りに就いている間に世界は変わった。
──二度変わった。
──ひとつめは〈科学〉とやらを根にした文明の氾濫。
──その結果、人々は慢心に〈神〉を忘れた。
──畏敬を忘れた。
──世は欲望のまま飽食に潰され続けた。
──ふたつめは〈闇暦〉とかいう常闇の顕現。
──即ち、現状。
──我には報復にも映る。
──そう、慢心溺れの盲目に対する逆襲。
──愚者への罰。
──粛正。
──愚かしい。
──どちらも。
「オマエはどっちだ?」
──……。
「神々への不敬者か? それとも人間に対する粛正者か?」
──どちらでもない。
──些末だ。
──どうでも善い。
「何にしても残念だったな? オマエが肉体の代替としていた〈宿り木〉は──即ち〈錫杖〉は、もう無ぇ。イムリス……いや、スメンクカーラーがブッ壊しちまった。つまり、現状のオマエは宙ぶらりんだ」
──フフフ……ハハハハハハハ!
「何だ? 何を笑っていやがる?」
──フフフ……いや、何……トンだ間抜け共であったが故にな。
「ああ?」
──オマエも……だが、何よりもスメンクカーラーが、ここまで愚かしいとは……クックックッ。
──短絡。
──実に短絡。
──短絡にして無知過ぎる。
──よもや、このような白痴者に警視を巡らせておったとは……我もまた愚かしいというものよ。
「だから、何を言ってやがる!」
──アレは我が呪力の象徴にして発現具。
──それ以上でも以下でもない。
──それを〈宿り木〉などと……。
──愚かしい。
「な……に?」
──だが……結果として予期せぬ好転ではあったか。
──おかげで、より強まった。
「あ? 何がだ!」
──……フフフ。
(コイツ……何を隠してやがる?)
得体の知れない不安を噛む。
とはいえ、明かす流れにはあるまい。
これまでの問答で肌に感じたが、呪后は化かし合いにも長けている。
──ともあれ、アレは〈呪具〉に過ぎん。
──壊されたなら再修復すれば善いだけの話。
──そして、我ならば可能。
──造作もない。
(どういう事だ? 魂は、神々の結界とやらに封印されている──霊は、あの〈黄金羽根〉に内包されている──だとしたら、肉体は? 現実顕現の依り代となる媒体は?)
そして、ハッと思い当たった!
(待てよ! 霊が〈黄金羽根〉に内包されているとしたら、肉体は必要ないのか? 仮初とはいえ物質的封印に内在しているならば、帰巣的用途の〈宿り木〉は必要としない!)
おそらく、その推測に間違いはない……そう確信しつつも、それによって産み落とされた新たな疑問がふたつ。
「仮に、そうだとして……仮にオマエの話が本当だとして、いざ現世復活を試みた際に実質的な肉体は、どうするつもりだった? その際には、さすがに必要不可欠となるはずだぜ? それに封印とやらだ……魂を収監した封印は何処に在る?」
──答えてやろう。
──まずは〈封印〉……それこそは此処よ。
「此処が……封印地?」
改めて周囲を見渡すも、そこは果てなく茫洋の赤が広がるだけの世界。
「実際には何処だよ? そもそもアタシは〈玄室〉の……石柩の中にいた。それが、どうして此処に?」
──物質的概念に捕われては知り得ぬぞ?
──此処は何処にでも在り、何処にも存在しない世界よ。
自虐含みの口角が上がる。
「つまり〈精神世界〉って事か? それとも〝あの世〟か?」
──好きに呼べば善い。
──何処にも存在せず、何処にでも在る。
──それが霊的世界の理……。
「ふぅん? じゃあ、この監獄が在る限りオマエは出て来れないってワケだ」
──いいや、封印は解かれた。
──首尾は上々に好転した。
「あ? まだ集めただけだろうが? 神々の結界物とやらは?」
──そうか……オマエは知り得ぬか。
──不在に起きた事故……。
──封印具は破壊された。
「な……に?」
──スメンクカーラーの信徒に依るものであった。
──確か〈黒き栄光〉とか名乗ったか。
「まさか……婆さんか?」
──手引きは……な。
──そして、最大の難関たる封印は〈冥界神オシリス〉の神力のみであったが……それも解放された。
──オマエ自身の手によって。
「オシリスだと?」
思い当たる!
呪后の玄室へと通じていた隠し通路の壁画を!
「っ! テメエ……ハメやがったな!」
──フフフ……褒めてやろう。
──オマエが立ち入った事で聖域は汚され、その封印神力も開放に霧散した。
「テメェ!」
まんまとハメられた!
ただ単に誘導されていたのではない!
それ自体が封印を御破算とする画策であった!
──さて、続けて〈肉体〉だ。
──とは言え、概ねはスメンクカーラーから聞いておったであろうが……。
「っ! まさか……エレンを!」
──いいや。
──確かに〝現世の資格者を代替とする〟という策は同じだ。
──貴奴と同じ着想というのは腹立たしくもあるが……。
──だが、アレは我が器として弱過ぎる。
──貧弱過ぎる。
──到底、我を宿して堪えられまい。
──我が膨大なる〈魂〉には……。
「そ……そうか」
ホッと胸を撫で下ろす。
とりあえず妹の安全は確約された。
呪后自ら気乗りしていないのだから間違いないだろう。
だが、そうすると?
「じゃあ、オマエの器は?」
向けられた怪訝に、淀む赤は喜悦めいた胎動を刻む……。
──オマエだ。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
妻に不倫され間男にクビ宣告された俺、宝くじ10億円当たって防音タワマンでバ美肉VTuberデビューしたら人生爆逆転
小林一咲
ライト文芸
不倫妻に捨てられ、会社もクビ。
人生の底に落ちたアラフォー社畜・恩塚聖士は、偶然買った宝くじで“非課税10億円”を当ててしまう。
防音タワマン、最強機材、そしてバ美肉VTuber「姫宮みこと」として新たな人生が始まる。
どん底からの逆転劇は、やがて裏切った者たちの運命も巻き込んでいく――。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
